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東宝ホーム 本社会社案内・IR情報社長の月刊Blog
令和4年8月5日 小林一茶

本当に暑い日が続きます。連日です。
アメリカでは大火災、日本では大洪水、それ以外は酷暑。
温暖化の影響なのか?地球の歴史の過程の一場面なのか、分かりませんが、科学の推測では
カーボンの過剰放出による温暖化現象。
みんなの協力でゼロカーボンを目指さないといけません。

先日社内会議をしていた時、夏の温度の話になり、若い女性社員が、『私の若いころ、夏の
温度が30度を超える日なんかあまりなかった。』と言いました。そういえば私の10代のころ、
夏の気温は28度くらいが最高で30度にもなれば死にそうという会話でした。
あと数年して更に若い新入社員が入ってくると34度35度は当たり前の世界になり、夏の
温度の話しでそれぞれの年齢を推測できると笑い合いました。

私は四国愛媛の松山市出身です。
松山は正岡子規の古里という事もあり、街のいたるところに俳句の投函箱が設置されています。
私は俳句を作った事もなく、教科書で習った俳句を暗記している程度です。
先日新聞に小林一茶の句が出ていました。
小林一茶は俳人として有名で、一茶の句では『痩せガエル 負けるな一茶 ここにあり』を
思い出すくらいです。
新聞に掲載されていた句は
『投げ出した  足の先なり  雲の峰』
『蟻の道  雲の峰より  つづきけり』
夏の入道雲を雲の峰と言い、それに対比して、足の先とか蟻の道とかを持ってくる。
大小の対比、奥行のある描写、日常の観察眼、観察した物体の表し方、すごいと感じました。
ユーモアと陽気さが句から溢れ出していて、ウ~ンと唸りました。
今は仕事のことしか頭になく、何事も仕事に結び付けて考えることが習慣になっていますが、
この句に会って、もっとゆとりがないと仕事も人生も完成しないのでは・・・
と感じさせられました。

2022.08.05 13:56