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マイホームの外観や間取りを決めるとき、自分の好みや住みやすさを考えてあれこれと検討するのはとても楽しいですよね。
外観や間取りと同じくらい大切なのが、室内の電気配線です。
コンセントやスイッチなどの位置は、電気配線で決まります。
たとえばキッチンにコンセントの数が少なければ、便利な調理家電も十分に活用できませんし、インターフォンのモニターが人の集まるリビングの近くになければ、来客のたびに急いでモニターの元へ向かわなければならないでしょう。
このようにコンセントやスイッチなどの位置は、家の住み心地や動線のよさにも大きく関わります。
しかしいざ電気配線を考えるときに何を重視すればいいのかわからず、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回はマイホームを検討中の方に向け、電気配線工事の流れや失敗しないための4つのポイントを解説します。
電気配線工事とは、電気が通るための電線やケーブルを設置するための工事です。
スイッチやコンセントを設置する場所には、専用のボックスを設置します。
その他に、テレビのアンテナ工事やインターネット工事も電気配線工事に含まれます。
電気配線工事は家電の置き場所や使い勝手にも大きく関わるため、住みやすい家を作るためにとても大切な工事です。
電気配線工事は、ある程度間取りが決定してから進める「電気配線計画」に従って行われます。
住宅を新築するときの、電気配線工事の流れを見ていきましょう。
新築住宅の電気配線工事は、柱や梁・屋根など、構造部分を完成させる上棟後にはじまります。
上棟から約1~2週間後までには、電気配線計画をもとにケーブルやスイッチボックス・コンセントボックスを設置。
壁を作ったときに、コンセントの配置予定場所に正しく配線がくるように準備します。
上棟から約1ヶ月後。
天井や壁の造作工事が終わると、壁の内側に隠れたケーブルやスイッチボックスに合わせて開口部を切り抜きます。
開口部から必要なケーブルを露出させ、必要なスイッチやコンセントが設置できるようになるのです。
壁や天井へのクロス貼り付けが完了したら、コンセントやスイッチの電気設備を取り付けます。
その後コンセントやスイッチカバーを被せれば、電気配線工事は完了です。
電気を使うのに必要なコンセントやスイッチの位置は、電気配線計画によって決められます。
そのため実際に建築段階に入ってから、コンセントやスイッチの位置を変更したり追加したりするのは難しいです。
仮に変更や追加ができたとしても、追加費用が高額になるおそれがあります。
このように新築の電気配線工事は、基本的に後から変更できません。
後悔のないように、計画段階から十分に検討を重ねましょう。
新築の電気配線工事には「弱電設備工事」と呼ばれるものがあり、ハウスメーカーからの見積書に含まれていない場合があります。
特に以下の3つの弱電設備工事は、別途費用がかかるケースが多いです。
・インターネット回線工事
・電話回線工事
・テレビアンテナ工事
このほかに、弱電設備工事にはインターホンや防犯カメラ用の工事も含まれます。
電気配線工事に含まれる範囲はハウスメーカーごとに異なるため、見積もりを掲示されたときは、どこまでが電気配線工事に含まれているのか必ず確認してください。
新築の電気配線で失敗しないためには、自分の生活スタイルを振り返り、新居でどのように過ごしていきたいかを考えましょう。
・使いたい家電の数や配置を考える
・家事動線・生活動線を考える
・照明のデザインを考える
・ドアの場所や家具の高さを考える
おすすめの4つのポイントを解説します。
新築の電気配線への後悔は、「もっとコンセントをつけておけばよかった」や「スイッチを違う場所につければよかった」という声も多いです。
後悔しないためには、新居が完成してからの生活を具体的にイメージするのがおすすめ。
現在使っているものや今後購入予定のあるものなど、使いたい家電の数をもとに必要なコンセント数を考えましょう。
コンセントやスイッチの位置は、家事動線や生活動線に大きく影響します。
電気配線を考えるときは、どこでスイッチをつけるのか、どこでどの家電を使うのかを具体的に考えてみましょう。
たとえばキッチンの正面の壁にコンセントを取り付ければ、ハンドブレンダーなどの調理家電が使いやすく、調理をスムーズに行えますよ。
新築住宅でのおすすめなコンセント位置についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にご覧くださいね。
部屋の印象は、照明によって大きく変わります。
設置や交換が手軽にできるシーリングライトやペンダントライトと違い、ダウンライトなどの埋め込み型の照明は後から変更ができません。
また住まいの居心地の良さには、室内の照明をコーディネートするのも大切です。
自分が心地よく感じられる空間を実現するためにも、打ち合わせの初期の頃から、ハウスメーカーの担当者に理想やイメージを伝えておくとよいでしょう。
コンセントやスイッチの場所を考えるときは、ドアの場所や家具の高さも意識するのがおすすめです。
特に開き扉の場合、開けたときにコンセントやスイッチが隠れると、使いにくさを感じやすくなってしまいます。
置きたい家具が決まっているときも、高さに合わせたスイッチの位置を検討するとよいでしょう。
置きたい家具が決まっていないときは、コンセントは床から約25cm、スイッチは床から110~120cmの、一般的な高さに設定するのがおすすめです。
新築住宅の電気配線は、家電の配置場所や生活動線など、建ててからの住みやすさに大きく関わります。
さらにスイッチやコンセントは、壁の内部にあらかじめ配線を通しておかなければならないためあとからの増設や変更が難しいです。
電気配線に後悔しないためには、自分が今どのように家電を使っていて、そこから今後どのように変えていきたいのかを考えましょう。
たとえば家事ラクを叶えるために自動掃除ロボットを使いたければ、掃除を終えたロボットが充電のために帰っていけるスペースがあればとても便利です。
東宝ホームでは、多くのお施主様の家づくりに携わってきた実績から、お施主様のライフスタイルに合わせた電気配線のアドバイスができます。
展示場・モデルハウスでは、実際の東宝ホームの住宅をもとに生活のシミュレーションも可能です。
気になる方はぜひご予約の上、お近くの展示場やモデルハウスへお気軽にご来場ください。