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新築やリノベーションで内装を決めるとき、重要なポイントのひとつがフローリング選びです。
もちろん木の種類や色を吟味することも大切ですが、それとともに必ずチェックしておきたいのがお手入れ方法。
お客様からは「無垢フローリングに憧れるけれど、お手入れが大変そう」「育児中でペットもいるので、掃除が楽な床材はないでしょうか?」などの悩みやご要望を聞かせていただくこともあります。
そこで今回は、フローリングや塗装の種類と、種類別のお手入れ方法について解説します。
フローリングの種類は、大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類。
まずは、それぞれの特徴を知っておきましょう。
無垢フローリングは、天然木100%の一枚板のこと。
木の持つ柔らかい肌触りや香りを味わえて、月日が経つにつれて変化する表情も楽しめます。
調湿作用があるため、ジメジメと蒸し暑い夏や乾燥しやすい冬も快適に過ごすことができるでしょう。
複数の木材を貼りあわせて加工したのが、複合フローリング。
風合いやお手入れのしやすさは、どんな素材を表面に貼っているかによって異なります。
・シート:木目柄をプリントした樹脂や紙などのシートをベニヤ板に貼り合わせたもの。
・突き板:ベニヤ板の上に厚さ0.3〜1mmほどの天然木を貼り合わせたもの。
・挽き板:ベニヤ板の上に厚さ2mmほどの天然木を挽いたもの。
複合フローリングのなかでも、表面に天然木が貼られた突き板・挽き板フローリングなら、木そのものの風合いを楽しむことができます。
フローリングそのものの種類だけでなく、表面にどのような塗装をするかによってもお手入れ方法は変わってきます。
塗装を大きくわけると「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の2種類です。
オイル塗装とは、植物性オイルや蜜蝋など油分を浸透させる塗装のこと。
木材そのままの手触りを味わえるので、無垢フローリングにはオイル塗装が施されるのが一般的です。
ただし表面に塗膜がないため、水分やクリーナーが染み込みやすく、水拭きなどのお手入れには向いていません。
複合フローリングでよく施されるウレタン塗装は、UV塗料や樹脂塗料で表面に薄い塗膜をつくります。
塗膜が基材を保護するため、水拭きやクリーナーを使ったお手入れもしやすいです。
仕上がりにツヤっと光沢がでるイメージがありますが、最近では光沢を抑えたマットな仕上がりの商品もあります。
フローリングのお手入れ方法は、表面の仕上げによって変わります。
フローリングや塗装の種類ごとに、適切なお手入れ方法を見ていきましょう。
無垢×オイル塗装の場合、そのままでも艶感がでてくるので、基本的に「ワックス」は不要です。
より美しさを保つためには、年1回程度オイルや蜜蝋などをすり込むように再塗装するといいでしょう。
日々のお掃除については、掃除機や乾拭きでホコリや髪の毛を取り除きます。
水拭きや薬剤を含むウエットシートは無垢材を傷めてしまうことがあるため、極力使用を避けましょう。
複合フローリングは表面にウレタン塗装が施されていることが多いので、その場合は水拭きやクリーナーによるお掃除が可能です。
油汚れや食べこぼしを掃除する際は、弱アルカリ性や中性洗剤を使うときれいに拭き取れるでしょう。
クリーナー成分が残っているとフローリングが傷む可能性があるため、使用後はしっかりと水拭きをしてくださいね。
「ワックスがけが大変そう」という方には、ノンワックスタイプのフローリングがおすすめ。
特殊な加工が施されており、ワックスをしなくてもきれいな状態を保つことができます。
「お手入れ方法はわかったけれど、うまくできるか不安」という方もいるでしょう。
ここでは、日々のお掃除がラクラクなフローリングを2種類ご紹介します。
無垢フローリングは「お手入れが難しそう」というイメージがあるかもしれませんが、意外と簡単。
使いこむうちに表面が磨かれて、ワックスを使わなくても自然と艶が生まれてきます。
日々のお手入れは、掃除機や乾拭きでホコリを取るのがメイン。オイルで再塗装するなら、年に1回程度が目安です。
東宝ホームのモデルハウスでは、hitマリナ通り住宅展示場とhit香椎宮前住宅展示場、KBCマイホーム展示場久留米会場で無垢床を採用しています。
無垢床がどんな床か実際に体験したい方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
「無垢っぽくてお手入れラクなフローリングがいい」という方には、突き板フローリングがおすすめです。
基本的にウレタン塗装がされているので、醤油や水をこぼしたときも染み込みにくいでしょう。
水拭きもできますが、水気はしっかりとしぼってから雑巾がけすることが大切です。
突き板の床は、新たにオープンしたhit大野城住宅展示場でご体験いただけます。
無垢に近い質感を、ぜひ体感しにきてください!
フローリングといっても複合か無垢材、塗装によってお手入れ方法は異なります。
耐久性や風合いを保つためには、素材にあうお手入れやポイントを押さえることが大切です。
東宝ホームでは、ハイグレードな無垢フローリングと突き板フローリングが標準仕様。
インテリアコーディネーターが、お家の雰囲気やお手入れのしやすさなどを考えて床選びのアドバイスをさせていただきます。
モデルハウスではフローリングの質感や色味もご覧いただけますので、ぜひお近くのモデルハウスへお越しください!