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「ファサード」とはいわば、家の顔。
ファサードにこだわることで、住まう人だけでなく、通行人にも「素敵だな」と思ってもらえる家をつくることができます。
本記事では、注文住宅におけるファサードについて徹底解説!
ファサードの役割や重要性、ファサードを良く見せるためのポイントも解説します。
東宝ホームが施工した素敵なファサードの事例も紹介するので、ファサードにもこだわった家づくりをしたい方はぜひ参考にしてください。
「ファサード」とは、正面から見た建物の外観のこと。
「家の顔」とも呼べる大事な部分であり、住宅の第一印象はファサードによって大きく左右されます。
またファサードは自宅だけでなく街の景観にも影響を与えるので、アプローチや植栽・門柱なども含め、街並みに合うファサードに仕上げることが大切です。
ファサードは、大きく以下の4種類に分けられます。
・クラシカルファサード
・モダンファサード
・ガラスファサード
・グリーンファサード
歴史的な建物によく見られる、古典的な建築様式が用いられたファサード。
歴史的建造物が多い地域や昔ながらの街並みを大切にしている地域などでよく見られます。
直線的なデザインを基調とした、シンプルでアーティスティックなファサード。
「おしゃれな家」という印象を抱く方が多く、近年の注文住宅で人気があります。
外壁の全面や一面にガラスを用いることで、透明感や開放感を演出できるファサード。
太陽光を通して明るくなることから、店舗などでよく見られます。
植栽したり外壁にツタなどの植物を這わせたり、植物を取り入れたファサード。
ナチュラルな雰囲気を演出し、環境にやさしい印象を与えることができます。
ファサードは住宅において、以下のような重要な役割があります。
・家の第一印象を決定づける
・建物の性能をアップさせる
・防犯性を高める
それぞれについて、詳しく解説していきます。
家の印象は、外から見てわかるファサードによって大きく決定づけられます。
素敵なデザインのファサードなら、近隣住民や道ゆく人にも好印象を与えることができるでしょう。
美しく洗練されたデザイン、ガラス張りのスタイリッシュなデザイン、塗り壁の温かみを感じるデザインなど、好みのデザインを取り入れることで住まう人の個性もアピールできます。
外壁に使用する建材は、建物の性能にも繋がる大切な要素です。
断熱性や遮音性に優れた建材をファサードに採用すれば、家自体の性能もアップします。
住まいの断熱性能を高めるには、ファサードの中でも熱の出入りが大きいリビングの掃き出し窓をトリプルガラスにするのがおすすめ。
トリプルガラスについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
>>トリプルガラスのメリット・デメリットとは?採用する際の注意点を解説
車や通行人が行き来するファサード周辺。
ファサードを工夫すれば、外部からの視線を遮ってプライバシーを確保したり、家の防犯性を高めることもできます。
ファサードは「屋根・外壁・窓」の3つによって構成されています。
屋根の形状は、ファサードの印象を大きく左右します。一例をご紹介しましょう。
・切妻屋根・・・三角屋根のかわいい印象
・片流れ屋根・・・スタイリッシュで洗練された印象
・寄棟屋根・・・安定感があり落ち着いた印象
・陸屋根・・・シンプルでモダンな印象
同じ形状の屋根でも、屋根の向きや勾配によってまた印象が変わるのが面白いところ。
屋根の角度で何が変わるのかは以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
>>屋根勾配はどう決める?角度によって何が変わるの?
