～「ハナレ」と「4つの庭」がある住まい～

 

 

2023年度グッドデザイン賞受賞実例

「ハナレ」と「4つの庭」がある住まい

新発想の街プロジェクトのテーマは～多様化する新しい暮らし方を愉しむ、これからの住まいのかたち～です。
その象徴が、誰に気兼ねすることなく自分らしい生き方ができる「ハナレ」。在宅勤務や趣味のスペースなど想い想いに使うことができます。
また、1邸につき4種類の庭があり、四季を感じながら、近所の人とのコミュニケーションの場として活用できます。

 

4色のサイディングを貼り分け、建物に表情をつくり出す。
豊かな植栽によって四季を感じる街並みが生まれる。

 

ハナレの使用風景。ライフスタイルの多様化に合わせて、
様々な使い方が可能となる。

 

PLAN

デッキテラスの庭　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・土間の庭

　　　

菜園の庭　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・アプローチの庭

　　　

家事（サービス）の庭

 

 

審査員コメント

6つの住宅が横並びに集まったプロジェクト。
各住宅が前面道路側に家よりも小さなボリュームの「ハナレ」を持つことにより、立面に多様な表情が生まれている。

「ハナレ」は各住戸と土間空間で繋がっているが、
この土間空間は、6つの住戸間で横のラインが揃っており、両隣の家の土間空間を感じることができる。
自分の家にいながら、ひとつの街の中にいるような感覚が、「ハナレ」の存在意義をよりユニークなものにしている。

この家の形式から、ここで暮らす６つの家族がどのような「共同体」に育っていくのか、大きな期待を感じさせる。