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東宝ホーム 本社会社案内・IR情報社長の月刊Blog
令和5年1月7日 故郷

今年の正月は、故郷の愛媛、松山の兄宅で迎えました。
何か特別な行事があるわけでなく、年末にはお墓参り、年明けには氏神様に参拝、
あとはテレビ視聴だけという平凡な正月である。
ただ、松山に帰ってよいことは、温泉三昧の日常が送れることである。
子供のころ、親子6人(兄弟4人)が連れ立って道後の温泉に毎日出かけた。
そのころに、自宅にお風呂がある家庭はほとんどなく、みんな道後温泉を
利用していた。
そこで、近所や近隣の方と顔なじみになるから、知らず知らずのうちにコミュニケー
ションの仕方やマナーを学んだような気がする。
現在は道後温泉だけでなく、沸かし湯でない純温泉のスーパー銭湯が沢山できており、
駐車場も整備されているので道後温泉に行くより手軽なので、帰省中はその銭湯に
通い続けた。
温泉は体の芯から温まる。湯冷めしない。家庭の風呂では1時間も入ることができない
が、温泉では1時間以上の時もある。幸せだなぁと声が出る。
昔は故郷のことを懐かしいとも帰りたいとも思わなかったが、温泉につかると松山は
いいなぁ、この松山で生活したいなぁと思う。知り合いはほとんどいないので昔のよう
に人に出会う喜びはないが、ゆっくり、ゆったりの至福の時間を持つことができる。
兄弟4人とも全員70歳代、健在である。ありがたい。
年齢から考えると誰かが欠けてもおかしくない。
会える時にあっておこうと兄弟全員が感じているのではなかろうか。
2日には全員集合、無事を確認して、近況を話した。現役で働いているのは私だけ、
みんなそれぞれ病を抱えながらではあるが、元気に日常を送っている。
これが一番いい。年を重ねながらも兄弟が健康でいてくれるのはありがたい。
故郷で知人、友人が少なくなった半面、北九州での知人、友人は増えた。
生活環境は北九州でできている。もう、松山に帰り、生活することはないだろう。
だが、兄弟が健在でいる間は、盆、正月には帰省を続けたいと思っている。

2023.01.07 16:07