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東宝ホーム 本社会社案内・IR情報社長の月刊Blog
令和2年1月9日 男はつらいよ(ふうてんの寅さん)

明けましておめでとうございます。
今年の正月も例年通り、故郷の松山で迎えました。
兄弟が年を重ね、これから会える機会が少なくなるのと思いから、『正月は松山で』というのが暗黙の了解になってきたようです。
妹は千葉から、私は小倉から、長兄と末の弟は松山在住です。
両親は他界していますので、兄の家でテレビ漬けの正月です。
松山での楽しみは、温泉です。
温泉の成分なのか、沸かし湯と全く違い、肌がつるつるしますし、湯冷めしません。
松山にいるときは、温泉の価値など全く感じませんでしたが、別の土地に暮らし、年齢を重ねるほど、松山のありがたさを感じます。

4日の朝、小倉に帰り、すぐさま『男はつらいよ。50』を観に行きました。
渥美清が亡くなってしばらくになるのに、彼が主演する映画をどのように作るのか興味になっていました。
今までのストーリーの延長線上に物語が構成されており、素晴らしい発想力、さすが山田洋二監督と思いました。
昔見た、寅さんのマドンナの場面もたくさん流れ、懐かしさもこみ上げてきました。
笑える場面あり、ほろっとする場面あり、渥美清ほか登場人物の演技力はすごい。
当社の若い人に話すと、渥美清自身も知らないし、『男はつらいよ』という連続映画の存在も分からなくて、彼らに語ることにを躊躇してしまいます。
若い人が知っているのは、嵐は今年1年間で活動をやめるという事が中心、私にとっては嵐などどうでもよいこと、世代のギャップを感じる年の初めでした。
年齢がそこそこいっている方々には『男はつらいよ。50』はお奨めです。
どうぞご鑑賞ください。

2020.01.09 16:12 | 固定リンク
令和元年12月8日 令和元年

今年もアッという間に終わってしまいそうです。
世の中は平成より令和へ、うまく時代代わりができました。
上皇陛下の意向をみんなが納得し、周到に準備し、国民も参加してしているような
スムーズな時代代わりができました。
現天皇陛下、皇后陛下もそのお立場になった途端威厳を感じるようになりました。
雅子妃殿下の笑顔も以前とは比べ物にならない位、にこやかさが増し、より国民に
近づいたようで安心いたしました。
気候変動の影響か、風水害被害が大きくなり、懸念材料が増えています。
当面は被害に対して、予防工事をしないといけません。
しかし、原因を除去する方法を各国で真剣に取り組まないと地球の寿命の40億年が
寿命の前に人間が住めなくなる危険もあります。
各国で、戦争やテロをやっている暇はないのです。人間の異常な支配欲や強欲が
少なくなって、争いが少なくなることを願っております。
先日はペシャワール会の中村哲医師が殺害されました。
正義は支持され、必ず勝つという気持ちが萎えてしまいます。
一般の人から見た正義は、反対側から見たら『要らぬお世話』に映り、邪魔者は消せと
いう短絡思考になるのでしょうか。
無力さを感じます。
兵器には兵器をという事になるのでしょうか。
地球人全員の価値観(宗教も含めて)が同一になればよいと思いますが、無理ですし、
国連がもっと強い正義団体になればいいのでしょうが、各国の思惑を忖度しないと活動
できないし、本当に無力感を感じます。

せめて、我々にできる事だけはやって行こうと思っています。
CO2を 出さない建物を造る。CO2を発生させないような生活環境を提案する。
災害に強い頑丈住宅を造る。
社員がそれぞれ自立し、より困窮者に対して支援する心と行動力を養う。
自分のできる範囲でいいので、それぞれが他人を助ける気持ちを持つ社員になる。
経済的なゆとりも必要です。自分は他人の中で生かされているという感謝と謙虚さ
も必要です。
そのような集団を作っていきたいと思っています。ちょっと格好よすぎかなぁ…?

