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【徹底解説】住宅の耐震等級の調べ方&地震に強い家を建てる方法

世界中の大地震の20%が日本で起きている。そう言われるほど、日本は地震とは切っても切り離せない国です。

マイホームを建てるとき間取りや内装も気になるところかと思いますが、その前に「地震への強さ」についてもよく考えておきたいですよね。

「その建物がどのくらい地震に強いか?」をわかりやすく示すのが耐震等級。

今回は、耐震等級の調べ方や地震に強い家を建てる方法について、詳しく解説したいと思います。

 

耐震等級とはどんなもの?

耐震等級とは、地震に耐えられる建物かどうかを数字で表したもの。

耐震等級1〜3まであって、数字が大きい=地震による倒壊リスクが低いことを指します。

・耐震等級1:震度6〜7程度で倒壊しないレベル。建築基準法の最低ライン。

・耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の強度。長期優良住宅の認定を取得できる。

・耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の強度。最高等級。

今から家を建てるなら、どんな家でも耐震等級1はクリアしています。

建築基準法の最低ラインを満たしていると聞くと「じゃあ耐震等級1で大丈夫なんじゃない?」そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし2016年の熊本地震では、耐震等級1〜2の建物でも倒壊被害が見られました。

一方で、耐震等級3の家で、熊本地震で倒壊した建物はゼロ。

大地震から家族を守るため、そのあと不自由なく暮らしていくためにも、これからの家づくりでは耐震等級3を基準にするのがおすすめです。

 

耐震等級の調べ方【中古住宅編】

中古住宅を購入するときは、次のような方法で物件の耐震等級を知りましょう。

 

1:建築確認申請の承認日を調べる

中古住宅を探すときは「建築確認申請の承認日」をチェックしましょう。

建築確認申請の承認日によって「旧耐震基準」か「新耐震基準」かがわかります。

・旧耐震基準:1981年5月31日以前の建築物

・新耐震基準:1981年6月1日以降の建築物

1981年に建築基準法が改正されたため、築古の中古住宅のなかには新耐震基準を満たしていない家があります。

1981年6月以降に建築確認の承認を受けた家は、少なくとも「耐震等級1」を確保していることがわかります。

 

2:住宅性能評価書を確認する

耐震等級1は確認申請の日付でわかりますが、それ以上の情報を確認できるのが「住宅性能評価書」です。

第三者評価機関が公平な立場でチェックした書面で、耐震等級も記載されています。

ただし住宅性能評価書の作成は任意なので、用意されていないことも。

ない場合は、耐震診断を受けて、安全性を確認されるとよいでしょう。

 

耐震等級の調べ方【建売住宅編】

1981年6月1日以降に建てた建売住宅であれば、現行の建築基準法レベル=耐震等級1を満たしていることは確か。

しかし、それ以上の等級であるかはわからないですよね。

家を建てたハウスメーカーに聞いたり住宅性能評価書を確認したりしましょう。

 

1:ハウスメーカーや不動産会社に尋ねる

建売住宅は設計や部材が規格化されていることから、注文住宅よりも安く購入できるのがメリット。

コスパがいい反面、地震で倒壊しないか心配になってしまいますよね。

確証を得るならハウスメーカーや不動産会社に聞くのが1番!

購入を考えている段階で、どのくらいの耐震性が備わっているのか聞いてみてください。

 

2:住宅性能評価書を確認する

ハウスメーカーや不動産会社に問い合わせて、住宅性能評価書を用意してもらうことも。

口頭で「地震に強いですよ!」といわれて100%安心できない場合も、書面で確認できれば安心です。

 

耐震等級の調べ方【注文住宅編】

これから注文住宅を建てるなら、どのくらいの耐震等級で設計するかを決められます。

家を建てる前に確認してほしいポイントをお伝えします。

 

1:住宅会社の耐震等級の情報を確認する

マイホームの依頼先をピックアップするときは、住宅会社のホームページやパンフレットで標準仕様の耐震等級を確認しましょう。

「耐震等級3」と記載されていれば、地震への強さにこだわって設計している会社であることがわかります。

 

2:事前に「耐震等級3を取りたい」と伝える

地震に強い注文住宅にしたいなら、住宅会社に事前に「耐震等級3の家を建てたい」ということを伝えましょう。

ここで注意したいのは「耐震等級3」と「耐震等級3相当」は違うということです。

「耐震等級3相当」は「耐震性能3と同等だろう」と判断して家を建てること。

住宅性能評価機関が正式に評価したものではありません。

地震保険料の割引や、金利の引き下げなどの優遇措置も受けられないのでご注意ください。

 

3:構造計算をしてもらうとより安心!

一般的な木造2階建て住宅では、簡易的な「壁量計算」でも建築基準法上はOK。

しかし水平力しか加味されておらず、耐力壁の量だけでざっくりと計算されています。

より安心度を求めるなら「構造計算(許容応力度計算)」がおすすめです!

水平力だけでなく、屋根や床の重さ、積雪なども加味。

柱や梁ひとつひとつが、地震や風に耐えられるか詳しく確認されています。

 

東宝ホームは耐震等級3を取得しています

いつ地震が起きてもおかしくない日本。安心して暮らしていくためにも、耐震性能が高い家を選びましょう。

東宝ホームでは、全棟で耐震等級3を取得!より詳しく安全性を確かめられる、許容応力度計算を採用しています。

すべて長期優良住宅の認定も受けており、税金面などのメリットもありますよ。

東宝ホームの家の耐震性能やテクノロジーについて詳しく知りたい方は、ぜひ住宅展示場やモデルハウスでスタッフにお声がけください。

基礎から制震システムまで、詳しくご説明いたします。

 

 

2022.12.27 16:46