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東宝ホーム 本社コラム平屋が夏は暑く、冬は寒いといわれる理由は?2階建てと何が違う?

平屋が夏は暑く、冬は寒いといわれる理由は?2階建てと何が違う?

平屋の住宅を検討している方の中には、「平屋は夏暑くて冬は寒いよ」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな話をきくと、実際に暑さや寒さはどうなのか気になりますよね。

そこで今回は「平屋の住宅が夏は暑く冬は寒い」というのは本当なのか、またそう言われる原因を解説します。

 

2階建てと平屋の違い

平屋と2階建ての住宅には、大きな違いが2つあります。

それは「屋根の高さ」と「ワンフロアの床面積の広さ」です。

平屋は2階建てに比べて屋根が低い位置にあり、1階あたりの床面積も広い傾向にあるのですが、「平屋が夏暑く、冬に寒いのでは?」と言われる原因には、この2つが大きく関係しているのです。

 

平屋が「夏暑いのでは?」といわれる原因

平屋が夏に暑いといわれる原因には、以下の2つが考えられます。

 

原因1:屋根が近く熱が伝わりやすい

マンションの最上階は、すぐ上が屋根なので暑いという話を聞いたことがありませんか?

古い戸建て住宅では、夏場の二階が蒸し風呂のように暑くなってしまうこともありますよね。

それと同じように、平屋は生活空間のすぐ上が屋根。熱を遮ってくれる上層階がありません。

そのため夏場、屋根に太陽が照りつけると、室内まで熱が伝わってきて暑いといわれることがあります。

 

原因2:風が通りにくい

そして平屋はワンフロアあたりの床面積が広いため、中心部の部屋は風通しが悪くなってしまうことも。

周辺を2〜3階建ての住宅に囲まれていると、さらに風が通りにくくなるでしょう。

うまく空気が循環する工夫をしないと、熱や湿気がこもって暑さを感じやすくなります。

 

平屋が「冬寒いのでは?」といわれる原因

平屋が冬に寒いといわれる原因には、以下の2つが考えられます。

 

原因1:日当たりが悪い

床面積の大きな平屋は、中心部の日当たりが悪くなりがち。

また周辺に高い建物があったり、隣家が近かったりすると、光が遮られてしまうこともあります。

日当たりが悪いと太陽光で室内を暖めることができないので、「寒い」と感じる原因になってしまいます。

 

原因2:床下から冷気が伝わりやすい

床面積30坪の平屋は、地面に接する部分が30坪。

それに対して床面積30坪の総2階建ては、地面に接する部分が15坪と半分です。

住む面積が同じでも、地面に接している範囲が広ければ広いほど、床下からの冷気は感じやすくなります。

そのため底冷え対策がされていない平屋では、2階建て以上に寒さを感じることがあるかもしれません。

 

平屋でできる暑さ・寒さ対策を紹介

ではどんな平屋でも暑い・寒いかというと、そういうわけではありません。

しっかりと暑さ対策・寒さ対策をすることで、1年中快適な平屋ももちろん叶えられます。

 

ポイント1:小屋裏も含めて断熱する

よく戸建て住宅で採用される「内断熱」では、天井に沿って断熱材が施されています。

これでは夏の太陽が屋根を照りつけ、小屋裏空間まで熱が伝わってきてしまいますよね。

東宝ホームで採用している「外張り断熱」の場合は、天井ではなくその上の屋根に沿って断熱材が施されています。

そのため屋根からの熱が伝わりにくく、平屋の夏も快適に過ごせます。

 

ポイント2:熱の伝わりにくい屋根材を使う

遮熱効果の高い屋根にするのも、夏の暑さ対策の一つです。

たとえば太陽熱を反射するコーティングがされている屋根材なら、蓄熱を抑えることができます。

屋根が暑くなりにくければ、もちろんその下の室内へ伝わる熱も少なくなり、冷房効率がアップ。

夏場のエアコン代を抑えながら、涼しく過ごせるでしょう。

 

ポイント3:基礎断熱で底冷えを防ぐ

冬の底冷え対策で大切なのが「基礎断熱」です。

床から上だけを断熱する「床断熱」の場合、床下は外気と同じ温度。

もし施工が悪いと、床下から寒さが上がってくることがあります。

東宝ホームで採用している「基礎断熱」の場合は、床下も含めて断熱されている状態。床下も室内と同じように断熱されているので、底冷えしにくくなります。

 

ポイント4:熱や湿気をためない工夫をする

先ほど触れたように、平屋は中心部の風通しが悪くなりがち。

熱や湿気がたまると、ジメジメとした暑さを感じやすくなります。

そこで大切なのが窓開け換気に頼らず、換気システムで空気をコントロールすること。

東宝ホームでは室内だけでなく基礎や小屋裏まで空気を循環させているので、汚れた空気や湿気が滞留してしまうことがありません。

 

ポイント5:熱を逃しにくい換気システムを採用する

換気システムを導入すると「汚い空気を排出して、綺麗な空気を外から入れる」という空気の入れ替えが常におこなわれます。

汚い空気といっしょに、室内の暖気や冷気もいっしょに逃げてしまうと、どれだけエアコンを稼働させても暑かったり寒かったりしますよね。

そこで活躍するのが、全熱交換型の換気システムです。

排気のときに回収した熱を再利用して、外気を室温に近づけてから取り入れることができます。

東宝ホームでは地熱も活用した「ハイブリッド・エア・コントロールシステム」で、冷気や暖気を逃さず換気しています。

 

暑さ・寒さ対策を徹底して年中快適な平屋に!

平屋が寒くなったり暑くなったりしてしまうのは、平屋の特徴をふまえた設計をしていないから。

屋根からの熱が伝わりにくく、床からの底冷えがしにくいように家を建てれば、年中快適な平屋になるでしょう。

実際に東宝ホームでは、平屋の欠点をしっかり補いつつ、2階建てでは叶えられないワンフロアの心地よい暮らしをご提案しています。

平屋の住み心地が気になる方は、ぜひ宿泊体験展示場にお越しください。実際に東宝ホームの家に泊まってみて、家の性能や使い勝手をじっくりとご体感いただけます。

2022.12.27 15:17