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TOHOブログ
間取り図でよく使われる記号や、アルファベットの略語。
普段なじみがなく、間取り図の見方もいまいちわかりにくいとお困りではありませんか?
間取り図の見方がわかると、各部屋の数や広さだけでなく、その家での暮らし方が浮かび上がってきます。
間取り図の中に入り込んだ気分で、家をじっくり見極めてくださいね。
はじめに間取り図にあるアルファベットの略語が、なにを意味しているのか解説します。
「これなんだっけ?」という、引っかかりをなくして家づくりを進めていきましょう。
LDK | リビング・ダイニング・キッチンをあわせたスペース。 |
DK | ダイニングとキッチンをあわせたスペース。 |
CL | クローゼット。 |
WIC | ウォークインクローゼットの略。人が入れるサイズのクローゼット。 |
S | サービスルーム。居室の条件には満たない部屋。 |
PS | パイプスペース。トイレなど水回りの配管が通っている場所。 |
DS | ダクトスペース。空調や換気のために空気を通すダクトがある場所。 |
SB | シューズボックス。靴箱のこと。 |
SIC | シューズインクローク。靴のまま入れる土間収納。靴以外もしまえる広さがある。 |
略語がすっと理解できると、生活や家事動線のイメージがしやすくなります。
略語がスムーズに読み取れたら、たとえば以下のような点に注目して間取り図を確認します。
・各部屋にCL(クローゼット)がついているか?
・洗濯物をたたんだあと、WIC(ウォークインクローゼット)に運ぶ動線はスムーズか?
・PS(パイプスペース)やDS(ダクトスペース)など音がしそうなものが、寝室の枕元近くに来ていないか?
・趣味のアウトドアグッズを、SIC(シューズインクローク)にたっぷりしまえるか?
各部屋の数や広さだけでなく、収納や設備の位置関係、家族が朝起きてからどう動くかなど、生活全体を間取り図から想像してみましょう。
扉の記号ひとつからも、読み取れることがたくさんあります。
・引き違い戸…ふすまのように、二枚以上の扉を横にスライドさせて使う。
・片引き戸…扉を壁に沿ってスライドさせて使う。
・引き込み戸…開けたとき、扉が壁の中に納まる。
・片開き戸…扉の左右どちらかを軸にして開く一般的なドア。
・両開き戸…二枚の扉が中央で開く。
・折れ戸…蝶番でつながった複数枚の扉を、折りたたみながら使う。
扉の記号で注目したいのは扉の開き方。
引き戸はスライドさせて使う分、扉が納まるスペースが必要ですが、部屋を仕切る「間仕切り」として活躍することも。
パタンと閉まる開き戸は、半分開けておくということがしづらい扉。
しかし省スペースで設置でき、おしゃれなデザインも豊富なのが魅力です。
扉の記号だけでも、暮らしのイメージが湧きますよ。
具体例を紹介していきます。
和室の収納と言えば押し入れですが、クローゼットを付けるのもよいでしょう。
ふすまのように片側ずつ開けるのではなく、両側にガバっと開けられる折れ戸なら、ぱっと全体を見やすかったり、横幅のあるものを入れやすかったりするメリットが。
間取り図から、どんなものが収納しやすそうかなと想像できます。
こちらのお宅の奥の扉をご覧ください。
もし、こちら側に開く扉だったらソファが置けませんが、片引き戸なので、ソファの後ろも人が通れます。
間取り図を見れば、扉のひらく方向がわかり、家具の配置もスムーズ。
めいっぱいスペースを有効活用できます。
リビングと和室をつなぐ扉は、壁に沿ってスライドさせるタイプ。
扉を開けっぱなしにできるので、リビングと畳スペースがゆるやかにつながります。
お子さまを畳スペースで昼寝させるときも、気配を感じられて安心ですね。
間取り図から扉の開き方を読み取ると、部屋同士のつながり方が見えてきますよ。
窓の記号からも読み取れることがたくさんあります。
・引き違い窓…窓を左右にスライドさせて使う。
・片開き窓…一枚の窓が片側を軸に開くタイプ。
・両開き窓…二枚の窓が、中央から両側に開く。
・FIX窓…開けられない窓のこと。明るさや開放感を得られる。
・縦すべり出し窓…縦方向を軸に、室外側へすべるように開く窓。
・横すべり出し窓…窓の下側がせり出すように開く窓。
窓の記号を見つけたら、大きさや位置をよく見てみましょう。
間取り図には方角が書いてありますので、一日の日差しの入り方をシミュレーションするのに役立ちます。
また眺望や開放感、庭や外空間とのつながりも間取り図からイメージしてみましょう。
吹き抜けの高い位置に窓があると、明るい日差しが入ってきて、開放感もたっぷり。
東側なら朝日が入ってきそうだ!などイメージが浮かびますね。
FIX窓なら、防犯面でも安心しながら、日当たりや眺望を得られます。
窓の位置や窓の種類から、暮らしをイメージしてみてください。
室内に窓をつけることもできるんです。
室内に窓の記号があったら、どの部屋とどのようにつながっているのか想像してみてください。
こちらのお宅では、吹き抜けに室内窓を設置。
間取り図を見ていると「1階と2階にいても家族で話せるのか!おしゃれな開き戸だから、子どもが喜びそう!」などといったイメージが湧いてきます。
間取り図を活用できると、家づくりがスムーズになり成功につながります。
東宝ホームの間取り図は、わかりにくい専門用語は極力避けた見やすいものをご用意していますので、ぜひ一度ご覧くださいね。
間取り図だけではわからないところも、もちろんあります。
広さの感じ方、設備の使い勝手や空気環境などは、実物を見たり感じたりすることも大切!
間取り図で基本情報をうまく得ながら、ぜひ展示場やモデルハウスで実際に東宝ホームの居心地を体感してみてください。