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抵当権は住宅ローンを組むほとんどの方に関係があります。抵当権とはいったいどんな権利なのでしょうか?
今回は抵当権の意味や目的、住宅ローンを借りる流れと抵当権がどのように関わってくるのかをわかりやすく徹底解説。
完済した後にもすることがあります。ぜひ最後までご覧いただき、手続きをスムーズに進めましょう。
多くの方が住宅ローンを組んで家を購入します。そのとき物件や土地に担保としてつけるのが抵当権です。
担保、つまり代わりに保証するものが必要なため抵当権をつけます。
住宅ローンの返済中に、万が一返済できない事態になったとき、金融機関がその住宅を売って費用を回収するためです。
このような仕組みがあるため、住宅ローンを申請する際には担保となる不動産の価値を詳しく審査されます。
ローンには有担保ローンと、無担保ローンがあります。
住宅の購入は高額な場合が多いので、担保をつけることがほとんど。
無担保ローンも存在はするものの、金利が高くて融資額は少なく、借りられる期間も短めです。
保証するものとして抵当権をつけることで、金利をおさえつつ長期にわたる高額なローンを組めるメリットがあります。
抵当権が行使されるとどうなる
返済が滞り、抵当権が行使されると、家が競売にかけられてしまうことも。
抵当権の行使にいたる前になんらかの対策を講じなければなりません。
返済計画の相談や住宅ローンの借り換えを考えます。
もしものときは、早めに金融機関に相談しましょう。
住宅ローンで重視される抵当権
「民間住宅ローンの実態に関する調査」が、住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に実施されています。
融資を行う際に9割以上の金融機関が考慮する項目は下記の通りです。
融資を行う際に考慮する項目 | 金融機関の割合 |
完済時年齢 | 98.9% |
健康状態 | 98.5% |
担保評価 | 97.6% |
借入時年齢 | 97.1% |
年収 | 95.0% |
勤続年数 | 94.5% |
連帯保証 | 94.5% |
国土交通省住宅局「令和3年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」より作成
完済時年齢、健康状態の次に重視されるのが担保評価。
住宅ローンにおいて、資産価値が重視されていることがわかります。
抵当権は、登記事項証明書(登記簿謄本)に記入します。
登記事項証明書は第三者から見てもわかる公的な証明。司法書士に依頼して、手続きを進める方がほとんどです。
登記事項証明書に載っているのは不動産が誰のもので、どんな大きさでといった詳細な情報。
そこに抵当権について登記することを「抵当権設定登記」と呼びます。
登記の費用は登録免許税などの実費と、司法書士への手数料4~7万円(事案による)の合計です。
登録免許税とは抵当権の設定に必要な税金。
本来は評価額の0.4%が必要ですが、令和6年3/31まで、0.1%となる軽減措置を受けられます。
ただし床面積が50㎡以上であることや新築または取得後1年以内などの条件がありますので、詳細を司法書士などへ確認しましょう。
設定した抵当権は住宅ローンを払い終えた後、勝手に消えてくれるわけではありません。
「抵当権抹消登記」の手続きの手配を自分でする必要があります。
おもな費用は登録免許税が土地と建物分で合計2,000円。司法書士への手数料が約1.5万円です。
抵当権設定登記は、住宅ローンの融資実行日に同時におこなわれます。
住宅ローン申請の流れと、抵当権がどのタイミングでどのように関わってくるかを再確認しておきましょう。
1.事前審査
↓
2.本審査の申請
↓
3.本審査
↓
4.住宅ローンの契約
↓
5.住宅ローンの実行
住宅ローンの本審査では、健康状態や所得の証明を判定。
ここで物件の担保価値について、より厳密に審査されます。
そして抵当権設定登記がおこなわれるのは、住宅ローンを実行するときです。
住宅ローンの実行日に、物件の引き渡しと所有権移転登記や抵当権設定登記をするのが同時決済です。
残代金の支払、鍵や関連書類の受け渡し、融資の実行手続きをするため、買主・売主・不動産会社・司法書士が金融機関に集まります。
家づくりの中でも、とても重要な日となるでしょう。
権利と聞くと少し堅苦しいですが、住宅ローンを組むには必ずおさえるべき抵当権。
抵当権は何十年も家に関わります。
手続きは司法書士に頼むと、間違いのリスクが減らせてスムーズに家づくりを進められます。
なにから聞いたらいいかわからないときは、住宅購入の流れを把握している住宅会社の担当者や、金融機関の担当者にどんどん質問してみましょう。
東宝ホームは「家は財産」との考えのもと、お客様の資産価値を保つべくサポート体制を強化しています。
住宅ローン関連の不安も、まずはお気軽にお聞かせくださいね。展示場でお待ちしております。