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東宝ホーム 本社会社案内・IR情報社長の月刊Blog
令和5年10月12日 19年目の手紙

今日で家内が永遠の旅に旅立って1ヶ月になる。

仕事を始めれば、悲しさ、寂しさも紛れるとの助言も頂き、以前通りのスピードで

仕事しているつもりでいる。

でも家庭、家族の寂しさは仕事で埋めることはできず、仕事と家庭は別々の領域

なので、なかなかうまく調節できないでいる。

多分もう少しとか、もっと多くの時間とか、が、かかるのであろう

幸い、千葉から妹が応援に来てくれているので、心理的にも、家事の事でも

助かっている。

家内の着ていた服などの整理もしてもらっている。

箪笥の整理をしてもらっているときに、家内から私への手紙が出てきた。

平成16年2月に書いていた手紙で、封をしている。

書いたのだが、渡しそびれていたのであろう。それが今出てきた。

19年前の手紙。

出だし標題に  通様  と書いてある。

次の行に、今年の5月で結婚31年目になります。

あっという間の月日の経過でした。

 

その後、二人で行った、ハワイ旅行、香港旅行、ニューヨーク旅行、ラスぺガス

旅行、楽しかった思い出が書かれている。

私への感謝の気持ちが述べられ、また自分(俊子)と結婚できたことを喜んで

くれたら、うれしいと書かれてある。

『私と生活することで幸せを感じくれることがあったら嬉しいです』

こんな言葉が書かれている。

私こそ、俊子と結婚でき、一緒に暮らせたことが最高の幸せでした。

二人の存在はどちらか片方で成り立たず、二人がいたからこそ充実した、豊かな

時間を持てた。俊子は私がいたから存在したと書き、私自身も俊子がいたから

仕事にも、プライベートな生活も生き甲斐を感じた。

『照れくさいが、私の事を愛している。』と書かれてある。

好きなのはお互いに分かっているが、こんな直接的な表現は初めて。

私は、誕生日プレゼントする時など、直接的表現は度々する。

彼女からは今回の手紙が初めて。

嬉しいが、悲しい。亡くなった後に手紙で伝えてくれるなんて。

最後に、身体に気を付けて、仕事頑張って下さい。大きな夢に向かって

一歩一歩前に向かって進んでください。と結んである。

 

19年前というと、今の会社がどうなるのか、方向も見えず、ただ頑張るだけの

時代。

私への励ましの手紙だったのか、何か心に期することがあって書いたのか。

今となっては、知る由もない。

 

今日は朝5時半に目覚め、犬の散歩に出た。

東の空に、薄い三日月、三日月の右上に明けの明星、

何を見ても悲しく、寂しくなる。

2023.10.13 14:49 | 固定リンク