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東宝ホーム 本社コラムシーリングファンのメリット・デメリット|選び方や設置時の注意点も解説

シーリングファンのメリット・デメリット|選び方や設置時の注意点も解説

おしゃれなカフェやホテルの天井で、ゆったりと回るシーリングファン。
その姿に「自宅にも取り入れたら素敵だろうな」と憧れる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、シーリングファンのメリット・デメリットについて、詳しく解説します。
導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

シーリングファンとは

シーリングファンとは、天井につける大きなファンのこと。
ゆるやかに回転することで室内の空気を循環させ、温度や湿度のムラを整えます。
最近では、照明付きタイプやデザイン性の高いモデルもあり、空気の循環だけでなくインテリアのアクセントとしても活躍します。

サーキュレーターとの違い

「シーリングファンって、サーキュレーターと何が違うの?」と思う方もいるかもしれませんね。
サーキュレーターは床や棚に置き、局所的に空気を送る機器のこと。
一方でシーリングファンは、天井から部屋全体の空気をゆるやかに循環させます。

・個室やエアコンの風を効率よく回したい → サーキュレーター
・吹き抜けやリビングなど広い空間 → シーリングファン

このように、目的や設置場所に応じて使い分けると快適さがアップしますよ。

 

シーリングファンのメリット

続いて、シーリングファンがもたらす4つのメリットを見てみましょう。

1.冷暖房効率がアップする

シーリングファンは空気をムラなく循環させ、部屋全体に冷暖房の風を届けます。
無理に温度を下げたり上げたりしなくても快適に過ごせるので、節電にも効果的です。

2.カビや結露を防ぐ

空気を循環させることで湿気がこもらず、カビや結露を抑える効果も。
窓を開けなくても空気の流れを良くできるので、梅雨や冬の季節にも活躍するアイテムです。

3.においを拡散してくれる

シーリングファンの作る空気の流れはにおいも拡散させるため、ホコリっぽいにおいや室内干しのにおいが気になりにくくなります。
来客前や家族の団らんの時間も、快適な空気で過ごせるでしょう。

4.空間をおしゃれに演出してくれる

シーリングファンは、ホテルやリゾート地、カフェでも多く使われるアイテムです。
憧れる人も多く、設置するだけでぐんとおしゃれな空間を演出してくれます。

 

シーリングファンのデメリット

メリットの多いシーリングファンですが、設置やお手入れの面で注意したい点もあります。
ここではよくある3つのデメリットを確認しておきましょう。

1.掃除がしにくい

天井付近に設置するため、掃除には専用のモップや脚立を用意しなければなりません。
高所での作業になるので、難しければ掃除の専門業者への依頼で対応しましょう。

2.取り付け可能な天井が限られる

シーリングファンの重さはシンプルなデザインのもので4~5kg、照明付きや羽が大きなものでは7~9kgです。
それなりの重量があるため強度が低い天井には設置が難しい場合も。

また勾配天井に設置する場合は必ず勾配天井対応タイプを選ぶ必要があります。

3.圧迫感を覚える場合がある

天井が低い部屋ではシーリングファンが近く感じられ、開放感を損ねることがあります。
十分な天井高が確保できない場合は、薄型タイプを選ぶなど工夫が必要です。

 

シーリングファンの効果的な使い方

シーリングファンはただ回すだけでも快適ですが、使い方を工夫するとさらに効果が高まります。
ここでは季節ごとの回転方向や設置場所のポイントを紹介します。

1.吹き抜けや勾配天井に設置する

吹き抜けや勾配天井のある部屋は、特に天井近くに暖かい空気がたまりやすいもの。
でも、シーリングファンを取り付ければ、空気を効率よく循環させて室内の温度ムラを減らせます。
特に、吹き抜けに明り取りの窓を設置する場合は、外からの熱の影響を抑える意味でもおすすめです。

2.夏と冬で回転の向きを変える

シーリングファンは、夏と冬で最適な回転方向が異なります。

・夏(冷房時)
→反時計回りに回転させることで下向きの風を起こし、体感温度を下げる。冷房の冷気も部屋全体に行き渡りやすくなります。
・冬(暖房時)
→時計回りに回転させることで、天井にたまった暖かい空気を壁づたいにゆるやかに押し下げ、足元まで暖かさを届けます。

※機種によって推奨される回転方向が異なる場合があるため、必ず取扱説明書で確認してください。

3.シーンにあわせて「弱風・強風」を使い分ける

風量を調整できるタイプなら、シーンに応じて弱風・強風を使い分けるとより快適です。

・弱風:やさしく空気を動かしながら温度ムラを抑える。
・強風:室内の空気を素早く循環させ、湿気やにおいを拡散させる効果も。

弱風は普段の生活でやさしく空気を循環させたいときに、強風はにおいを和らげたいときや、室内干しの衣類を早く乾かしたいときにおすすめです。

 

