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平屋の4LDKってどのくらいの広さが必要?間取りのポイント

「平屋」と聞くと、どんなイメージがありますか?
ご年配の方のゆったりとした暮らしを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。しかし近年では若いご夫婦や子育てファミリーも、平屋を検討されることが増えてきています。

今回は平屋で4LDKを建てるときに必要な広さや、平屋を設計するポイントなどをご紹介します。

平屋の4LDKの広さの目安

4LDKは「4つの個室+リビング・ダイニング・キッチン」という間取りを指します。

たとえば夫婦2人+子ども2人のご家族だと、夫婦の寝室+子ども部屋2つ+もう1部屋といったイメージ。この「もう1部屋」があることで、和室・客間・趣味の部屋・仕事場などライフスタイルにあわせてフレキシブルに対応できます。

建物の延べ床面積は30坪前後が目安

平屋の4LDKだと、延べ床面積は30坪くらい(100㎡くらい)が目安です。
もっと具体的なイメージでいうと「LDK20畳+夫婦の寝室8畳+子供部屋6畳×2+書斎5畳+水回りや収納」といった間取りが想定できます。

平屋で階段がいらないため、お部屋はすこし広めにとれますね。もっと床面積を増やすこともできますが、広くなりすぎると中心部の採光や風通しが悪くなることもあるので注意が必要です。

プラス駐車スペースや庭を確保する

延べ床面積30坪で平屋を建てるとすると、そこに駐車スペースや庭の面積をプラスすれば探すべき土地の広さがわかります。

このとき注意したいのが、土地の「建ぺい率」。敷地面積に対して、どのくらいまで建物を建ててもいいかという数値です。

たとえば建ぺい率80%の地域に30坪の平屋を建てるなら必要な土地は37.5坪ですが、建ぺい率50%の地域なら60坪と広い土地が必要になります。

平屋の4LDKを建てるメリット・デメリット

次に平屋の4LDKを建てるメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

平屋には階段がないため、玄関からそのまま2階の個室に出入りするということがありません。家族の気配を感じられる間取りをつくりやすいでしょう。2階部分がないとリビングの天井を高くとることができ、勾配天井の開放的でおしゃれな空間づくりもできますよ。

また生活がワンフロアですむと、家事が圧倒的にラクに!家事に育児に仕事に…と忙しい子育て世代にとって、平屋の魅力をもっとも感じる部分かもしれません。家事をしながらお子様のようすをみられて、段差がないのでルンバも使いやすいですよ。

もちろん階段がないので、老後の暮らしや介護を考えても理想的。大きなリフォームをすることなく、終の棲家として長く住みつづけられます。

デメリット

平屋はワンフロアが広くなるので、同じ床面積の2階建てに比べると中心部に光や風が入りにくくなります。この点は勾配天井で高窓をつくるなど設計の工夫で解消できることもあるので、後ほど詳しく解説していきますね。

そして平屋の一番のデメリットは、広い土地が必要になることです。土地購入の費用がかさんだり、地域によっては平屋を建てられるサイズの土地がなかなか見つからないことも。東宝ホームでは分譲地もご紹介できるので、相談してくださいね。

平屋の4LDKを建てるときのポイント

生活動線はコンパクトにする

平屋ではどうしても生活動線が長くなりがち。玄関からキッチンまでが遠い、寝室とトイレが家の端と端…そんな間取りだと不便ですよね。

たとえば平屋の中央部にLDKをもってきて、そこから水回りや寝室などすべての部屋にアクセスできるようにすると動線がコンパクトになります。歳をとると夜間のトイレも増えるので、寝室の近くにトイレを配置するなどの工夫もしておきたいですね。

採光・通風を確保する

ワンフロアが広い4LDKの平屋では、中心部に光や風が届きにくくなります。

平屋の間取りで人気なのが、LDKを勾配天井にした開放感のある間取り。高窓をつくると部屋の奥まで光が入り、窓の高低差による効果的な換気もできます。

また建物をL字型やコの字型にして、中庭から採光をとるのもひとつの方法です。

隣家や道路からの視線や音に配慮する

採光を意識して大きな窓をたくさんつくると、隣家や道路からの視線が気になってしまうことも。先述したような高窓や中庭なら、視線も気になりにくいですよ。

また寝室や子供部屋も1階にあるので、防犯面も気になるところ。防犯砂利や防犯照明のようなアイテムをとりいれたり窓を二重ロックにしたりして、安心して暮らせるマイホームをつくりましょう。

家族同士のプライバシーに配慮する

ワンフロアで家族の距離が近いメリットのある平屋ですが、家族構成や年齢によってはそれがデメリットになってしまうこともあります。
子どもたちが小さい時だけでなく、長い目でみて心地よく暮らせるレイアウトを検討しましょう。

たとえば子供部屋とリビングの間に廊下でワンクッション設けると、ドアを開けたときに子供部屋のなかが丸見えになりません。個室と個室のあいだには収納を設置すると、音漏れが気になりにくくなりますよ。

おしゃれな平屋の建築実例

東宝ホームでも平屋の注文住宅はとても人気です!
ここからは平屋の利点を活かした、おしゃれで暮らしやすい建築実例を紹介します。

平屋の実例1:中庭がまんなか!プライベート感のある平屋

こちらは約40坪のゆとりのある平屋です。東西2列の棟を並べて、中庭をとり囲むことで採光とプライバシー確保を両立しました。

中庭はリビングやキッチンへゆるやかにつながっており、友人を招待してバーベキューを楽しむこともあるそう。寝室には朝日が入る窓をつくったり、子どもたちがプライベート空間と家族の空間を行き来できるレイアウトにしたりとさまざまな工夫がこらされた平屋です。

平屋の実例2:動線にこだわり、生活のしやすい平屋

平屋のメリットである「効率的な動線」をうまく活かした建物です。キッチンからアールの入り口をくぐると、クロークや浴室へと直結。料理のあいまに浴室の掃除をしたり、お子様の入浴を見守ったりしていただける動線です。

実際にお住まいになって、冬は暖かく光熱費も安くなったと喜びの声が。雨に濡れず家へ入れる駐車場など、細かな工夫が日々の生活を楽にしてくれます。

平屋の実例3:光が降り注ぐ、明るい平屋

当初は2階建てで計画されていたN様邸は、設計者からの提案で敷地に合う平屋の計画にシフト。屋根の斜めのカタチを活かした勾配天井で、おしゃれで開放的なリビングになりました。屋根の高さを活用して、リビングの上部にロフトをつくりスペースを増やしています。

旗竿地なので道路からの視線も気にならず、プライベートなお庭に。テラスとリビングがほとんどフラットにつながっているので、お天気のいい日は気軽に外へでて心地いい時間を満喫できそうです。

まとめ

子育て世代から高齢の方まで、世代を問わず人気の高まっている平屋。家事効率のよいシンプルな暮らしを求める方や、ゆったりと家族の時間を育みたいと思う方が増えているのも、平屋が注目されている理由かもしれません。

平屋ならではの高い勾配天井や、家族のつながりがある間取りプランで、2階建てにはない快適な空間づくりを楽しめますよ。

東宝ホームは平屋の建築実例が豊富にございます!どんな間取りがあるのかな、住み心地はどうなのかなと気になっている方はぜひ展示場へお越しください。県内にはワンフロアでの暮らしを体験できる平屋宿泊展示場もございます。

2022.09.30 13:02