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「もっと収納スペースを確保したい!」
そんな悩みを解決してくれるのが「屋根裏収納(小屋裏収納)」です。
限られた間取りの中で収納力をアップさせる効果的な方法として、多くの住宅で採用されています。
しかし屋根のすぐ下の空間なので、夏の暑い日差しや外気温の影響を受けやすいのも事実。
快適に活用するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
今回は、屋根裏収納のメリット・デメリットと、採用するうえでの注意点を解説します。
はじめに、屋根裏収納の基本的な特徴を押さえておきましょう。
混同されがちなロフトとの違いも解説します。
屋根裏収納(小屋裏収納)とは、屋根と天井の間にある「小屋裏」を利用した収納スペースのこと。
一般的によく見られるのは、天井に開閉式の扉が設けられ、折り畳み式のはしごで出入りするタイプです。
屋根裏収納は、建築基準法によって天井高や広さに制約があります。
①天井高が1.4m以下であること
②下の階の床面積の2分の1未満であること |
上記の条件を満たした屋根裏収納は、建築基準法上「居室」とはみなされず、延床面積に算入されません。
ロフトとは、居室の天井を高くして、その上部に設けられた2層目の空間のこと。
屋根裏収納と同様、「天井高1.4m以下」「床面積が直下階の1/2未満」などの条件を満たすことで、延床面積に算入されません。
屋根裏収納と似たような場所にあるため「何が違うの?」と思われる方も多いかもしれませんが、実は使い方や構造に明確な違いがあります。
屋根裏収納 | ロフト | |
空間の性質 | 小屋裏を利用した独立空間 | 居室の一部を2層化した上部空間 |
空間の特徴 | 個室感、こもり感 | 半個室、開放感 |
アクセス方法 | はしごや固定階段(※) | はしごや固定階段 |
主な用途 | 収納がメイン | 収納+居住空間の延長 |
※屋根裏収納は地域によっては「固定階段は不可」といった決まりがあることも
簡単に言うと、屋根裏収納は「独立した物置」、ロフトは「お部屋の延長」というイメージですね。
ロフトについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてください!
>>ロフトのある家づくりをしよう!便利な使い方や注意点は?
住まいのデッドスペースを有効活用できる屋根裏収納。
ここではどのようなメリットとデメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。
屋根裏収納は、スペースや収納の問題を解決できるさまざまなメリットがあります。
・デッドスペースを有効活用できる
・収納力がアップする
・さまざまな用途で使える
・条件を満たせば固定資産税がかからない
屋根裏収納を設けると、通常デッドスペースとなる「小屋裏」を有効活用できます。
一般的なクローゼットと比べて広く設計できるため、季節のインテリア雑貨や思い出の品など、普段は使わないけれど必要なものをまとめて保管するのに便利です。
また制約はあるものの、収納以外にも子どもの遊び場や、大人の隠れ家的なスペースとしても活用できます。
建築基準法の制限内で設計すれば延床面積に算入されず、固定資産税の課税対象にならないのも嬉しいポイントです。
屋根裏収納には、次のようなデメリットがあります。
・断熱性能や通気性が低いと快適には過ごせない
・重い荷物の収納には不向き
・大人はかがむ姿勢になる
断熱性能が低い家に屋根裏収納をつくると、”夏は暑すぎる・冬は寒すぎる”など快適には過ごせません。
通気性が悪いとジメジメした空間となり、収納している衣類やアイテムを傷めてしまうこともあるので注意しましょう。
また荷物の運搬には階段やはしごを使う必要があるため、重いものや大きなものの収納には不向きです。
さらに天井高が1.4m以下に制限されているため、大人が利用する際は常にかがんだ姿勢になります。
屋根裏収納をつくる際は、法的な制限を守ることはもちろん、快適性や安全性も考慮した設計が必要です。
