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TOHOブログ
歯磨きや洗顔、手洗いなどさまざまなアクションが起きる「洗面所」。
一昔前までは脱衣所と洗濯機置き場が一緒になった洗面所が一般的でしたが、近年は玄関や廊下に独立した洗面所をつくるケースも増えています。
ライフスタイルが多様化するなかで家の間取りもフレキシブルになってきているので、洗面所の間取りづくりも注目して考えていきましょう。
今回は、後悔しない洗面所の間取りづくりのコツを紹介します。
間取りのポイントをしっかり押さえて、快適な洗面所をつくりましょう。
間取りを考えているときは問題ないと思っていても、実際に住み始めてから後悔したと感じる点は意外とあるものです。
まずは、洗面所の間取りづくりで後悔しやすいポイントを紹介します。
少し前まで主流だったのが、脱衣所と洗面所を一緒にする間取り。
しかしこの間取りの場合、誰かがお風呂に入っているときに「洗面所が使いにくい」と感じやすいです。
お客様が洗面所を使うときには、生活感に溢れた脱衣所も同時に見られてしまいます。
洗面所は顔を洗ったり歯を磨いたり、身支度を整える空間です。
家族みんなが必ず使うので、スペースが狭いと混み合ったり順番待ちが発生することも。
特に朝は急いでいるので、洗面所が狭いと「もっと広くつくればよかった……」と後悔することになるかもしれません。
洗面所には洗面台が設けられますが、備え付けの棚はあまり大きくなく、歯ブラシや化粧水などの小物類しか収納できません。
しかし洗面所には、タオルやドライヤー、ヘアアイロン、美容グッズなど収納すべきものがたくさんあります。
洗面所のデザインにこだわることもいいですが、後悔しないためには収納スペースの確保にも目を向けることが大切です。
コンセントについての失敗も、よくある後悔例の一つです。
洗面台には1・2個備え付けのコンセントがあり、一見不自由がないように思うかもしれません。
しかし電動歯ブラシや電動髭剃りを充電している時に、ドライヤーやヘアアイロンなどを使いたい場合、都度繋げ直しする手間がかかります。
また洗面所に扇風機や暖房機器を置きたいけど、洗面台のコンセントまでコードが届かないというケースも。
延長コードを使えば解決できますが、見栄えが悪くなってしまう点に注意が必要です。
外から帰ってきたら手洗い・うがいをするのは、多くの人にとってのルーティンでしょう。
衛生面を考えると、なるべく室内に汚れは持ち込みたくないものです。
しかし玄関から洗面所まで距離が遠いと、手洗いが面倒に感じてしまったりするかもしれません。
玄関から洗面所までにドアを挟む間取りでは、ドアノブが汚れる心配もあります。
注文住宅では洗面所の位置を自由に決められるので、生活動線を意識して間取りを考えることが大切です。
洗面所の間取りづくりで後悔しないためには、どのようなことに注意したらいいのでしょうか。
ここでは洗面所の間取りづくりのコツを紹介するので、一つずつ確認して、間取りづくりに反映させていきましょう。
洗面所には大きく以下の2つの間取りがあるので、まずはどちらの間取りにするのかを決めましょう。
・独立型・・・洗面所だけの間取り
・一体型・・・洗面所と脱衣所を一緒にし、浴室に隣接させる間取り
独立型のメリットは、プライバシーを守れる空間になること。
生活感が出にくいため、お客様にも気兼ねなく使っていただける洗面所になります。
一方一体型のメリットは、着替え・スキンケア・ドライヤーなどのお風呂を出てからの流れがスムーズに行えること。
ランドリールームも一体化させれば、洗濯も同じ空間でできて、家事効率がアップします。
ライフスタイルによって使いやすさは変わってくるので、家族とよく話し合って選びましょう。
洗面所の間取りタイプが決まったら、次は広さを考えましょう。
独立型の洗面所の場合は1畳ほどのスペースでも事足りますが、洗面所と脱衣所を一緒にする一体型の場合は、最低でも2畳は確保したいところです。
もし洗面所に室内干しスペースやアイロン掛けスペースを設けたい場合は、3畳以上の広さがあると安心ですよ。
ハンドソープ・ドライヤー・歯ブラシ・美容グッズ・タオル……。
どのようなものを洗面所で使うのかを考えて、十分な収納スペースを確保しましょう。
出し入れのしやすさを重視するならオープンな収納でもいいですが、収納ボックスを組み合わせたり扉付きの収納を設けると、生活感を隠すことができます。
一体型の場合は、パジャマや下着も洗面所に収納するのがおすすめ。
お風呂に行くときにわざわざ部屋から着替えを持ってくる必要がなくなり、生活が便利になります。
また、クローゼットを隣接させるのも洗面所の間取りアイデアの一つです。