ファサードの大部分を占める外壁。
どんな素材を選ぶかは、ファサードの印象だけでなく建物の機能性にも大きく影響します。
外壁の素材 | 特徴 | ファサードに与える印象 |
窯業系サイディング | ・デザインが豊富
・コストが安い |
・デザイン次第で様々な印象を与えることができる |
金属系サイディング | ・耐久性に優れている | ・スタイリッシュでクールな印象になる |
モルタル | ・防火性に優れている | ・風合いを感じられる
・おしゃれな印象になる |
タイル | ・耐久性が非常に高い
・初期費用がかかる |
・高級感を演出できる |
これらの外壁は、水を加えて練り上げた素材を塗る「湿式工法」と工場で生産されたサイディングを貼り付ける「乾式工法」に分けられます。
それぞれの特徴や仕上がりの違いについて、詳しくは以下の記事でご確認ください。
>>外壁の湿式と乾式は何が違う?特徴やメリット・デメリットを解説
窓は、大きさや数に注目しましょう。
・窓が大きく多い家・・・開放的な印象を与えられる
・窓が小さく少ない家・・・シンプルな印象を与えられる
窓が大きい家は、家の中にもたっぷりと日差しを取り込むことができるのも魅力的なポイントです。
また近年はファサードに極力窓を設けない、モダンなデザインの住宅も人気。
小さな窓をランダムに配置して、遊び心のある印象のファサードに仕上げるのも素敵です。
窓の種類や特徴、選び方について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
>>窓の種類はいくつある?それぞれの特徴・選び方を解説します
ファサードにはさまざまな選択肢がありますが、よく見せるにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。
ファサードを良く見せるためのポイントは以下の通りです。
・トータルでデザインのテイストを合わせる
・シンメトリー・アシンメトリーを意識する
・外壁・屋根・窓の組み合わせにこだわる
・周囲の住環境と景観を合わせる
ひとつずつ、詳しくみていきましょう。
ファサードをデザインする上で最も大切なのが、「統一感を出す」ということ。
住宅と外装のデザインがちぐはぐだと、個々はおしゃれでも全体で見ると統一感がなく見えてしまいます。
デザインを検討する際はどんなテーマにするのか絞ってから選ぶようにしましょう。
シンメトリーまたはアシンメトリーなファサードを意識すると、住宅に以下のような印象を与えることができます。
・シンメトリー・・・シンプルで美しい印象
・アシンメトリー・・・アーティスティックで垢抜けた印象
ファサードに「シンプル・美しさ・落ち着き」を求める方は、シンメトリーなデザイン。
「個性・気軽・遊び心」を求める方は、アシンメトリーなデザインを取り入れてみてください。
外壁や屋根・窓などの素材や色も、ファサードの印象を左右する大事な要素です。
「どんな屋根形状で、勾配はどうするのか」
「どんな屋根材・外壁材を組み合わせて、どこにどんな大きさの窓をつけるのか」
ファサードは組み合わせ次第で、どんな印象の家にもなり得ます。
どんな雰囲気の住まいにしたいのか、ぜひ家族でしっかりと話し合ってみてください。
住まう人の個性を表現できるファサードですが、周囲の住環境と景観を合わせることも忘れずに。
オリジナリティを求めるあまり、周囲の住環境に馴染まないデザインのファサードにしてしまうと、街の景観を損ねてしまう可能性もあるので注意が必要です。
地域によっては「景観ガイドライン」というものが制定されているケースもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ここからは、ファサードにこだわった東宝ホームの事例をご紹介します。
ぜひ、自分だけのファサードづくりの参考にしてください。
前から後ろに流れるように片流れ屋根を採用した、シャープなフォルムのファサード。
白を基調とした外壁に、凹凸を用いたデザインで黒の壁材や木の質感を取り入れました。
グリーンのドアがアクセントとなっており、かわいらしさも感じられます。
芝生のグリーンで爽やかさをプラスした、まるでカフェのような素敵なファサードです。
片流れ屋根が印象的なかっこいいファサード。
黒を基調とした外壁に木製の壁材を用いることで、シンプルでスタイリッシュながらもメリハリのあるデザインになっています。
大きな窓と広いウッドデッキで、明るく開放的な印象のファサードになりました。
瓦屋根とレンガ風の窯業系サイディングが、ナチュラルでかわいいファサード。
切妻屋根は、“本を開いて伏せたような面”である「妻」を正面に持ってくると、三角屋根が見えるかわいい印象に。
屋根がしっかりと見える「桁」をファサードに持って来ると、奥行きが出て落ち着いた印象になります。
こちらの住宅では切妻屋根の向きを変えて組み合わせることで、可愛らしさと落ち着き、両方の印象を感じられるファサードになりました。
四角い箱を組み合わせ、個性的に仕上げたファサード。
単色の白い壁ですが、凹凸をつけることでメリハリがつき、単調にならずに遊び心のある印象を感じられます。
通行人の視線を遮る塀は、明るいカラーの木製で爽やかに。
シンボルツリーや植栽が真っ白の壁によく映えていて、ナチュラルな印象のファサードになりました。
ファサードは「家の顔」であり、家の印象を決定づける大切なものです。
街並みに合わせてファサードをコーディネートすることで、道ゆく人に好印象を与えることができます。
ぜひ屋根や外壁、窓の組み合わせにこだわって、唯一無二のファサードを持つわが家をつくりませんか?
東宝ホームでは、お客様の理想に合わせた、こだわりの溢れるファサード作りをサポートさせていただきます。
ぜひ一度、お近くの東宝ホームの展示場・モデルハウスにお越しください。