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地域密着で取り組む住宅メーカー。
安定した経営と確かな家づくりを続け、
快適な住まいを提供いたします。
やっと紅葉の季節になりました。と言っても自分自身は赤緑のグラデーションの
美しさは観たことがありません。
赤緑色弱でその色の判別ができません。銀杏の黄色はよく分かるので、黄色の黄葉
は目立ちます。以前、九重(くじゅう)の大吊橋と大イチョウの黄葉見物バスツアー
があり、妻と参加しました。懐かしく思い出されます。
最近、天国についてよく考えます。
天国の模様はどうなっているのか?
以前、天国には境がなく、大空間、大平原で、過去出会った人や動物が朗らかに、
楽しく暮らしている。妻は自分の親たちと楽しく暮らしている。こんな想像をして
ました。
最近は、いやそうでなく、天国にも今の住居、近隣環境と全く同じ所があり、そこ
で、2代目の愛犬キャリーと暮らしている。
このような想いを確信できるようになりました。
私が天国に行っても間違わないように同じ環境を作っている。
今の家は大分から転勤で北九州に来た時、借家住まいが嫌で早く自宅を建てたいと
思い、建築場所を2回、妻に提案しました。
そのどちらも了承せず、3回目に提案した場所が今の住所で、ここは賛成してくれ
ました。彼女が選んだ場所で、1軒目の家を建て、その後転職し、その会社が同業種
だったので、この会社を発展させる意気込みを示すためと思って、15年しか住んで
いなかった家を建替えました。
今から思うと無謀だったと思います。しかし、その無謀さが自分の気合を持続させた
のも事実です。
また、建替えた家には本格的茶室と言えませんが、稽古するくらいの茶室の態様を
整えました。妻も喜び、自宅で仲間や弟子たちとお茶の稽古を楽しみました。
妻の想いのある場所、思いのある建築でした。
ですから天国でも同じ環境で暮らしていると確信しました。
今、自宅にある小さな仏壇を通じて彼女は天国と現在を行き来しているように思って
います。
そのように考えると気持ちが少し楽になるようになってきました。
3代目キャリーを見送り、会社内容をもっとよくすることが私の使命と思い、もう
しばらく頑張ろうと思っています。妻もそれを期待していると思っています。
谷村新司作詞・作曲『いい日旅だち』という歌がある。山口百恵が歌ってヒットした。
旅行ブームを引き起こした。
旅は思い出を作る素晴らしいイベントである。
日常を離れ、特別な数日間は、写真も撮るし、記憶に残り、後日楽しさを語り合える
素敵な行事だと私は思っている。
先日、社内旅行をした。旅行会社の話では、社内旅行をする会社は年々少なくなって
いるらしい。
会社が負担する費用の削減と社員自体が全員で行きたがらない個人の風潮がある。
こんな理由で社内旅行は減っているらしい。
当社では2年に一度社内旅行をすることにしている。
悪い評判はない。逆に楽しかった、次の旅行を楽しみにしているという言葉が多い。
今回の旅行も家族連れで参加の人がいた。
ありがたい。これこそが私が目指している会社の一つの形態である。
仕事と家庭は別であるが、経済的な面では大いに関係しているし、日常生活でも
切り離せない部分は多い。また友人関係でも学生時代よりもずっと濃密である。
それを公私は別々というのも無理がある。
ならば、楽しい仕事関係、仕事に関わる家庭関係を考えてもよいと思い、旅行を
続けている。
今後もできる限り続けたいと思っている。
妻も社内旅行にはいつも一緒に行ってくれた。
義理とか義務でなく、彼女自身も楽しんでくれた。
そのほか二人でいろいろな旅行をしたが、それらが一番の思い出になっている。
今回は初めての一人の社内旅行であった。
今まで、彼女といつも連れだってオプションツアーに行ったが、今回は一人なので
それほど楽しめなかった。
語り合える人がいないということは、思い出を作ってもしようがないという感覚に
なり、真から旅行を楽しむことができなかった。社員には申し訳ないと感じながら
どうしようもできなかった。
思い出は一人では楽しめず、語り合える相手がいることが大事と初めて気づいた
旅行であった。
もう1年3か月になろうとしているのに、一人だけの生活に楽しさを見いだせないで
いる。