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地域密着で取り組む住宅メーカー。
安定した経営と確かな家づくりを続け、
快適な住まいを提供いたします。
今年の正月も故郷の松山に帰省し、兄家族と一緒に新年を迎えました。
兄弟(妹)4人とも健在で、年に2回、盆と正月に顔を会わせるのが年中行事になっ
ています。
しかしそれぞれ年相応なので、いつこの行事が終わるのか分かりませんが、皆が
元気なうちは続けたいと思っています。
松山にいる間は、兄家族と温泉に行くのが最大の楽しみで、心も身体も癒され
ます。
子供の頃、道後という土地に暮らしました。道後温泉がある所です。
その頃、家にお風呂がある家はほとんどなく、皆んな道後温泉に行きました。
湯札(ゆふだ)という一か月定期券を購入し、一回行く都度パンチで穴をあけ、
回数を計算されました。小学生のころまでは家族連れだって田んぼの小道を通
いました。
その頃空には、オリオン座が輝き、天の川が手に取るように見えました。
今は、天の川など全く見たことがありません。
道後温泉では、皆、裸の付き合いですから、金持ちも貧乏人も、警察官もやくざも
いがみ合うこともありません。
松山の人が比較的優しくて、ゆったりしているのはこのような環境で育ったせい
かもしれません。
中学生になってからは近所に住む、中野の啓ちゃんという友達と毎日誘い合って
道後温泉に通いました。
高校、大学の頃も通ったはずなのですが、その頃の温泉の思い出が全く出てこない
のです。部活動や勉強やもっと関心のある事の記憶が、変化のない温泉の記憶を
消しているのだと思います。
温泉三昧の三が日を松山で過ごし、小倉に帰ってきました。
初出社の5日の朝、妻が夢の中に出てきました。
湯上りのリラックスした表情で、悲しさや辛さは全く感じられず、笑顔で、『旅行
に行くので腕時計の電池交換をしておいて』と依頼されました。
そこで夢から覚めたわけですが、超嬉しかった。今まで従妹や妹は妻の夢を見た
という報告を受けていました。私には全く出てきてくれないので、たぶん私が
亡くなる寸前迎えに来る時にしか出ないのだろうと思っていました。
それが、5日の朝出てきてくれたのですから。この2年間で一番嬉しかった出来事
でした。
早速、電池交換をした時計を仏壇に飾りました。
このことを妻のお茶関係の友人に話すと、『天国に行く準備』という見解を聞き、
なるほどと思いながら、いつまでも私のそばにいて欲しいと思う気持ちから、仏
壇の時計を、別の場所に飾ってある妻の写真の前に置き直しました。
まだまだ、悲しさ寂しさは過ぎ去りませんが、一つ山を越えられた初夢でした。