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東宝ホーム 本社コラム家づくり初心者向け|後悔しないための“窓の選び方”完全ガイド

家づくり初心者向け|後悔しないための“窓の選び方”完全ガイド

「窓って、どれを選んでもそんなに変わらないのでは?」と思っていませんか?

実は、窓選びを甘く見ると“明るさ・風通し・安心・デザイン・快適さ”のすべてに影響します。
住んでから「思ったより暗い」「風が通らない」「外から丸見え…」なんて後悔も少なくありません。

この記事では、窓の種類と特徴を初心者の方にもわかりやすく解説!
さらに、設置場所ごとの選び方のコツやよくある失敗例と対策も紹介します。
「窓選びで後悔したくない!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

なぜ窓選びが大切なの?家づくりにおける窓の役割

家にある「窓」には、実はこんな大切な役割があります。

1.光を通す

自然光を室内に取り入れることで、明るく心地よい空間をつくり出します。
朝日を浴びながら目覚めたり、日中は照明なしで過ごせたり……自然光には電気では得られない温かみがありますよね。

2.風を通す

窓を開けることで新鮮な空気が入り、室内の空気を入れ替えられます。
家の中にいながら心地よい自然の風を感じられるのも、窓があるからこその魅力です。

3.断熱性・防犯性を左右する

実は、冬の熱の約6割が窓から逃げ、夏の熱の約7割が窓から入ってくるといわれています。
また、空き巣の侵入経路の多くも窓です。
高性能な窓を選ぶことで、快適で安心できる暮らしを守ることができます。

4.デザイン性を高める

窓は、家の顔となる外観デザインにも大きく影響します。
また外から見た時だけでなく、室内の雰囲気も大きく左右する要素なんですよ。

5.外とのつながりをつくる

庭の緑や空を眺めたり、季節の移り変わりを感じたり。
窓があることで、室内にいながら外の世界とつながることができます。

つまり窓は、「光」と「風」を取り込みながら、安心とデザイン、そして外とのつながりを生み出す大切な存在なのです。

 

知っておきたい!窓の種類と特徴

ひと口に「窓」といってもその種類はさまざまです。
どんな窓を設置するかによって、住まいの快適さは大きく変わります。
ここからは、注文住宅で採用される主な13種類の窓の特徴と、メリット・デメリットをひとつずつ見ていきましょう。

1.引き違い窓

左右にスライドして開け閉めする、最も一般的な窓。
リビングや寝室など幅広い場所で使われます。

メリット ・開ける幅で風通しを調整できる
・どんな部屋にも合いやすい
デメリット ・気密性・断熱性はやや劣る
・外からの視線を受けやすい

2.上げ下げ窓

上下にスライドして開閉する窓。
洋風デザインの住宅によく採用されます。

メリット ・デザイン性が高い
・開ける幅で風通しを調整できる
・開口部が小さく防犯性が高い
デメリット ・風通しは控えめ

3.すべり出し窓(縦すべり出し窓・横すべり出し窓)

ハンドル操作で外側に押し出して開けるタイプの窓。
縦に開く「縦すべり出し窓」と、横に開く「横すべり出し窓」があります。

メリット
  • 防犯性が高い
  • 風を取り込みやすい(縦)
  • 雨が入りにくい(横)
デメリット
  • 強風時は開けにくい

4.掃き出し窓

窓枠の下部分が床に接していて、天井近くまで高さがある大きな窓。
リビングから庭やベランダへ出る際に使われることが多いです。

メリット
  • 開放感がある
  • 光と風をたっぷり取り込める
  • 室内外をつなぐ動線になる
デメリット
  • 外からの視線が入りやすい
  • 断熱性・防音性はやや低い

5.開き窓(片開き・両開き)

ドアのように開くタイプの窓。
片側のみ開く「片開き」と、両側が開く「両開き」があります。

メリット
  • 開放感がある
  • 風をたくさん取り込める
  • デザイン性が高い
デメリット
  • 強風時は開けっぱなしにしづらい

6.FIX窓(はめ殺し窓)

窓枠にガラスを固定し、開け閉めできないタイプの窓。
採光を目的として、玄関や吹き抜けの高い位置などに設置されることが多いです。

メリット
  • 採光性・防犯性が高い
  • 丸型や三角形など、デザインの自由度が高い
デメリット
  • 風を通せない

7.出窓

壁から外側に突き出した形の窓。
中央をFIX窓、両端を開閉窓にするタイプが一般的です。

メリット
  • 空間に奥行きが生まれ、広く見える
  • カウンター部分に物を置ける
  • 採光性が高い
デメリット
  • 防犯性がやや低い
  • 冬は結露しやすい

8.高窓(ハイサイドライト)

