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会社案内・IR情報

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東宝ホーム 本社会社案内・IR情報社長の月刊Blog
令和4年10月14日 便利な時代こそ
スマホが普及しだしてから何年になるのだろう。
電車などで文庫本や新聞を見る人を全く見なくなった。ほとんどスマホを見ているか、
いじっている。
どんな内容を見ているのか、ふと目に留まることがある。漫画であったり、ゲームであったり、ライン
あったり、様々である。
私も時々、メッセージ確認のためスマホを見る。色々な点で便利である。仕事にもプライ
ベートにも時間を無駄にすることなく使える。不明な事もすぐに調べられる。
万能の通信手段兼百科事典兼現在情報検索機器です。
スマホの利用頻度上がるにつけ、人と人との礼節が失われている気配も感じる。
対面して、話す大切さ、表情や態度で相手の心の中をおもんぱかる心の深さ、なにか人とし
ての重要な部分が壊れていっている危険さをスマホに感じる。
マッチングアプリとかで人と出会う。その出会いで事件が起きる。
赤の他人とそんな方法で出会い、そこに危険さを感じないのか、仕掛ける方も悪人だが、
罠にかかる方もどこか間違っていないのか、その人の周辺には対面して話し合える人は
いなかったのか?
理解に苦しむ。昔の歌で、駅で待ち合わせ、時間が過ぎても来ないので、駅の伝言板に先に行くと書いて
相手に伝えるという歌詞があった。
通信手段は超原始的であった。
恋人に電話する時も、彼女の家族に自分の姓名を告げて取り次いでもらう。
手紙も自宅に出す。当然どのくらいの頻度でやり取りがあっているのか家族は全部
知っている。隠れてできればいいなぁと思ったが、今になって思えば、これも社会人と
自立を促した要素かもしれない。
スマホで個人間の連絡が普通になり、突発事件で計画変更になってもすぐさま連絡
できる。便利である。
でも、計画が杜撰になりがち、変更ありきの緩いものになり、精度が悪くなっている。
結局生産性の低下すら引き起こしている。
尚且つ、人とのコミニュケーションが疎になっているため、ヒュウマンエラーが多発する。
便利な物が、不都合なものになっている。
便利な時代こそ、人間性の回復に努めなければと感じる。

2022.10.14 19:15 | 固定リンク
令和4年9月1日 能登演劇堂

前職の時代に、定年後の話題になり、ある人はヨットが趣味、山登りやキャンプが趣味、
旅行が好きとか、周囲の人がよく話していた。
私に没頭できる趣味がないのを心配してくれた。自分には余計な心配と思っていたが
適当に話しを合わせた。無いなら無いでその時に何とかなるといつも思っていた。
頭の中はいつも仕事のことで、仕事のことを考えるのが楽しいし、やりがいを感じていた。
今の会社に転職し、ずっと仕事のことを考え、実行できるのはありがたいと思っている。
今の年齢が75歳、未だに最前線の感覚である。生涯現役とはこのような事をいうのであろ
うと考えている。
このような生活の中で、つかの間の無心の世界は、映画鑑賞と観劇である。
暗闇の中で、スクリーンか舞台だけが明るい。そのスポットに集中できる。
没頭できる趣味領域まではいかないが、好きな時間である。
夏休みを取っていなかったので、9月16日休みを取り、石川県能登の能登演劇堂、仲代
達矢の劇を観に行く。
交通の便が極めて悪い、JRで7時間余りかかる。なんでそんな不便なところに、仲代が主宰
する、無名塾の観劇場を造ったのか。訪れて感じてみたいと思う。
仲代89歳、最後の劇になるかもしれない。演目は『いのちぼうにふろう物語』山本周五郎の
作品を仲代の奥様が脚色している。奥様は7年前に他界、最後の出演になるかもしれない
作品に奥様の脚色したものを演じる。何かそこにも引かれる。観劇して感じたいと思い、
思い立った。
2泊3日の観劇旅行である。
その道をずっとやり続ける人に魅力を感じる。
京セラの稲盛和夫氏が8月24日に亡くなったと報道があった。尊敬していた人物、仲代と
ほぼ年代。どちらも一途にやり続け、やり通した。
私とは器の大きさは違うが、仲代氏や稲盛氏の様な人生を送れたらと思う。

2022.09.02 10:41 | 固定リンク
令和4年8月5日 小林一茶

本当に暑い日が続きます。連日です。
アメリカでは大火災、日本では大洪水、それ以外は酷暑。
温暖化の影響なのか?地球の歴史の過程の一場面なのか、分かりませんが、科学の推測では
カーボンの過剰放出による温暖化現象。
みんなの協力でゼロカーボンを目指さないといけません。

先日社内会議をしていた時、夏の温度の話になり、若い女性社員が、『私の若いころ、夏の
温度が30度を超える日なんかあまりなかった。』と言いました。そういえば私の10代のころ、
夏の気温は28度くらいが最高で30度にもなれば死にそうという会話でした。
あと数年して更に若い新入社員が入ってくると34度35度は当たり前の世界になり、夏の
温度の話しでそれぞれの年齢を推測できると笑い合いました。

