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地域密着で取り組む住宅メーカー。
安定した経営と確かな家づくりを続け、
快適な住まいを提供いたします。
桜の満開情報もちらほら聞こえる季節になりました。
春夏秋冬、それぞれにいいところがありますが、冬から春を告げる桜の便りは心を
ウキウキさせるものがあります。約40年近く前に大分から北九州に転勤で来ました。
その頃足立山の山道の両端に植えている桜のトンネルが見事でした。
年を越すたびに桜が老木になり、木も伐採されたりで、桜のトンネルもなくなり
ました。
今一番きれいなのは、志井川の川堤の両側に植えている桜だと思います。自宅近くの
場所だから贔屓目もあるかもしれません。
満開になると盛り上がるような桜花、そして川面に向かって垂れているしなやかな
枝先に咲く可憐な花びら、素晴らしく、毎年楽しみにしています。
この場所の桜は丁度、今が見ごろの年代なのでしょうか。
先ごろ、NHKスペシャルのドキュメントで『風の電話』という番組を見ました。
回線の繋がっていない電話で、身内を亡くした人たちが、その人を偲んで電話を
するためその場所を訪れ、生の音声がテレビを通して流れてきました。
東北大震災の前年、佐々木さんという方が、自分の従妹との会話をするために、
個人用に電話ボックスを設置し、回線の繋がっていない電話機を置きました。
翌年、大震災が起こり、沢山の方が被災し、亡くなり、残された家族、友人が
佐々木さんの電話を借り、亡くなった人との交信をするようになりました。
佐々木さんも自宅の庭に設置している電話を開放し、誰でも利用できるようにし
ました。
回線の繋がっていない電話は『風の電話』と呼ばれるようになり、全世界にそれが
広がり、600台近くの風の電話ができているとのことでした。
この『風の電話』のニュースやドキュメントは過去にもあったらしく、映画にも
なったようですが、全然記憶にないのです。
どこかでニュースとして見ていたはずなのに全く覚えていません。
たぶん、妻も健康で、死とは遠い所にいたので、他人事としてニュースを見ていた
のだと思います。
今は、被災し残された家族のひと声、ひと声がズシ~ンと胸に響き、気持ちが
手に取るように分かります。
電話の内容は、『元気でやってますか?』とか『こんな事をしています。』
近居報告のようなごくありふれた内容です。
反省や謝罪はありません。その時期はすでに過ぎ、現状をはっきり認め、達観して
いるのです。
でも、簡単な挨拶的な言葉の後ろに隠されている深い情愛が痛いほど分かります。
死者に電話し、死者から慰めれ、死者から勇気をもらい、また明日を元気に生きて
行こうとします。経験をした人でないと分からない感覚ですが、寂しさ、悲しみを
通り越した勇気をもらえる電話が風の電話だと思いました。
だから、全世界に広がっている。良いことだと思います。