以下のポイントを確認して進めましょう。
屋根裏収納をつくる場合は、建築基準法の制限を必ず守らなければなりません。
前述した「天井高は1.4m以下、面積は直下階の2分の1未満」という制限以外にも、「エアコンを設置しない」「畳を敷かない」などがあります。
これらの基準から外れると居室扱いになり、延床面積に算入される可能性があるので注意しましょう。
屋根のすぐ下にある屋根裏収納は、夏は暑く冬は寒くなりがちです。
しかも建築基準法の制限により、エアコンを設置することができません。
そのため一年を通して快適に使うためには、暑さ・寒さ・湿気対策をしっかりと行うことが大切です。
家族みんなが安全に使えるよう、屋根裏収納へのアクセス方法も大切なポイントです。
固定階段が一番安全ですが、地域によっては設置できない場合もあります。
はしごを採用する場合は、滑りにくさや強度をしっかりチェックして、事故が起こらないよう安全を第一に考えて選びましょう。
暗いと使いにくいので、照明は必ず取り付けましょう。
ただし装飾性のある照明は、居室とみなされる可能性があるためNGです。
コンセントは1つしか付けられないので、一番使いやすい場所をよく考えて設置することをおすすめします。
屋根裏収納は住む人によってさまざまな使い方ができる、自由度が高いスペースです。
ここでは、東宝ホームの施工事例をもとに活用法を紹介しますので、屋根裏収納を検討している人は参考にしてくださいね。
屋根裏収納の最も一般的な使い方は、季節用品の収納スペースです。
衣替えした衣類や季節家電、雛人形やクリスマスツリーなどのイベントアイテムをまとめて保管できます。
その他、使用頻度の低いアウトドア用品やスポーツ用品の保管場所にもおすすめです。
普段目に入らないスペースなので、乱雑に見えがちな色や形が違うアイテムを並べても気になりません。
3〜4畳ほどあれば、かさばる大きめのアイテムを収納できて重宝するでしょう。
独立した屋根裏収納は、趣味を楽しむ部屋としても活用できます。
普段の生活スペースとは異なる空間なので、気持ちを切り替えて集中したいときにぴったりです。
お気に入りのアイテムを並べれば、屋根裏収納に入るだけで気分もアップするでしょう。
天井が低い屋根裏収納ですが、ゴロンと横になってくつろぐスペースとして活用すれば、デメリットを感じずに過ごせます。
ゆったり落ち着けるように、壁紙の色にこだわったり、心地よいクッションなどのアイテムを配置したりするのもおすすめです。
快適な屋根裏収納は、疲れを癒す空間にもなるでしょう。
屋根裏収納はほどよい”こもり感”があるので、映画に没頭できる部屋としても最適です。
広さにあったテレビやプロジェクターを導入し、あえて薄暗い空間を演出することで、映画やゲームを思う存分楽しめる空間に仕上がります。
大きめの窓がある屋根裏収納は、”第2のリビング”のように家族だけの隠れ家になります。
照明や家具にこだわって心地よい空間に仕上げれば、悩みごとや相談ごとなどもゆっくりと話せるでしょう。
断熱性能の高い住宅なら、大きな窓を取り入れても一年中快適に過ごせますよ。
屋根裏収納は、子どもにとって魅力的な遊び場になります。
天井が低くてこもり感のある空間は、まるで秘密基地のようなワクワクする特別感があり、子どもたちの冒険心をくすぐりますよ。
普段は収納として使いながら、時々子どもの遊び場として開放すれば、家の中に新しい楽しみが生まれそうですね。
天井と屋根の間のデッドスペースを有効活用できる「屋根裏収納」。
東宝ホームでは、断熱や換気にしっかりとこだわった家づくりを行っているため、屋根裏も他の部屋と変わらず一年中快適に過ごすことができます。
そのため屋根裏収納を単なる収納スペースとしてだけでなく、趣味を楽しむ部屋やシアタールーム、子どもたちが喜ぶ秘密基地のような遊び場として幅広く活用していただけますよ。
東宝ホームの快適な住まいづくりにご興味をお持ちの方は、ぜひお近くの展示場・モデルハウスまで足をお運びください。
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