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東宝ホーム 本社コラムスロップシンクは必要?後悔例と取り入れる際のポイントを解説!

スロップシンクは必要?後悔例と取り入れる際のポイントを解説!

「お気に入りの洗面台やお風呂場で汚れたものを洗うのは抵抗感がある…」そんなときに便利なのがスロップシンクです。
スロップシンクは洗面台では洗えない大きさのものを洗ったり、汚れた靴や服のつけ置き洗いをしたりするのに便利です。

その一方で「使いにくい」「そもそも使わなかった」といった後悔の声も少なくありません。

そこで今回は、スロップシンクのメリット・デメリットと、よくある後悔例、取り入れる際のポイントを解説します。
スロップシンクを取り入れた家づくりを考える際に、ぜひお役立てください。

 

スロップシンクとは

スロップシンク の「スロップ(slop)」は、和訳すると「汚水」という意味です。
つまりスロップシンクとは、汚れたもの専用の洗い場のこと。

汚れた靴など洗面台やお風呂場で洗うのに抵抗があるものや、アウトドア用品などの大きくて洗いにくいものを洗うのに便利です。
またペットを飼っている方は、散歩から帰ったペットの足を洗うときや、シャンプー台としても活躍します。

スロップシンクのデザインや大きさはメーカーによっても異なりますが、汚水が跳ねないように、大きめで底が深いものが一般的です。

 

スロップシンクのメリット・デメリット

汚れたものを洗うのに便利なスロップシンクですが、どのようなメリット・デメリットがあるか気になりますよね。
それぞれ3つの代表例を紹介します。

スロップシンクのメリット

  • ・汚れを気にせずに洗濯ができる
  • ・洗面台では洗えない大きさのものを洗える
  • ・ペットのシャンプー台としても使える

スロップシンクの一番のメリットは、汚れを気にせずに洗えること。
汚れのひどいものや家の外で使うものは、洗面台やお風呂場で洗うのに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
そのような時に、汚れたもの専用の洗い場として、スロップシンクがあると便利です。

特に小さな子どもがいるご家庭では、靴や上履き、汚れた服などをつけ置き洗いするのに重宝するでしょう。
アウトドアが好きな方は、バーベキュー道具などの大きくて洗いにくいアウトドア用品を洗う時にも役立ちます。

またペットを飼っているご家庭では散歩帰りのペットの足を洗ったり、シャンプーをしたりと、ペットを洗う場所として、お風呂場よりも気兼ねなく使えますよ。

スロップシンクのデメリット

  • ・設置スペースが必要になる
  • ・設置費用がかかる
  • ・種類が少なく選ぶのが難しい

スロップシンクの一番のデメリットは、設置にスペースや費用が必要になること。

ランドリールームにスロップシンクの設置を希望される方もいますが、間取りによっては余裕がないことも。
屋内に設置する場合は、洗濯機や収納のスペースを確保してからスロップシンクを設置できるスペースがあるか判断しましょう。
屋外に設置する場合は人の往来を邪魔しないか、本当に使いやすい場所かどうか確認が必要です。

スロップシンク本体の費用に加えて配管等の工事費用も必要なので、予算内で収まるかどうかよく検討しましょう。

またスロップシンクは、洗面台と比べるとデザインの幅が狭く、理想のものが見つかりにくいことも。
大きくて深型のものは機能性はよくても、業務用のような見た目だと感じるかもしれません。
さらにスロップシンクには収納がないので、掃除グッズを収納したい時は造作棚を取り付けるなどの工夫も必要です。

 

【目的別】スロップシンクのおすすめ設置場所

スロップシンクのメリット・デメリットは把握できても、実際に必要な設備かどうかイメージができない方もいるかもしれません。
では、どこに設置すると使いやすくなるのでしょうか。
目的別におすすめの設置場所を紹介します。

泥汚れ・油汚れなどを落としたい

<おすすめの場所>

  • ・ユーティリティルームや洗面所 
  • ・玄関や勝手口付近
  • ・庭やバルコニー
  • ・ガレージ

子どもの汚れた靴や服、泥のついた野菜、コンロの五徳や換気扇などの油汚れがひどいものを洗いたいときは、上記の場所に設置するのがおすすめです。
家事室に設置すれば服を洗濯機へ入れる動線も楽ですし、野菜やキッチン用品を洗う際に気軽に使えます。

