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地域密着で取り組む住宅メーカー。
安定した経営と確かな家づくりを続け、
快適な住まいを提供いたします。
今年の2月13日で満77歳になった。昔なら数え年で祝うので多分75歳くらいで祝うのだと
思うが、現代では満77歳が通常のようである。妻の友人や親族、会社の社員から祝福を
いただいた。
有難いことである。
仕事を続ける上で自分の存在が老害になっていないか、自分なりに確認しているつもりで
いる。しかしどの老人も、判断はいつも身びいき、自分本位になるのでさらなる確認の
大切さを感じている。
人はそれぞれ長所と短所を持っており、その長所がある局面では短所になりその逆も
ある。
自分の長所は現場主義、現実主義だと思っている。いまだにこのような販売方法を取れば
もっと沢山の営業成績を残せた。もっと沢山の人々と巡り合えた、と考えることがしば
しばである。
社長がそんな局面の戦術まで細かく掘り下げないでもと思う社員も多いのではと思う。
でも、住宅は個人がお客様なので、大量受注などできず、一人一人の人間力とそれの
表現方法が基本だと思う。お客様心理や生き方哲学まで掘り下げるようになる。
奥の深い仕事である。
それが短所になり、3年計画、5年計画などの長期計画が苦手である。
今がないと、来年再来年などあるはずがない。今、この瞬間が大事。
長期計画も瞬間の対応どちらも優劣がつけられない、場面が違えばどちらも正しいし、
間違いでもある。
そんなことを思いながら、25歳から住宅の仕事に携わっている。
いつかは引く時期が来る。
昨年1月に家内の病気が分かり、看病し、9月12日に亡くなってしまった。
自分も仕事を辞めようと思った。そんな時に住宅環境の悪化と会社の社員の若々しさ低下
が表れていたのを感じ、こんな状況で辞めれないとこの喜寿の年に気づき、頑張ろうと
思っている。挑戦し続ける若々しい会社にしておかないと後輩たちに申し訳が立たない。
20年前に挑戦したことを再度やるつもりでいる。
昔、他社の尊敬する友人に私は今の仕事で殉職する覚悟の手紙を送り、その覚悟の強さで
彼に転職を促し、手伝ってもらった。
その時の強さをもう一度やろうと思って居る。