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彼女は私より2歳年上、昭和20年生まれであるから、今年76歳だと思う。
私が高校生のころ、吉永小百合に夢中になり、吉永小百合の3本立て映画をよく観に行った。
今でこそ、映画は1本しか上映しないが、当時は2本立てが普通で、いつも満席、横から、
後ろから、立って観たものです。
映画を鑑賞中、彼女の言った言葉は全部自分に投げかけているような気がして、映画館を
出た時は、彼女の彼氏になったような気分で高揚したものである。
まさに青春映画、青春時代であった。
その後、歳を重ねるにつけ、彼女の映画は社会性を帯び、高校生の様な高揚感がなく、
物語として鑑賞するようになった。
昨日、小倉昭和館に、吉永小百合の『伊豆の踊子』と田中裕子の『天城越え』の2本立てが
来ていた。当日が最終日だったので、是非と思って出かけた。
コロナで、映画を自粛しており、1年ぶり以上の映画鑑賞であった。
そこには、18歳の吉永小百合、劇中では16歳の設定。
輝き、はじけるような小百合がいた。
昔のように、自分に語りかける吉永小百合がいた。
旅先で出会い、少しの間、旅芸人の仲間と一緒に過ごした間に芽生えた恋なのか憧れなのか、
若い二人の引き付けあう気持ち、言い出せないが、相手に知ってもらいたい気持ち。
結果として何も起こらない。二人の気持ちは分かる。一瞬にして高校生に逆戻り。
初恋は淡い。でも、記憶に鮮明に残る。
川端康成は、このような経験をしたから小説にできたのだろう。
私は川端より何十年も遅く生まれているのに、私にはこのような記憶がない。待てよ、川端も
体験はないが、妄想、願望でこの小説を書いたのかもしれない。
吉永小百合から川端康成に想像が飛躍。推理好きの高校生に変身。
同時上映の『天城越え』も松本清張の小説で、田中裕子と緒形拳の演技も秀逸でした。
内容構成も素晴らしく、見ごたえ十分、感動です。
夜は、北九州芸術劇場で『俺たちは天使でない。』 和製ミュージカル鑑賞。
これも故いずみたく氏が作った劇団で、ほろっと涙ぐむ場面あり、みんなが手拍子する
場面あり、見ごたえ、聞きごたえがありました。足で床を鳴らす場面は映画『ボヘミアン・
ラプソディ』を彷彿させる状態で、小さいながら全員盛り上がりました。
久しぶりに仕事と全く離れた一日でした。時々はこのような一日も大切かなと感じています。