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東宝ホーム 本社コラム結婚して家を買う、決め手と購入タイミングとは

結婚して家を買う、決め手と購入タイミングとは

家の購入とライフイベントは、密接に関係しています。

なかでも住宅購入を検討する方が多いのが、結婚前後のタイミングです。

結婚前に思い切って買うのか、結婚後に夫婦で買うのか、それとも出産や子育ての時期まで待つのか…悩ましいですよね。

今回は結婚と家を買うタイミングについて考えてみましょう。

 

実は違う!男女で家を買いたいと感じるタイミング

結婚前に家を買うのはアリなのか…それとも結婚後か出産前後にするべき?そんな悩みがある方にぜひ知っておいてほしいのが、「実は男女のマイホーム購入にはすこし温度差がある」ということ。まずはその違いについて見ていきましょう。

 

男性が家を買うタイミング

あるアンケートによると、不動産を持っている男性のなかで「結婚したい」と思っている方は58.4%。

それに対し不動産を持っている女性で「結婚したい」と思っている割合は36.4%と少なめです。

ここからわかるのは、男性は「結婚前に家を買おう」と決断される方が多いということです。

その理由として、昔から男の人は「持ち家あり=ハイスペック」と見られやすいという背景があるよう。

「将来の家族のために!」と結婚前にマイホームを買われる方が比較的多いんですね。

 

女性が家を買うタイミング

一方、女性にとってマイホーム購入は、結婚の手段や準備にはなりにくいもの。

独身時代にマイホームを買う女性の結婚願望は高くなく、あくまでも自分の人生を充実させるためにと家を買われる方が多いようです。

そして結婚願望のある多くの女性が持っているのは「結婚するパートナーといっしょに、どんな家に住むのか考えたい」という想い。

結婚予定の男性が持ち家ありとわかり、「住む場所はいっしょに選びたかった」と残念がる方もいらっしゃいます。

人生一度の大きな買い物であるからこそ、結婚後のライフスタイルに合わせた間取りやレイアウトを考えたいという、地に足の着いた姿勢がうかがえますね。

男性は「将来の家庭のために家を買いたい」と焦る気持ちもあるかもしれません。しかし女性は「ゆっくり落ち着いて考えたい」と思っているかも。

結婚を考えるなら、お互いの意見を聞いて柔軟に対応したいですね。

 

住宅購入前に気にしておきたいポイント

他にも家を買う前に気にしておきたいのが、住宅ローンや両親からの資金援助について。

いくつかポイントがあるので見ていきましょう。

 

家を買うのに年収はどの程度必要?

家を買おうと考えるとき、「今の年収で家は買える?」と収入について不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

特に年齢の若い方だと「もっと稼げるようになるまで家を買うのは待つべき?」と悩みますよね。

たしかに家を買うなら、住宅ローンを無理なく返済できる収入が必要不可欠。

 

無理に大きな買い物をすると、いくらいい家に住めても「旅行にも行けないし、食費も切り詰めなきゃ…」と生活は苦しくなります。

しかし「家は年収〇万円以上の人でないと買えない」というものでもありません。

大切なのは、自分の収入に合った金額の家を買うということ。

それは年収300万円の方でも、年収1,000万円の方でも、同じです。

 

年収と家の価格のバランスを見られるのが「返済負担率=年収に占めるローン返済額の割合」です。

一般的に無理なく返済できるのは、返済負担率20~25%以下が目安といわれています。

たとえば年収500万円の方なら、年収500万円×返済負担率25%=年間返済額125万円。

つまり毎月返済額10万円くらいにおさまるよう住宅ローンを組むと、生活に支障をきたしにくいということです。

もちろんご家庭によって必要な生活費や教育費はさまざまですが、目安として計算してみてください。

 

家を買うのに有利な仕事はある?

職業に貴賤はないとはいうものの、やはり住宅ローンを組むうえで「審査に通りやすい職業と、通りにくい職業」というのはあるものです。

最も住宅ローンを組みやすいといわれているのが公務員。

年収の高さというのもありますが、それよりも「安定性」が見られるということがわかります。

収入が安定している正社員の方も、自営業や個人事業主、経営者などに比べると、住宅ローンを組みやすいようです。

ただし非正規社員や派遣社員、パート、自営業などの方でも、家を購入することはできます。

正社員と比べて民間の金融機関の審査は通りにくいですが、借りる金額を少な目に設定するなど対策は可能。

フラット35など雇用形態に関係なく申し込める住宅ローンもあります。

 

家を買う際、両親からの支援はもらうべき?

結婚して家を買うとなると、両親から資金援助の申し出があるケースも少なくありません。

ここで一つ気を付けたいのが、相手が親であっても「資金贈与」としてみられるということです。

個人から財産をもらうとき、110万円以下なら非課税ですが、110万円を超える部分については贈与税の対象となります。

ただし、父母や祖父母など直系尊属からマイホーム購入資金を支援してもらう場合、非課税の枠が最大3,000万円まで増えるという特例があります。

負担を抑えたい方は非課税枠をうまく活用されるとよいでしょう。

 

家を買うメリット・デメリット

結婚して住む家を考えるとき、持ち家を買うか賃貸かと悩まれる方も多いでしょう。

そこで最後に、家を買うメリットとデメリットをそれぞれ見ていきたいと思います。

 

家を買うことのメリット

賃貸の場合は家賃がかかり続けますが、家を買えば住宅ローンを完済したあと住居費が一気に下がるというメリットがあります。

特に結婚後すぐに家を買った方は、若いうちに返済を終えることができるでしょう。

老後は修繕費用と固定資産税・都市計画税のみで住まいを確保できます。

また「家賃10万円の賃貸」と「ローン返済毎月10万円の持ち家」であれば、持ち家のほうが品質がワンランク高いというのもメリット。

賃貸物件と比べて間取りや設備にこだわっていることが多く、「賃貸に比べて住みごこちが段違い!」といわれる方が多いです。

 

家を買うことのデメリット

逆に家を買うデメリットというのも存在します。

それは頭金など最初にある程度まとまったお金が必要ということ。

また転勤や出産などのライフイベントにあわせて引っ越したいと思っても、なかなか住み替えが難しいのも現実です。

一つの場所で安心して暮らしたいという方にはいいですが、身軽に引っ越したい方には向いていないかもしれません。

 

さいごに

結婚したらいずれは家を買いたいという夫婦は多いものです。

「まだ先でいいかな」と思っていても、将来の暮らし方や資金計画などあらかじめパートナーと話し合っておくとよいでしょう。

どんなタイミングで家を買うのか、それに向けてどんな準備が必要なのか、ある程度イメージできれば失敗も少ないはずです。

なかなか自分たちだけで考えるのは難しいので、専門家へ相談してみるのもおすすめ。

東宝ホームでも家を買うタイミングや資金計画などさまざまな相談にのっておりますので、気軽にお話しください。

2021.07.22 16:33