2019.12.08 04:43 | 固定リンク
令和元年11月9日 悪女について

気が付くと、暦もあと一枚を残すだけになりました。
いつもいつも年の速さを感じます。
今年はいろいろな災害がありました。50年に一度、このような表現の大災害、台風銀座
と言われた九州はさほど被害もなく、思ってもみなかった関東、甲信越の台風被害、水害。
日本の気候が変わっている。世界の気候も・・・。
原因は温暖化、海水温の上昇が気候変動に大いに影響。
海水温の上昇で大型で、強度の台風の発生。
このままでは今後ますます酷くなっていきそうです。
我々にできることだけはやらないと・・・と思っています。
幸い我々の造っているのは木造住宅なので、鉄と違って炭酸ガスを大きく発生させる
構造材でない。植林して再生できる循環型の材料が主なので、地球環境を破壊しない。
屋根には太陽光を搭載させて、自然エネルギーを創電する。断熱性能を上げエコエネル
ギー住宅を造る。今行っている施策を推進しようと思っています。

今日の表題の悪女についてとは全く関係のない話になりました。
一か月ほど前、本屋をまわっていると、『悪女について』という本が並んでいました。
著者は、有吉佐和子さん。もう亡くなって何十年になります。
その方の本が店頭に並んであり、今話題になっているというポップが書いてありました。
懐かしもあり、即、購入いたしました。
20歳代前半のころ、有吉さんの本に夢中になり読みました。
悪女は読んだ記憶がなく、買った次第です。
30代のころから、組織のまとめ役的な任務が多く、仕事に関連する本ばかりでいわゆる
小説的な本には遠ざかっていました。
歴史的なもの、人の盛衰、国の興亡、生き方・・・それぞれ自分の考えを確立するのには
役に立ったと思っています。
久しぶりに仕事と全く関係のないと思われる本を手にしました。
これがまた、面白いのです。
睡眠不足を誘う麻薬でした。
ストーリーの主役の女性は自分から語らない。
全て第三者が、その方から観た主役の女性を語る。
善人だという人もいる。悪女だという人もいる。実体は・・・。
最後まで謎のままなのですが、読者なりのイメージで終わる。
このような構成の小説は初めてでした。
解説では、舞台の脚本の様式と言っていました。まさに、第三者がそれぞれの舞台で
主役の人となりやエピソードを語ることでその人物の生い立ち、性格、目指していた
ものがおぼろげながら、見えてくる。読者に推理、推測がつぎつぎと湧き起こる。
したたかな女性像が現れる、しかし、それが本当かどうかは不明。

仕事を離れ、このような小説をいつも読んでみたい衝動が起きました。
しかし、もう少し仕事を続けなければなりません。
仕事をしながらもこれ位の余裕ができなければとも思いました。
過去に読んだ小説をもう一度読み返すのも負担がなくて読みやすいし、昔と今では
読み方も受け取り方も変わっているはずなので挑戦してみようと思っています。
少しは自分の時間を作る必要を感じています。
有吉佐和子の『悪女について』  これはお奨めです。

2019.11.09 04:42 | 固定リンク
令和元年9月28日 風 景

世の中は今まで経験していなかったことが次々起こります。
千葉での台風被害、首都に近い千葉で長期停電が続くのか、被害状況が全く分からない。
何故?田舎の山奥ならそのようなこともありうるかも・・・と思ってしまいますが、
首都圏近い場所で、というのは意外を超えてショックでした。
これが現実だと頭を叩かれた思いです。
そのほか、いろいろな事件、会社のトップの給与不正受給、関西電力の賄賂まがいの
事件。
社会の規範が崩れています。恥という概念がなくなってきてるように感じます。
隣の韓国でも恥という概念がなくなっているようです。
恥は法律で云々することでなく、法律以上の人間としての規範から生じると思っていま
すが、今の世の中は、法律で許されれば、OK。
これでは、本当の偉人や英雄は出てこないのではと危惧しています。
恥という心がなければ、相手を感謝するという心もなくなる。
何とかしたいと思いますが、何ともならない、どうしようもできない、自分の器の小ささ
に、苛立ちます。

話は変わりますが、黒色をメインにし配色した建物が増えてきています。
私どもの建物でもそのような建物があり、設計に私の考えを伝え、検討するように指示して
います。
黒色の建物のストリートは町全体を暗い雰囲気にしてしまい、違和感を覚えます。
お客様の好みだから、指示だからという事で黒色を選んでいるのですが、それでいいのかと
疑問を投げかけています。
建物は30年、40年と建ち続けるわけです。
いわば風景になるわけです。
青い空、樹々の新緑、紅葉、季節を彩る草花の鮮やかな彩色・・・これが風景の元。
この風景に黒色が合うのかどうか、流行だから、お客様が言うからで決めていい問題なのか。
設計者としての矜持、哲学を伝え、その方の家も、街風景も作る。
これが個人住宅設計者、風景を作る設計者の仕事と思います。
自分の家が周囲の風景になるとならば、黒色という選択は無いと感じていますが・・・。
私の考えが間違っているのでしょうか。
私などは忍者屋敷のような家並みが続けば、危険を感じ、そこから早く立ち去ろうとします。
季節の花花と家並み風景がマッチしていれば気持ちよく散歩したくなります。

