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東宝ホーム 本社会社案内・IR情報社長の月刊Blog
令和4年9月1日 能登演劇堂

前職の時代に、定年後の話題になり、ある人はヨットが趣味、山登りやキャンプが趣味、
旅行が好きとか、周囲の人がよく話していた。
私に没頭できる趣味がないのを心配してくれた。自分には余計な心配と思っていたが
適当に話しを合わせた。無いなら無いでその時に何とかなるといつも思っていた。
頭の中はいつも仕事のことで、仕事のことを考えるのが楽しいし、やりがいを感じていた。
今の会社に転職し、ずっと仕事のことを考え、実行できるのはありがたいと思っている。
今の年齢が75歳、未だに最前線の感覚である。生涯現役とはこのような事をいうのであろ
うと考えている。
このような生活の中で、つかの間の無心の世界は、映画鑑賞と観劇である。
暗闇の中で、スクリーンか舞台だけが明るい。そのスポットに集中できる。
没頭できる趣味領域まではいかないが、好きな時間である。
夏休みを取っていなかったので、9月16日休みを取り、石川県能登の能登演劇堂、仲代
達矢の劇を観に行く。
交通の便が極めて悪い、JRで7時間余りかかる。なんでそんな不便なところに、仲代が主宰
する、無名塾の観劇場を造ったのか。訪れて感じてみたいと思う。
仲代89歳、最後の劇になるかもしれない。演目は『いのちぼうにふろう物語』山本周五郎の
作品を仲代の奥様が脚色している。奥様は7年前に他界、最後の出演になるかもしれない
作品に奥様の脚色したものを演じる。何かそこにも引かれる。観劇して感じたいと思い、
思い立った。
2泊3日の観劇旅行である。
その道をずっとやり続ける人に魅力を感じる。
京セラの稲盛和夫氏が8月24日に亡くなったと報道があった。尊敬していた人物、仲代と
ほぼ年代。どちらも一途にやり続け、やり通した。
私とは器の大きさは違うが、仲代氏や稲盛氏の様な人生を送れたらと思う。

2022.09.02 10:41