ランドリールーム兼用の洗面所の近くにクローゼットをつくれば、乾いた洗濯物をそのまま収納でき、家事効率がさらにアップするでしょう。
洗面所の間取りを考えるときは、コンセントの数や位置にもこだわりましょう。
電動歯ブラシなど常にコンセントを差しっぱなしにしておくものがいくつあるのか、ドライヤーやヘアアイロンなど抜き差しして使うものがいくつあるのか考えて、多めにコンセントを設けておくと安心です。
洗面所の使い勝手をよくするためには、洗面所を配置する場所にもこだわることが大切です。
ここでは洗面所を独立型として設ける際の、おすすめの設置場所を3つ紹介します。
玄関の近くに洗面所を配置すると、出かける際の身支度がスムーズになります。
また外から帰ってきたときの手洗い習慣がつきやすくなるのも、メリットの一つ。
リビングに入る前に汚れや菌を洗い流すことができるので、感染症対策にも効果的です。
独立型の洗面所なら、お客様にも浴室や脱衣所を見られることなく手を洗ってもらえますよ。
間取りの都合上、玄関付近に洗面所を設けることが難しいのであれば、玄関からリビングまでの動線に簡易的な手洗い場を設けるのもおすすめです。
設置のポイントや事例について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
>>玄関に手洗い動線を設けるメリットとは?知っておきたい注意点と設置のポイントを解説
家族が集まる中心空間であるリビングから直接アクセスできる間取りにすると、洗面所の使い勝手が良くなります。
生活空間から直結させることで、食事をした後に手を洗ったり、歯磨きをしたりする習慣も自然と身につきやすくなるでしょう。
キッチン空間の横や後ろに洗面所を設けると、子どもが手を洗う様子もキッチンからうかがえるなど、家事と子守りの両立がしやすくなります。
さらにランドリールーム一体型の洗面所にすれば、水まわり動線がコンパクトに。
料理中に洗濯機を回せたり洗濯物をたためたりと、隙間時間をうまく活用して洗濯家事を行うことができます。
ここでは、東宝ホームが実際に手がけた洗面所の施工事例を紹介します。
ぜひ間取りのイメージづくりに役立ててください。
こちらは、1階の廊下につくられた独立型の洗面所です。
各部屋へとつながる生活動線上につくることで、帰宅後の手洗い・うがいが習慣化しやすい間取りになりました。
洗面台のデザインや素材にもこだわり、インテリアに馴染んでいるのも注目ポイントです。
タオルやハンドソープのストックなどの置き場所に困らないように、収納スペースも完備。
オープンな収納スペースはごちゃごちゃした印象になりやすいですが、こちらの事例ではカゴを組み合わせることで、すっきりとした洗面所になっています。
こちらは、家族が集う生活空間から直接洗面所につながっている間取り。
ダイニングの左奥に見えるのが、洗面所です。
リビングダイニングと洗面所の間には扉がないので、食事中に手が汚れた場合も、どこにも触れることなく手洗いができます。
独立型の洗面所ですが、脱衣所と隣接して設けられています。
扉を閉めていれば脱衣所は見えないので、お客様にも気兼ねなく洗面所を使っていただけそうですね。
扉を開けば1つの空間になり、洗濯物の取り出しやお風呂場へのアクセスがスムーズに行えるのも嬉しいポイントです。
こちらはキッチンの奥に独立型の洗面所を設けた間取りです。
キッチンにいながらでも、お子様が手を洗ったり歯を磨いたりする様子を伺えます。
LDKと同じ雰囲気でナチュラルに仕上げた洗面所。
洗面台には下スペースしか収納がないため、壁にはオープン型のニッチ収納を設けています。
家族分の歯ブラシや小物類をニッチ収納に飾ることで、洗面台の上は常にすっきり。
家族だけでなくお客様にもいつでも使っていただける、自慢の洗面所になりました。
手洗いやうがいはもちろん、ドライヤーや収納などさまざまな役割を果たす洗面所の間取りづくりは意外と難しいもの。
家事ラクを叶えたいのであれば、水まわりを1箇所にまとめて動線を短くする間取りがおすすめですし、帰宅後すぐに手洗いがしたいのであれば、玄関近くに洗面所をつくる間取りがいいでしょう。
どのような間取りが我が家にとって快適なのか悩む方は、ぜひ一度東宝ホームにご相談ください。
これまでお客様一人一人の悩みに合わせて、様々な洗面所を手がけてきた豊富な知識と経験から、お客様にとっての最適な洗面所づくりのお手伝いをさせていただきます。
ぜひ一度、お近くの展示場・モデルハウスにお越しください。
見学することで、生活動線や内装などをじっくり確認していただけます。
実際に泊まれる宿泊体験展示場もご用意しておりますので、ぜひ後悔しない家づくりに役立ててください。