「そもそもひどい汚れを家の中に持ち込みたくない」という場合は、屋外に設置するのがおすすめ。
水や汚れの飛び散りを気にせず洗えます。
さらにウイルスの感染対策をしたい時にも役立ちます。
嘔吐などで衣類や布団を汚してしまった時に、お風呂場や洗面台で洗うとウイルスの感染が心配ですが、屋外のスロップシンクの活用で感染リスクを減らすことができるでしょう。

アウトドアグッズを洗いたい

<おすすめの場所>

  • ・玄関や勝手口付近
  • ・庭やバルコニー
  • ・ガレージ

クーラーボックスやバーベキューコンロなど、アウトドアグッズを洗いたい場合は、屋外の設置がおすすめ。
洗ったものを移動させる際、水が落ちるのを気にしなくてすむメリットもあります。

ペットの足や体を洗いたい

<おすすめの場所>

  • ・玄関や勝手口付近
  • ・庭やバルコニー
  • ・土間

ペットの散歩後に足を洗いたい時やシャンプーしたい時は、屋外または少々水が散っても気になりにくい土間部分がおすすめです。

 

スロップシンクのよくある後悔例とは?

メリットが魅力的なスロップシンクですが、後悔の声も少なくありません。
よくある2つの後悔例を紹介します。

  • ・お湯も使えるようにするべきだった
  • ・高さが合わなくて長時間の作業が大変だった

設置費用をおさえるために、ひとまず水だけ使えたらいいという方もいますが、冬場に使うのがつらくなりますし、汚れを落とすのも時間がかかるでしょう。

またスロップシンクはもともと底が深いつくりのため、実際に使うとなると、思ったよりも位置が低く感じることがあります。
長時間の作業は腰に負担がかかって大変だという声も。

水が冷たくてつらい、高さが合わないなどの使いづらさを感じると、使用する頻度が減ってしまいます。

 

スロップシンクを取り入れる際のポイント

ここでは、スロップシンクを取り入れる際の3つのポイントを解説します。
ポイントをおさえて、後悔しない家づくりをしましょう。

ポイント1.お湯が使えるようにする

蛇口は水とお湯の2つ、もしくは混合水栓を採用して、快適に使えるようにしましょう。
お湯が使えると冬場の作業もしやすいですし、汚れも落ちやすいですよ。

ポイント2.高さを自分に合わせる

底が深いつくりであることを踏まえて、シンクの底の高さがあまり腰を曲げずに作業ができる位置にすると、使いやすくなります。

一般的にスロップシンクの位置は洗面台と同じく、シンクの上部が床から80cmの位置に設定されることが多いようです。
仮にシンクの深さが30cmだとしたら、80cmの位置に設置するとシンクの底から床まで50cmしかありません。
床上50cmの位置まで腰を曲げることを想定すると、かなりきつい体勢になるはずです。

設置するシンクの深さを確認し、どの位置に設置すればあまり腰を曲げずに作業ができるか、イメージしてみましょう。

ポイント3.用途によって場所を変える

スロップシンクを取り入れるなら、用途によって場所を変えることが大切です。
汚れた靴や服などを洗濯することが主な目的であれば、家事室や洗面所に。
アウトドア用品を洗いたい方や、散歩帰りのペットの足を洗う場所として使いたい方は、屋外に設置すると使いやすいでしょう。

「なんとなく必要な気がするから」と深く考えずに取り入れると使いづらさの原因となるので、用途は明確にすることが大切です。

 

スロップシンクを取り入れた家づくりは東宝ホームにご相談を

スロップシンクは、汚れたものを気兼ねなく洗える設備として役立ちます。
設置したあとに後悔しないためにも、まずはスロップシンクの用途を明確にしましょう。
そして、予算とスペースの兼ね合いも考えたうえで必要かどうかを、担当者に相談するとよいですね。

後悔しない家づくりをするなら、信頼できる会社選びが大切です。
理想のマイホームを実現するために、ぜひ一度東宝ホームにご相談ください。
専門のスタッフがお客様の不安な点を解消して、ご要望に沿ったプランを提案いたします。

2024.03.25 09:00