私は四国愛媛の松山市出身です。
松山は正岡子規の古里という事もあり、街のいたるところに俳句の投函箱が設置されています。
私は俳句を作った事もなく、教科書で習った俳句を暗記している程度です。
先日新聞に小林一茶の句が出ていました。
小林一茶は俳人として有名で、一茶の句では『痩せガエル 負けるな一茶 ここにあり』を
思い出すくらいです。
新聞に掲載されていた句は
『投げ出した  足の先なり  雲の峰』
『蟻の道  雲の峰より  つづきけり』
夏の入道雲を雲の峰と言い、それに対比して、足の先とか蟻の道とかを持ってくる。
大小の対比、奥行のある描写、日常の観察眼、観察した物体の表し方、すごいと感じました。
ユーモアと陽気さが句から溢れ出していて、ウ~ンと唸りました。
今は仕事のことしか頭になく、何事も仕事に結び付けて考えることが習慣になっていますが、
この句に会って、もっとゆとりがないと仕事も人生も完成しないのでは・・・
と感じさせられました。

2022.08.05 13:56 | 固定リンク
令和4年7月9日 動物に進化

仰天ニュースが飛び込んできた。
安倍元総理が銃弾で倒れた。
誰が・・・?なぜ・・・?どこで・・・?
あってはいけないことが起きる。世の中狂っているのでは。
自分の価値観と違うからといって、他人の命まで奪う権利はない。
他人の未来を奪う権利など誰も持たない。神でさえ持てない。
それなのに、いとも簡単に奪われる。
安倍元総理だけでない。何もいえない乳飲み子。抵抗できない弱者。
国レベルでもある。ウクライナとロシア。武器大国、原子爆弾大国のロシアが
ウクライナを侵略する。
他人の命である。他人の命まで支配できる権利など誰も持たない。
しかし、現実には個人も国もこのような危険が隣に潜んでいる。
価値観、イデオロギー、人種、肌の色の違い、歴史の違い、いろいろ理由付けすれば
言い分はあるかもしれない。
でもそれらは自分のこじつけ、自分の理由。こじつけのため人の命を侵す権利など誰も
持っていない。

でも、人間という生き物は自分の独りよがりの価値観のために他人を命をためらいもなく
奪う。
動物は自分の生命維持のため、食料として他の生物を殺すことがある。
それは自然の摂理、自然のサイクルの一環として、仕方のないこと。それが自然だから。
人間は違う。生存のためでなく、自分の価値観、自分の欲得。

個人も国も、他人の命を脅かすことがあってはいけない。
表現の自由、行動の自由は制限される倫理観が必要。
ネット上の誹謗中傷、生活上の自分の欲得のために他人の心や身体を殺傷する。
人間は社会的動物だと言われているが、動物の方がずっと社会的。自分の価値観で
他人を殺傷しない。
人間は自分の子供、自分の家族、自分の仲間を愛する、動物的人間に進化しないと。
動物に進化する人間、こんな事を感じてしまいます。

もし自分が今の自分に生まれず、ウクライナ人に生まれていたら、香港人に生まれていたら、
人でなく、ウサギや馬、牛、クマに生まれていたら、あるいは草花や野菜に生まれて
いたら…。
どこに生まれ、何に生まれ変われることなど分からない。だから目の前にいる、人、
動物、草花に感謝をし、大切にしないと。
こんな気持ちを持つと人間が純粋な動物に進化できると確信している。
そうすれば、戦争も、個人攻撃も、無くなるのでは。

安倍元総理、大変な時代に国民を引っ張てくれてありがとうございました。
安らかにお休みください。
合掌

2022.07.09 14:53 | 固定リンク
令和4年6月10日 大河への道
月に2回ほどのペースで映画館に足を運ぶ。
漆黒の暗闇、胸に迫る音響、その映画に没頭できる。
考えてみると没頭できる空間や時間の環境はあまり無いように思える。
演劇や映画は限られた時間自分を忘れることができ、その画面の中に入ってしまえる唯一
の没頭アイテムのように感じている。
音楽のライブなども同じようなのであろうが、その方向の趣味も経験もないので、もっぱら
映画時々演劇が自分の趣味といえるものであろう。かといって深い見識もないので、良かっ
た、面白かった、面白くなかった程度の評論しかできない。
高校時代は、吉永小百合の学園物映画に夢中になり、吉永小百合の恋人役が自分であるような
高揚感で映画館を出たものである。
『男はつらいよ』のふうてんの寅さんの様ないつも片思い、相手は天下の吉永小百合で
あるので、当然と言えば当然なのであるが、映画館を出た時は小百合の恋人、少し経てば
相手は雲の人。
まさに片想いの 車 寅次郎 そのものであった。
先日の休みも二日間連チャンで映画を観た。
『トップガン』ともう一つは『大河への道』
大河への道は、ぜひとも観ていただきたい映画です。
アカデミー賞で有名になった『ドライブ マイ・カー』よりも数段面白い。
映画のエンターテーメント性なども考慮に入れると私は『大河への道』に軍配を上げる。
内容は、千葉県香取市の観光産業アップのために地元出身の伊能忠敬を売り出そうとする
場面より始まり、売り出すための手段として、NHKの大河ドラマに『伊能忠敬物語』を取
り上げてもらおうという内容である。
日本地図を完成させたのは伊能忠敬が死んだ後なので、完成日と死亡日のつじつまが合わ
ない所から、劇が展開し、笑いあり、涙あり、少しハラハラする場面あり、テンポもよく、
出演者の演技力も秀逸。
中井喜一、北川景子、橋爪功、松山ケンイチ、平田満、西村としひこ、
演劇であればスタンディングオベーション、間違いなし、カーテンコール3回はあるはず
の映画です。
是非とも劇場で鑑賞してもらいたいと思っています。
尚、原作は落語家の立川志の輔さんです。
2022.06.10 11:07 | 固定リンク