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東宝ホーム 本社会社案内・IR情報社長の月刊Blog
令和6年1月26日 同期会『北斗18星 新年会』

私も家内も愛媛県松山市の出身である。高校は違うが2学年後輩が彼女である。
出身校の東京支部の方々が毎年新年会を行っている。
会の名前が『北斗18星』 北斗は学校名が北高校だったから、同窓会の本部名が
『北斗』なので、北高校の18期生という由来から、この名前を付けたのだと思う。
家内も招待を受け、何年か前から参加させてもらっている。
詳しい内容は分からなかったが、楽しそうだったし、次の会合を楽しみにしていた。
遠方から来るのは、家内と大阪の二人だということは聞いていた。
お金と時間をかけて行くのであるから、よっぽど楽しかったのだと思う。
1月24日(水)その会があると聞いたので、部外者であるが参加させてもらいたいと
お願いし、快諾をいただいた。
家内の幼少時、高校時代、現在の写真や遺影を持って参加した。
皆さん、飾り気がなく、きさくですぐに打ち解けることができた。
みんなそれぞれ彼女の想い出を語ってくれ、有難かった。
存命中は彼女の過去のことなど知ろうともしなかったし、昔のアルバムを見ること
もなかった。
亡くなってから、写真を探すし、走り書きしたメモまで大切に保管している。
高校の修学旅行のアルバムに書かれた感想文、成人式の文章、婦人の友の会に寄せ
た文など今は私の宝物になっている。
二次会でカラオケに行った。
舟木一夫の『学園広場』の合唱で始まり、面々が全員が知っている歌謡曲中心の
カラオケ大会、ほっとする。若い人たちとカラオケに行くとアップテンポのリズム
で歌う曲ばかりで、私にはまったくの不知のもの、メロディと歌詞をかみしめるよ
うな曲など皆無。
同世代の人だけのカラオケは初めてであったが、この空気感は最高と思った。
彼女もこの空気感が好きで、いつも参加していたのだと直感した。
高校生のような老人軍団がそれぞれに、みんなが知っている歌を歌う。
知っている歌を聞く安心感。

大学生の頃、歌声喫茶というのがあった。今から思うとおかしいが、店の中で全員
がロシア民謡を合唱する。全体でいる安心感があった。その後、個人中心の世の中、
私らしく生きたいなどいう面々が増えて、プライバシー尊重で他人のことに関わっ
てはいけない風潮。名簿も禁止。
どちらかと言えば『我まま民主主義』
困っていても助けることもできず、セクハラ、パワハラでつるし上げられる危険も。
ますます、見て見ぬふり。こんなことで世の中いいのであろうか。
災害の時だけボランティア、その時はプライバシーは棚上げ。
今回の同期会に参加して、友情とはある程度個人の中に入り込み、かつ相互尊重が
ある、このような環境を指すのではと思った。
完全に助けられることはできないが、自分で助けられる範囲は助け、その仲間が多
くなれば大きな力になる。
助けられる人もそのうち助ける側に回れるように頑張る。
このような世の中の仕組みができるのではと、この同期会で感じた。
今のような世間の在り方では全体が考える文殊の知恵が発揮されない。
詐欺やユーチューブでひと山当ててやろうとするセコイ人間だけになるのでは?
こんな疑問を感じた。
結局、昔は良かったという風になるのであるが、昔は相手にきちんと向き合って
自分の意見を言った。スマホ越しの会話でなく、目と目を見て話した。
助ける人間かそうしてもダメな人間かの区別もできた。

カラオケの最後は『ふるさと』の合唱で終わった。
ウサギ追いしあの山、小鮒釣りしこの川、・・・
ふるさとである。
ふるさとの山に向かいて  云うことなし
ふるさとの山は  ありがたきかな

2024.01.27 15:19