人間はついつい、流行だからという理由で変な方向に向かう場合もありますが、社会の規範
秩序、普遍的な倫理を再度勉強しなければと思います。
社員個々が、人間としてのがっちりとした背骨を持ち、流行に惑わされることなく、堂々と
歩けるようになればと願っています。

2019.09.28 04:42 | 固定リンク
令和元年9月5日 地球温暖化

日本国内もあおり運転や子供の虐待など嫌なニュースが続きます。
外国でも、北朝鮮のミサイル、韓国と日本の争い、アメリカ・中国の関税にかかる諸問題、
イギリスのEU脱退めぐる混乱、中東ホルムズ湾のタンカー拿捕、ブラジルの大火災・・・
時代が変わってくる予感を感じます。今まで話し合いで解決した事柄がそれぞれの立場のみ
主張し、相手の状況を斟酌しないようになってきました。
冷戦が終わり、これで世界観の統一が促進され、地球的常識が形成されてゆくのかと期待
していましたが、まったくの逆行です。
アメリカの力が落ち、全体に平均化しつつあり、平均化したら良い方向に向かうとのが理屈の
ように思っていましたが、結局はわがままを言いたい放題。
国同士が締結した条約も、以前の責任者の時だから守る必要はない。
韓国との条約もそうですし、温暖化に対して約束していたこともトランプ大統領が破棄する。
それに対して罰則もない、誰も異議を唱えない。
ブラジル、アマゾンの大火事もナショナリズムの一端のようです。
自国の産業発展のため、原生林を農耕地にするため、そこに暮らす人の気持ちを考えれば
それが悪いとも言えません。
でも、これほどの無計画な焼畑耕作のために、地球が変質する。

十数年前に「Day  After  Tomorrow」という映画を観ました。
地球温暖化の被害を訴えた映画で、カリブ海に巨大ハリケーンが2個同時発生。
それにより、竜巻、洪水、津波のような高潮、冬には異常降雪、ビルが雪で埋まってしまい
そこに救出に行き、家族は何とか助かるといったストーリーでした。
温暖化により、地球環境が大変になるという警鐘を鳴らした映画でした。
その後、永久凍土が溶けたり、北極海の氷山が溶解したりいたしました。
それから、わが国では異常高温の夏、ゲリラ豪雨、異常降雨、河川の氾濫、冬は冬で異常
降雪・・・。
明らかに地球が変わってきていることを実感します。
やはり、地球の温暖化を世界全員で取り組まないと地球の寿命が尽きる前に、地球人が
破滅するに思えます。

文明の発達をある程度に押さえ、『足るを知る』ような価値観を作らないと人間が私利私欲の
ために暴走する気がいたします。

住宅にしても、温暖化貢献するようにしないといけません。
昔、庭木を植えましょう、それが温暖化には重要ですと言われました。
でも効果がないことはないと思いますが、それほど期待できません。
それは温暖化にはそれほどでなく、快適な住環境の創造のために必要です。
自然エネルギー、今なら、太陽光発電。これも推進しなければなりません。
住宅の性能の向上、外部環境の影響をできるだけ受けない住宅。光熱費が削減できるはず
です。住宅自体の性能で光熱費が削減できる。ここも重要です。
いろいろ機械仕掛けで住宅性能を上げている会社もありますが、機械仕掛けを作るために
CO2を排出しているのでいたちごっこ的に思えます。
そして、構造材に何を選ぶべきか。
住宅の構造材は、木と鉄とコンクリートがあります。
コンクリートは大型建築物に造るには必要です。木ではできない分野だと思います。
鉄で造る住宅もあります。鉄は鉄鉱石を高温で溶かし、加工して利用します。
鉄で造らないといけないものは鉄で造るべきと思います。
大型船舶やタンカーなど鉄で造るべきです。
でも、住宅を鉄で造るというのには、少し違和感があります。
再生可能の木材で造ればよいのでは・・・と思っています。
木造住宅の耐久性能、耐震性能は飛躍的に向上し、またその性能を確認できる方法も
あります。鉄骨の強さと同等以上の性能を有する木造住宅も沢山あります。
日本には強さの象徴は鉄だという神話がありました。
でも、その神話はいろいろな材料で代替できるようになっています。
木材もその一つです。
住宅を木材で造るという選択肢も地球を守るという事になるような気がしています。

2019.09.05 04:41 | 固定リンク