天井に近い高い位置に設置する窓。
人の視線の高さよりも上にあるため、プライバシーを守りながら光を取り込めます。

メリット
  • 外からの視線を遮りながら明るさを確保できる
  • 空間を開放的に見せられる
デメリット
  • 開閉式の場合はリモコンが必要

9.地窓(ローサイドライト)

床に近い位置に設ける低い窓。
和室や玄関、リビングのアクセントとしても人気です。

メリット
  • 足元から光を取り込み、やわらかい明るさを演出できる
  • 外からの視線を遮りながら採光・通風ができる
デメリット
  • 採光量は控えめ

10.スリット窓

細長い形状の窓。
複数並べて設置されることが多く、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。

メリット
  • 外観デザインのアクセントになる
  • 外からの視線を遮りながら採光・通風ができる
  • 防犯性が高い
デメリット
  • 開口部が小さいため、風通しは控えめ

11.内倒し窓

上部を少し内側に倒して開けるタイプの窓。
トイレや浴室など、プライバシーを保ちながら換気したい場所によく使われます。

メリット
  • 雨が降っていても室内に入りにくい
  • 隣家が近くても窓の開閉がしやすい
デメリット
  • 窓が室内側に開くため、カーテンが取り付けにくい

12.ルーバー窓(ジャロジー窓)

細長いガラスが何枚も並んでいて、ブラインドのように角度を調整して開閉する窓。
玄関や浴室、洗面所など、換気が必要な場所によく使われます。

メリット
  • プライバシーを確保しながら換気できる
デメリット
  • 気密性・断熱性が低い
  • 防犯性が低い

13.天窓(トップライト)

屋根部分に取り付ける窓。
壁につける窓の約3倍の採光効果があると言われています。

メリット
  • 採光性が非常に高い
  • 開放感があり、空を近くに感じられる
デメリット
  • 夏は直射日光で暑くなることも
  • 雨音が響きやすい
  • 経年劣化で雨漏りのリスクも

 

窓選びで後悔しないために〜6つのチェックポイント〜

窓にはたくさんの種類があるので、なんとなくで選んでしまうと後悔する可能性も。
ここからは、よくある失敗例をもとに、窓選びで後悔しないための6つのポイントをご紹介しましょう。

1.採光の失敗

「部屋が暗くて昼間も電気をつけないといけない…」

そんな後悔の多くは、窓の位置や大きさを十分に検討しなかったことが原因です。
逆に、南向きに大きすぎる窓をつけてしまい「まぶしすぎて暑い」というケースもあります。

<対策>
北向きの部屋なら、大きめの窓や複数の窓で光を確保しましょう。
南向きは光が入りすぎる場合もあるため、ブラインドやカーテンで調整できるようにしておくと安心です。

2.風通しの失敗

「風が通らず、夏は蒸し暑くて我慢できない…」

窓の数が多くても、配置が悪いと風は抜けません。

<対策>
対角線上に窓を配置したり、高い位置と低い位置の窓を組み合わせたりして、風の通り道をつくることが大切です。
逆に風を通す必要がない場所は、FIX窓で防犯性や断熱性を高めましょう。

3.断熱性の失敗

「大きな窓をつけたら、夏は暑くて冬は寒い」

窓の断熱性能は、暮らしの快適さや光熱費にも直結します。
窓を選ぶときは、いかに断熱性能の高い窓を取り入れるかが重要です。

<対策>
おすすめは「Low-E 複合ガラス」や「トリプルガラス」。
庇(ひさし)やオーニングを併用して、日差しのコントロールも意識しましょう。

4.デザインの失敗

「窓の色や形が、外観の雰囲気と合わなかった…」

窓は外観デザインの印象を決める大切な要素。
機能だけで選ぶと、「なんだかおしゃれじゃない…」と感じるかもしれません。

<対策>
まず、家の印象を左右する窓枠の色選びにこだわりましょう。

・ホワイト:明るく清潔感があり、どんな外壁にも合わせやすい
・ブラック:モダンでスタイリッシュ。近年人気が高い
・シルバー:シャープで都会的な印象に
・木目調:ナチュラルで温かみのある雰囲気に

色だけでなく窓のスタイルも揃えることで、家全体のバランスが整います。
アクセントとして丸窓やスリット窓を取り入れるのも素敵ですよ。

5.防犯性の失敗

「1階の大きな窓から侵入されそうで不安…」

窓は防犯面で“家の弱点”にもなりやすい部分。
特に掃き出し窓や人目につかない場所にある窓は、防犯対策を徹底しておきましょう。

<対策>
おすすめの対策は、補助錠の取り付けや面格子・シャッターの設置。
防犯ガラスを採用すれば、ガラス破り対策にも効果的です。
通風の必要がない場所には、防犯性が高いFIX窓がおすすめですよ。

