注文住宅を建てる際、デッドスペースを活かしたり、使える空間を増やしたりするのに、ロフトを設置する方法があります。

 

ロフトというと「上り下りしにくそう」「夏は暑そう」などのイメージがあったり、「結局使わなくなりそう」と不安を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかしプランニングによっては、他のお部屋と同じように使える、快適なロフトをつくることもできますよ。

 

おしゃれで快適なロフトなら、収納スペースはもちろん、寝室や趣味部屋など用途も広がりますね。

 

今回はロフトの活用方法や、プランニングの注意点などを解説します。

 

 

ロフトとはどういうもの？

 

ロフトとは、お部屋の一部を2層にして、上部につくった空間のことです。

 

はしごやで階段で上れるようになっていて、寝室や収納、子供部屋、趣味のスペースなどに使われます。

 

建築基準法では「天井高1.4m以下」「床面積が直下階の1/2未満」などの制限があって、このルール内でつくることで住宅の床面積に含めずにすみます。

 

床面積に算入されないことで、固定資産税などの税金面でメリットが生まれることもあるんですよ。

 

たとえば一般的な天井高は2.4m前後ですが、平屋で小屋裏まで含めると3〜3.5mと天井の高い部分ができます。

 

ここにロフトをつくることで、開放感はそこなうことなく、使える空間を増やすことができるのです。

 

建築基準法のルールを守れば、階数としてカウントされず、固定資産税の面積に算入しないこともできるのでとてもお得ですよね。

 

 

ロフトの便利な使い方

 

一般的なお部屋の天井高は2.2〜2.4m前後。それに比べてロフト部分は天井高1.4m以下と、かなり低めです。

 

普通にすごすには窮屈に感じるかもしれませんが、あえて天井高の低さを活かすことで、「おもこり感」のある素敵な空間になりますよ。

 

 

使い道①収納スペースにする

 

 

ロフト空間は、使用頻度の低いアイテムを収納するスペースに最適！

 

クリスマスツリーや暖房器具など、かさばるものを収納すれば、生活空間がすっきりと片付きますよ。

 

お子様の作品や賞状なども収納場所に困ることなく、大切にしまっておけるので嬉しいですよね。

 

使い道②寝室として使う

 

 

ロフト部分に布団やベッドを置いて、ゆったりと睡眠がとれるスペースとしても使うことができます。

 

一つの部屋のなかで「下を勉強するスペース・ロフトを寝るスペース」といったようにゾーニングすれば、生活リズムにメリハリがつきそうです。

 

使い道③書斎や趣味スペースにする

 

 

こぢんまりとしたロフトは、自分時間を満喫できる空間にもぴったり！

 

ロフトにカウンターデスクを造作してテレワーク用の書斎にしたり、一人で集中できる趣味部屋にしたりするのもよいですよね。

 

じっくりと読書をするスペースや、趣味の釣り道具をお手入れするスペースなど、お好きな使い道を考えてみてください！

 

 

使い道④子供部屋にする

 

 

ロフトはお子様たちにも大人気の空間！秘密基地のようなワクワク感がありますよね。

 

天井が低いので大人ならかがまなければなりませんが、お子様なら立ち上がることもできます。

 

 

ロフトのある家づくりの注意点

 

 

ロフトにたいして「子供が落ちないか心配」「夏は暑いんじゃない？」などの心配がある方もいらっしゃるかもしれません。

 

せっかくなら落下や暑さの心配をせず、安全かつ快適に使えるロフトにしたいですよね。

 

実用的なロフトにするために、次のようなことに注意してプランニングしましょう。

 

 

安全に配慮する

 

ロフトはお子様にも人気の空間ですが、転落の危険も考えられるので、安全に配慮して設計することが大切です。

 

ロフトの端には壁を立ち上げたり手すりを設置したりすると、落下のリスクを軽減できます。

 

上り下りのことを考えると、はしごより固定階段のほうが安心。荷物を持って上り下りしやすくなり、普段からフル活用できるロフトになります。

 

自治体によっては「床面積に算入しないロフトをつくるには、固定階段ではNG｣という場合もあるので、ルールを確認しましょう。

 

 

夏の暑さに気をつける

 

ロフトは屋根に近いぶん、1階よりも暑くなりやすいです。

 

とくに寝室や趣味部屋として使いたい場合は、暑さ対策に気をつけましょう。

 

東宝ホームでは外張り断熱で、床下から小屋裏まですっぽりと断熱材でくるんでいるため、ロフトも室内と同じような空気環境を保つことができます。

 

夏の暑い日でも、ロフトで快適にすごせますよ！

 

 

湿気や結露に注意する

 

マンションやアパートのロフトだと湿気がこもってしまい、ジメジメしたりカビが生えたりした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

 

大切な思い出の品が湿気でダメになってしまったり、布団にカビが生えてしまったり…なんてことは避けたいですよね。

 

東宝ホームでは、壁の中を空気が循環する「ダブル通気工法」を採用しています。

 

常に空気が動いている状態になるので、結露も発生しにくく、ロフトの湿気トラブルとも無縁です！

 

 

おしゃれなロフトをモデルハウスで体感！

 

注文住宅を建てる際にロフトをつくると、階数や床面積にカウントすることなく、有効活用できる空間を増やすことができます。

 

東宝ホームでは「外張り断熱」や「ダブル通気工法」によって、夏も涼しく快適なロフト空間をつくっています

 

おしゃれで居心地のよいロフトを体感したい方は、ぜひ東宝ホームのモデルハウスにお越しください！