シーリングファンを選ぶときのポイント

シーリングファンは種類やデザインが豊富で、どれを選べばいいのか迷う方も多いはず。
ここでは、選ぶときに注目したいポイントをまとめました。

1.照明の有り無しで選ぶ

シーリングファンを選ぶときは、まず照明付きか照明無しかを決めましょう。

・照明付き:部屋全体を明るく照らせる
・照明なし:インテリアの雰囲気を損なわず、落ち着いた空間を演出できる

照明付きは、リビングやダイニングなど明るさが欲しい場所に最適。
一方落ち着いた雰囲気を重視したい寝室や書斎には、照明なしがおすすめです。

2.天井の高さにあわせて選ぶ

照明の有り無しを決めたら、天井の高さを考えましょう。
吹き抜けや勾配天井の場合は、存在感のある大きめのファンでも空間にマッチし、機能性も活かせます。
一般的な天井高(2m40cm)の場合は、圧迫感が出ないよう薄型タイプがおすすめです。

3.空間に合わせて羽の数や大きさを考慮する

シーリングファンには、通常3~6枚の羽が使われています。
枚数が多いほど風がやさしく広がり、直接風を感じにくく快適です。
大きさは、設置場所に余裕があるなら直径1m以上、設置スペースが限られるときは直径1m未満で選びましょう。

4.デザイン・素材にこだわる

せっかくシーリングファンを取り入れるなら、デザインや素材にも注目です!
例えば木目調はナチュラルで温かみのある雰囲気、金属製やマットカラーはモダンでスタイリッシュな印象を与えてくれます。
部屋のテイストや好みに合わせることで、単なる空調機器以上に空間のアクセントとして活躍してくれるでしょう。

5.静音性をチェックする

シーリングファンは回転音や風切り音が出るため、設置する部屋によっては気になることもあります。
特に静かさが大切な空間では、静音性の高い機種を選ぶと快適ですよ。

6.メンテナンスのしやすさをチェックする

天井が高い場所に設置する場合、掃除や電球交換のしやすさも重要です。
昇降機能付きや羽根が取り外せるタイプなら、メンテナンスが簡単で長く快適に使えます。
照明付きの場合は、電球交換の頻度が少ない長寿命のLEDライトがおすすめです。

 

シーリングファンを設置するときの注意点

場所を考えずにシーリングファンを取り付けると、快適さが半減することも。
ここでは特に気をつけたいポイントをまとめました。

注意点1.天井の強度を確認する

先ほど軽く触れましたが、シーリングファンはある程度の重さがあるため、取り付ける天井に十分な強度が必要です。
石膏ボードだけでは支えられない場合があるので、下地の有無を必ず確認しましょう。

注意点2.壁や柱との距離を確保する

羽根が回転するため、周囲には十分なスペースが必要になります。
目安としては、壁から40〜50cm離すと安心です。
壁や柱の近くに設置すると接触したり、風の流れが乱れたりする原因になるので気をつけましょう。

注意点3.照明のちらつきに注意する

シーリングファンとダウンライトなどの照明を併用する場合、羽根が回ると光が遮られてちらつくことがあります。
落ち着かない場合もあるので、照明と羽根が重ならないよう配置を工夫しましょう。
調光機能付きライトや間接照明を取り入れるのもおすすめですよ。

シーリングファンを取り入れたおしゃれな施工事例

最後に、実際に東宝ホームでシーリングファンを採用した住まいを紹介します。
吹き抜けと勾配天井など、シーンごとの使い方をぜひ参考にしてください。

事例1.吹き抜けに設置して快適さとおしゃれさをプラス

リビングとつながる吹き抜けにシーリングファンを設置した事例です。
たくさんの窓から自然光が差し込み、オープン階段と組み合わせることで、より広がりを感じられる空間に。
ファンが空気をやさしく循環させることで、冷暖房の効率もアップします。
機能性だけでなく、インテリアのアクセントとしてもしっかり存在感を放っていますね。

事例2.吹き抜けリビング上のオープン書斎も快適に

リビングの吹き抜けを活かし、2階部分にオープンな書斎をつくった事例です。
吹き抜け空間はどうしても上下で温度差が生まれやすいのですが、シーリングファンを回すことで空気が循環し、2階でも快適に過ごせます。

読書や仕事をする時間はもちろん、マッサージチェアでリラックスするひとときも、より心地よい空間になりそうですね。

事例3.勾配天井の平屋でも快適な温度をキープ

平屋のリビングに広がる勾配天井に、シーリングファンを設置した事例です。
平屋は2階建てと比べて室内の温度差が少ないものの、天井が高い空間では暖気が上にたまりがち。
ファンで循環させることで、冷暖房効率を高め、部屋全体に快適な温度が行き渡ります。
高さを活かした開放感を損なわずに、機能性もプラスできるのがポイントです。

 

シーリングファンを使った家づくりは東宝ホームにおまかせ

シーリングファンは空気を循環させ、冷暖房効率を高める頼もしい設備!
吹き抜けや勾配天井など開放感のある空間と相性がよく、インテリア性も抜群です。

ただし、効果をしっかり発揮するには住まい自体の断熱性能も欠かせません。
東宝ホームでは、高気密・高断熱の住宅性能とあわせて、シーリングファンを活かした理想の住まいをご提案しています。

東宝ホームの家づくりが気になる方は、ぜひ下記よりご予約の上、お気軽に展示場・モデルハウスにお越しください。

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2025.11.28 09:00