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東宝ホーム 本社コラム折り上げ天井とは?メリット・デメリット・設計ポイントを解説

折り上げ天井とは?メリット・デメリット・設計ポイントを解説

住まいにおいて、天井デザインは空間の印象を大きく左右します。
「開放感のある空間にしたい」「メリハリのある印象に仕上げたい」と考えている方には、折り上げ天井がおすすめです。

今回は、折り上げ天井のメリット・デメリットや設計のポイントを徹底解説!
東宝ホームの施工事例の中から、折り上げ天井を取り入れたおしゃれな事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

折り上げ天井とは?

折り上げ天井とは、天井の一部を周囲より一段高く設計する内装技法のこと。
周囲との高低差により視覚的な広がりと奥行きが生まれ、開放的な空間を演出できます。
また空間のアクセントになるため、広々とした単調な空間にメリハリをつけたい時にもおすすめです。

折り下げ天井との違い

折り下げ天井と対照的なデザインとして、「折り下げ天井」があります。
折り下げ天井とは、天井の一部を下げて設計する内装技法のこと。
天井の一部が低くなっていることで相対的に他の部分が高く感じられ、折り上げ天井と同様に空間の広がりを演出できます。

折り下げ天井については以下の記事で詳しく解説しておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。
>>折り下げ天井とは?後悔しないポイントや事例をご紹介

 

折り上げ天井のメリット

まずは、折り上げ天井のメリットについて見ていきましょう。

開放感が生まれる

折り上げ天井を取り入れる最大のメリットは、開放的な空間を演出できることです。
周りの天井よりも一段高く設計することで、空間に奥行きや広がりが生まれ、視覚的に開放感が得られるようになります。
圧迫感を軽減する効果があるので、「狭い空間を広々とした印象に仕上げたい」というケースにもおすすめですよ。

おしゃれな雰囲気に仕上がる

折り上げ天井をつくることで、平らな天井よりもおしゃれな雰囲気に仕上がります。
折り上げ部分の天井に木目調のクロスを採用したり、アクセントクロスを採用したりすれば、より一層目を引く場所となるでしょう。

適度な天井高により冷暖房効率を維持しやすい

天井高を抑えることで、空調が効きやすいのも折り上げ天井のメリットのひとつ。
快適な室温を保ちやすく、光熱費も驚くほど上がることはないでしょう。

2階の居住スペースを十分に確保できる

折り上げ天井をつくっても、2階の床面積が減ることはありません。
吹き抜けも素敵だけど、空間も無駄にしたくないという方にもおすすめです。

 

折り上げ天井のデメリットと対策

続いて、折り上げ天井のデメリットについて解説します。
合わせて対策も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

お手入れがしにくい

折り上げ天井は構造上、段差部分や角にホコリが溜まりやすいです。
手が届きにくいので脚立を使用する必要があり、面倒に感じるかもしれません。

対策として、掃除には伸縮ハンドル付きのモップを使用するといいでしょう。
脚立いらずで掃除ができるので、転倒や落下などの危険も回避できます。
また照明器具は天井に埋め込むダウンライトを採用するなど、そもそもホコリがたまらない工夫をするのもおすすめです。

上階の物音が伝わりやすい

折り上げ天井部分は天井の厚みが薄くなるため、上階からの足音や生活音が伝わりやすくなるというデメリットもあります。
特に上階が子ども部屋の場合、子どもの騒ぐ音や走り回る音が気になってしまうかもしれないのであまりおすすめできません。

対策としては、折り上げ天井部分の上階の部屋に防音カーペットや防音マットなどを敷くのがおすすめ。
施工の段階で対策したい場合は、上階に当たる部屋に防音性の高い床材を取り入れるといいでしょう。

冷暖房の効率が悪くなることも

メリットの部分で冷暖房効率を維持しやすいと言いましたが、一般的な平天井に比べると、部分的に天井が高くなることで若干冷暖房の効率が悪くなる可能性も。
折り上げた部分が広く高くなるほど、部屋全体の温度を均一に保つのが難しくなるので注意しましょう。

対策としては、折り上げ部分にシーリングファンを設置したり、折り上げ部分を数cm程度にしたりするのがおすすめです。

 

