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東宝ホーム 本社コラム老後も住みやすい間取りとは?新築から考えたい生涯住みやすい家づくり

老後も住みやすい間取りとは?新築から考えたい生涯住みやすい家づくり

これまで日本の木造住宅は、ある程度の築年数が経つと建て替えるのが一般的でした。
しかし最近は、建築技術の向上で住宅の長寿命化が進み、建て替えせずに住み続けることも可能になっています。

これからマイホームを建てるなら、老後まで考え、長く快適に過ごせる間取りがおすすめです。
今回は新築住宅を検討中の方に、老後も住みやすい間取りを考える3つのポイントや注意点を解説します。
ぜひ理想の間取りを考える参考にしてください。

 

老後に感じる間取りの後悔

老後は加齢によって足腰が弱りやすく、人によっては立ち上がるときの支えや車椅子がないと、移動が難しくなるケースもあります。
老後に感じやすい、間取りへの3つの後悔を見ていきましょう。

階段がつらくて2階に上がれない

足腰が弱ると身体をしっかりと支えるのが難しくなるため、老後に階段の上り下りをつらく感じる人も多いです。
特に下りに不安を感じやすく、階段からの転落を恐れて、上の階を使う頻度も減っていきます。
特に水回りが2階に配置された間取りは、老後も1階と2階の両方を使わなければならないため、後悔を感じやすいようです。

通路幅が狭い・段差が多い

老後に車椅子生活になった場合、通路幅が狭かったり室内の段差が多かったりすると、移動が不便になります。
最近は小上がりの和室も人気ですが、老後も住みやすい間取りを考えるなら、室内の段差はできるだけ少なくするのがおすすめです。

玄関に支えがない

足腰が弱ってくると、立ち上がるときの支えが必要です。
特に玄関は、支えがないと靴の脱ぎ履きでふらつきやすく、転倒のリスクが高まります。
中には、出かけるのが億劫になる人もいるでしょう。
外出の機会が減ると、老後は特に孤立しやすくなってしまいます。
玄関の使いにくさが原因で外出が苦にならないよう、動作のしやすさに工夫が必要です。

 

老後の間取りを考える3つのポイント

老後まで使いやすい間取りにするために、押さえておきたいポイントは次の3つです。

・1階中心の間取りにする
・バリアフリーに配慮する
・手すりをつける

それぞれ詳しく見ていきましょう。

回遊しやすい間取りにする

老後を考えて間取りを作るなら、キッチンやお風呂などの水回りを1カ所にまとめ、家事動線を短くした回遊型がおすすめ。
さらにリビング続きの居室を作れば、将来的に1階のみで生活を完結できます。
家事のしやすい回遊動線は、老後だけでなく共働き世代や子育て世代にもおすすめの間取りです。
どの世代でも使いやすいので、これから自宅を新築するなら、ぜひ検討してみるとよいでしょう。

バリアフリーに配慮する

将来的な車椅子の使用を想定し、バリアフリーに配慮した間取りを考えるのもおすすめです。
バリアフリーとは生活の障壁となるものを取り除き、すべての世代が「安心・安全・快適」に暮らせることを目指すこと。
バリアフリーに配慮した「バリアフリー住宅」には、つまずかないように室内の段差をなくしたり、車椅子でも通りやすいように引き戸を採用したりといった特徴があります。

バリアフリー住宅に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にお読みください。

手すりをつける

活動的な老後を過ごすには、できるだけ自分で動こうとする意欲の尊重が大切です。
お風呂やトイレ、玄関など、頻繁に立ったり座ったりする場所には、動作を助けるために手すりをつけましょう。
現状取り付ける必要がなかったとしても、将来的にリフォームで手すりを取り付けやすいように、あらかじめ下地を入れておくのもおすすめです。

 

老後の間取りを考えるときの注意点

新築するマイホームに長く住み続けるには、老後まで暮らしやすい間取りが欠かせません。
しかし家づくりでは、老後の生活ばかりを考えるのではなく、今の生活を楽しむのも大切です。
老後の間取りを考えるときの、2つの注意点を見ていきましょう。

「現在」の理想を犠牲にしない

老後を考えるのも大切ですが、まずは今を快適に過ごせる住まいも考えましょう。
自宅の新築は人生の大きな節目であり、特別なイベントです。
どの程度老後を重視した間取りを取り入れ、どの程度家族が今希望する間取りを取り入れるのか。
家族皆が快適に住める家づくりのため、「現在」の理想を犠牲にしすぎないように、十分に話し合って間取りを決めましょう。

住宅の性能も重視する

老後まで住みやすい住まいにするためには、間取りだけでなく、住宅の性能も欠かせません。
特に冬に起こりやすいヒートショックは、家庭内の死亡事故の原因として上位を占めています。
ヒートショックは暖かいリビングから寒い廊下に出たり、寒い脱衣場から急に熱い湯舟に浸かったりといった、室内の温度差が原因で起こります。
室内の温度差をなくすには、高断熱・高気密の住宅に住むのが効果的。
間取りだけでなく住宅の性能面でも、老後に住みやすい家を考えましょう。

 

老後まで住みやすい間取りの参考事例

ここからは、東宝ホームが実際に手掛けた、老後まで長く住みやすい間取りの参考事例を紹介します。

ご紹介するこちらの事例は、2階部分がない平屋建て。
階段がないため、将来的に車椅子を使うようになっても、生活スペースが制限されにくいです。

また家事楽を叶えるため、キッチンの横に洗面室を設け、水回りを一カ所にまとめる回遊動線を採用。
老後だけではなく、幅広い世帯にとって使いやすい間取りに工夫されています。

リビングと居室の境目には内廊下を採用し、段差も扉もない開放的な空間。
部屋を仕切る扉をなくしても快適に過ごせるのは、高気密・高断熱の住宅性能があってこそです。

8.5帖のこちらの子ども部屋は、将来的に2部屋に仕切ることを想定し、クローゼットと出入口を2つ設置。
後のライフスタイルの変化まで考えた、フレキシブルな間取りです。

 

東宝ホームが提案する老後も住み続けられる理想の間取り

住宅の長寿命化が進む中、建て替えや住み替えを繰り返すものから、性能の良い家に長く住み続ける時代になりつつあります。
東宝ホームは高気密・高断熱の住宅性能にこだわり、老後はもちろん、どの世代でも快適に過ごせる家づくりを行っています。
高気密・高断熱の住宅性能や、老後も住みやすい家づくりが気になる方は、ぜひお気軽に東宝ホームのモデルハウスへお越しください。
実際の住宅性能をご体感いただきながら、老後も住みやすい間取りをご案内いたします。

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2024.03.11 09:00