6.メンテナンス性の失敗

「吹き抜けの窓掃除ができない…」

開放感を求めて吹き抜けに大きな窓を設けたものの、「高くて掃除ができない」と後悔するケースも多いです。

<対策>
高い位置に設ける場合は、「FIX窓+汚れにくいコーティングガラス」がおすすめ。
伸縮ワイパーで届く高さに抑えるというのもアイデアです。

 

【事例で見る】設置場所別・窓選びのポイント

同じ家の中でも、部屋や場所によって求められる窓の機能は異なります。
ここからは東宝ホームの事例を参考に、設置場所ごとの「失敗しない窓選び」のポイントを見ていきましょう。

1階の窓選びポイント:防犯性と採光・通風のバランス

1階は、外からの視線や侵入リスクが最も高い場所。
そのため、防犯対策をしっかり行いつつ、明るさと風通しも確保することが大切です。

おすすめは写真のような、掃き出し窓+シャッターの組み合わせ。
日中は大きな窓から光と風を取り込み、夜はシャッターを閉めて安心感を高められます。

2階の窓選びポイント:採光と風通しを最大限に活かす

2階は1階に比べて防犯リスクが低いため、採光や風通し、そして眺望を重視した窓選びができます。
ただし、2階でも油断は禁物。
雨樋や塀を伝って侵入されるケースもあるため、補助錠や防犯ガラスの設置は忘れずに行いましょう。

こちらの2階リビングでは、壁一面に大きな窓を設置。
窓からは美しい山並みと街並みが一望でき、まるで絵画のような景色を毎日楽しめます。

吹き抜けの窓選びポイント:採光と開放感、そして掃除のしやすさ

吹き抜け空間は、家全体に明るさと広がりをもたらす重要なポイント。
ただし掃除が大変なので、設置する際は「掃除をどうするか」まで考えておくことが大切です。

こちらの住宅では、吹き抜けの上部に複数の高窓を配置。
リビング階段や踊り場から窓に手が届くよう設計することで、デザイン性とお手入れのしやすさを両立しています。

和室の窓選びポイント:座った姿勢での快適さを重視

和室は、座って過ごすことを前提とした窓選びが大切です。

こちらの事例では低い位置に地窓を配置し、やわらかな光が差し込む設計に。
窓の外には坪庭の緑が広がり、畳に座ってくつろぎながら、四季の移り変わりを感じることができます。

寝室の窓選びポイント:プライバシーと快適な睡眠環境

寝室は安心して休める空間であることが最優先。
そのためには、プライバシーを守りながらも、心地よい光を取り込める窓が理想的です。

こちらの寝室では、天井近くの高い位置に横長の窓を設置。
隣家が近くても気にならず、朝日で自然に目覚める心地よい寝室になりました。

洗面室の窓選びポイント:明るさと通風、そしてプライバシー

洗面室は「明るさ+通風+プライバシー」のバランスがカギ。
朝の身支度にも使うので、明るく清潔感のある雰囲気が理想的です。

こちらの洗面室では、洗面台の上部に横長の高窓を設置しました。
プライバシーを保ちつつ、採光と通風を確保できる快適空間になっています。

トイレの窓選びポイント:換気とプライバシーを両立

トイレは小さな空間なので、コンパクトな窓で十分です。

こちらのトイレでは、天井近くの高い位置に横長の窓を設置しました。
高い位置にあるため外からの視線は全く気にならず、自然光がやわらかく室内を照らします。

浴室の窓選びポイント:防犯性とお手入れを考慮して

浴室の窓は、掃除の手間やプライバシーの確保が課題に。
そのため最近では、あえて窓を設けない選択をする方も増えています。

もし浴室に窓を設置する場合は、写真のように小さめの窓がおすすめ。
外からの視線を防ぎつつ、換気しやすい設計です。

 

窓の種類を知って、理想の家づくりを実現しよう

窓には本当にたくさんの種類があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。
大切なのは、部屋の用途や環境に合わせて最適な窓を選ぶこと。

採光性・風通し・デザイン性・断熱性・防犯性・メンテナンス性……これらのポイントをバランスよく考えることで、快適で安心できる住まいが実現します。

東宝ホームでは、1階の掃き出し窓(指定サイズ2か所まで)に「電動シャッター付きトリプルガラス」を標準採用!
高い断熱性で快適な室温を保ちながら、電動シャッターがしっかり防犯性を確保します。

ぜひお近くの展示場・モデルハウスで、東宝ホームの家づくりへのこだわりをご体感ください。
実際にさまざまな窓を見て、触れて、開け閉めしてみることで、より具体的なイメージが湧いてくるはずです。

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2025.12.24 09:00