折り上げ天井をより魅力的に仕上げるポイント

せっかく折り上げ天井を採用するなら、より洗練された空間になるようデザインにこだわってみましょう。

全体のバランスを見て折り上げる高さを決める

折り上げ天井の高さは20〜30cm程度を目安に、部屋の広さ、窓の位置や大きさなど、部屋全体のバランスを考えながら決めましょう。
高ければ高いほど開放感が増すように思えますが、極端に高くすると違和感のある空間になってしまう場合もあるので注意が必要です。
計画段階でハウスメーカーとじっくりと打ち合わせを重ね、プロの視点も取り入れましょう。

照明計画にこだわる

折り上げ天井はさまざまな照明と相性がいいデザインです。
選ぶ照明によって空間に与える印象は変わるので、ぜひインテリアテイストや好みの見え方にあわせて選びましょう。

・間接照明:やわらかい雰囲気を演出
・ダウンライト:スタイリッシュな印象に

冷暖房の効率をアップさせたい場合は、照明付きのシーリングファンを採用するのもおすすめです。

天井材を変える

折り上げ部分だけ周囲とは違う天井材を取り入れるのも、おすすめのアイデア。
同じ空間でありながら変化がつき、よりメリハリのある雰囲気に仕上がります。
木目調や石目調など重厚感のあるデザインも、折り上げ天井なら圧迫感がでにくくて挑戦しやすいですよ。

梁を見せて空間にアクセントをつける

折り上げ天井では、梁を見せるデザインも効果的です。
構造体である梁は天井裏に隠すのが一般的ですが、あえて梁を見せることで、より立体的な空間をつくり出せます。
梁を見せる場合は、インテリアに調和する素材や色味にするのがポイントです。

 

おしゃれな折り上げ天井の施工事例

ここからは東宝ホームが手がけた、おしゃれな折り上げ天井を取り入れた施工事例を3つご紹介します。

事例1.無垢材で仕上げた4cmの折り上げ天井

一般的な20〜30cmという折り上げ高さを、あえて4cmに抑えることで絶妙なアクセントを実現した事例。
折り上げ部分には無垢材を採用することで、洗練された高級感を演出しています。

また無垢材の天井が外部の軒天と自然につながるデザインは、自然と視線が室内から外へと誘導され、空間の広がりを感じさせる空間に。
さらに天井まで届くハイサッシを組み合わせることで、より開放的な印象に仕上がりました。

事例2.見せ梁を組み合わせた印象的な折り上げ天井

こちらはリビング全体を折り上げ天井とし、見せ梁を組み合わせた事例です。
リビング側の天井が高くなっているため、キッチンからリビングを見た時の開放感は抜群!
リビング全体が折り上げ天井であるため段差が少なく、またダウンライトの採用により、ホコリが溜まりにくいのも嬉しいポイントです。

事例3.平屋ならではの大胆な折り上げ天井

こちらは​​福岡県糸島市で販売中の、折り上げ天井に間接照明を組み込んだ事例です。
間接照明が生み出す柔らかな光が、くつろぎの空間をつくり出しています。
天井材はあえて白一色にすることで、光を反射しより明るく開放的な印象に。
上階がないため2階からの物音を気にする必要がなく、思い切った天井高を実現できました。

間取りの掲載物件はこちら
>>【平屋3LDK+FCL】東部ファミリータウン糸島 7号地

 

洗練された折り上げ天井のある空間づくりは東宝ホームへ

折り上げ天井は、シンプルな天井に変化をつける効果的な設計手法です。
ただし高さや照明、素材選びを間違えると、後々の暮らしに影響が出てしまう可能性があるため、採用する場合はしっかりと専門家にアドバイスを受けることをおすすめします。

東宝ホームでは、長年にわたり数多くの折り上げ天井の設計・施工を手がけてきました。
その豊富な経験とノウハウを活かし、お客様の理想とする暮らしに最適な折り上げ天井をご提案いたします。
折り上げ天井に興味をお持ちの方は、ぜひ東宝ホームの展示場やモデルハウスへお越しください。

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上記より来場のご予約をしていただくと、ゆっくりご覧いただけます。

2025.02.03 09:00