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東宝ホーム 本社コラム玄関ポーチとは?おしゃれで使いやすい空間にするためのポイント

玄関ポーチとは?おしゃれで使いやすい空間にするためのポイント

家づくりでよく耳にする「玄関ポーチ」。
なんとなく聞いたことはあっても、「具体的にどんな場所?」「おしゃれにするには何を決めればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、玄関ポーチの基本や役割、よくある失敗とその対策まで、実例とともにわかりやすく紹介します。
これから注文住宅を建てる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

玄関ポーチとは?玄関アプローチとの違い

まずは、玄関ポーチの意味やアプローチとの違いについて見ていきましょう。

玄関ポーチとは

玄関ポーチとは、玄関ドアの前にある屋根付きの半屋外スペースのこと。
雨を避けながら鍵を開け閉めできる、荷物の一時置きができる、来客を落ち着いて迎えられるなど、玄関まわりの快適性を大きく高める大切な空間です。

玄関アプローチとの違い

似た言葉に「玄関アプローチ」がありますが、こちらは敷地の入口から玄関までをつなぐ通路やスペース全体のことをいいます。

・玄関ポーチ・・・玄関ドアの前
・玄関アプローチ・・・敷地の入口から玄関まで

ポーチとは役割が異なりますが、動線がつながっているため、外観デザインを統一するためにも一緒に計画するのがおすすめです。

玄関ポーチの4つの役割

玄関ポーチには、見た目だけでなく暮らしやすさを高める重要な役割があります。

1. 雨や日差しを防ぐ

玄関ポーチの最大の役割は、天候から人を守ること。
玄関前に屋根があることで、雨の日でも濡れずに鍵の開け閉めができます。
雨だけでなく夏の強い日差しも遮り、玄関ドアの劣化を抑える効果もあるんですよ。

2. 靴脱ぎや荷物置きなど「準備スペース」になる

玄関ポーチは、家の中に入る前の準備スペースとしても便利。
出発前の身支度、宅配の受け渡し、濡れた傘の一時置きなど、ちょっとした作業がスムーズになります。

3. 住まいの第一印象を整える

外観デザインの中で、玄関は“家の顔”。
ポーチの形状や素材、照明の見せ方によって、住まいの印象は大きく変わります。

4. プライバシーを守り、安全に出入りできるようにする

照明や段差の高さ、手すりの位置まで考えて設計することで、家族みんなが使いやすい玄関に。
玄関ポーチに奥行きを設けると、外から家の中が直接見えにくくなるのでおすすめです。

玄関ポーチ4つのタイプ

玄関ポーチには、大きく分けて次の4つのタイプがあります。

・フラット型ポーチ(庇なしタイプ)
・庇(ひさし)型ポーチ
・下屋(げや)型ポーチ
・インナー型ポーチ

見た目の印象だけでなく、雨風への強さや実用性が大きく変わるため、家のデザインと暮らし方に合わせて選ぶことが大切です。

フラット型ポーチ(庇なしタイプ)

庇も奥まったスペースもない、非常にシンプルなタイプ。
外観がシャープに見える一方で、雨の影響を受けやすいため、あまり採用されることはありません。

庇(ひさし)型ポーチ

フラット型に、必要最小限の庇だけをプラスしたタイプ。
必要な雨よけ機能を確保しつつ、外観をすっきり見せられるのが特徴で、モダン系の住宅によく採用されます。

下屋(げや)型ポーチ

1階の屋根がそのまま玄関を覆っているタイプ。
建物本体の屋根から続くように造られているため、雨や日差しをしっかり防いでくれます。
和風の家との相性が特に良く、重厚感のある落ち着いた印象に仕上がります。

インナータイプ

玄関スペースが建物内部に引き込まれた形状のタイプ。
三方を壁に囲まれているため、風雨からの保護効果が高く、プライバシーも確保されます。
玄関前に雑貨や植物を置きたいなど、ちょっとした演出を楽しみたい人にもぴったりです。

家づくりでよくある玄関ポーチの失敗とその防ぎ方

毎日使う場所だからこそ、玄関ポーチの設計には注意が必要です。
ここでは、よくある失敗ポイントとその対策をご紹介します。

失敗例1.広さが足りない

玄関ドアの前が狭いと、傘を広げられなかったり荷物を置くスペースが足りなかったりして、毎日の出入りがストレスになります。

<対策>
ドアの開閉に必要なスペース+人が立つスペース+傘立てや宅配ボックスの設置スペースまで計算し、ゆとりを持たせましょう。

失敗例2.滑りやすい床材を選んでしまう

雨の日に濡れたタイルや石は、つるっと滑る危険があります。

<対策>
ざらつきのあるタイル、洗い出し仕上げ、ノンスリップ加工済みの石材など、滑りにくい素材を選びましょう。
水はけが良い素材を選ぶとさらに安心です。

失敗例3.庇の奥行きが足りない

庇が浅いと、ドアを開けるときに室内に雨が吹き込みやすくなります。
玄関ドアが濡れると劣化も早まり、鍵の操作もしづらくなるので注意が必要です。

<対策>
庇は、雨をしっかり防げるように計画しましょう。
風の強い地域では「壁で囲う」「袖壁をつける」などの対策も効果的です。

失敗例4.照明が暗くて使いづらい

玄関周りが暗いと、夜の転倒や防犯上のリスクが高まります。

<対策>
足元を照らす灯りや人感センサーライトを設置しましょう。
ポールライトでアプローチを照らし、壁付けブラケットライトで玄関扉周りを明るくすると安全性が格段に向上します。

失敗例5.階段の段差が大きくて不便

玄関までの階段が急だと、小さな子どもや高齢者に負担がかかります。

<対策>
段差や幅は無理のない設計にし、できれば手すりも設置しましょう。
将来的にバリアフリーにしたいなら、スロープを組み込む設計も検討すると安心です。

おしゃれで機能的な玄関ポーチ実例

最後に、東宝ホームの建築実例の中から、おしゃれかつ機能的な玄関ポーチの事例を紹介します。

事例1.グレータイルで仕上げた、モダンな下屋型玄関ポーチ

玄関まわりを引き締めるダークグレーの外壁に、明るいグレーの石目調タイルを組み合わせた洗練された印象の玄関ポーチ。
奥行きのある屋根が雨や日差しをしっかり防ぎ、荷物が多い日も慌てずにゆったり動けるスペースを確保しています。
縦格子の玄関ドアがアクセントになり、シンプルながらも個性を感じさせるデザインです。

事例2.モノトーンで仕上げた、スタイリッシュなインナー型玄関ポーチ

マットなブラックの外壁に、グレーの石目調タイルを合わせたスタイリッシュで上質な玄関ポーチ。
三方を壁に囲まれた構造で、雨風をしっかり防ぎながらプライバシーも確保しています。

アプローチには植栽を配置し、モダンな空間に温かみをプラス。
正面に玄関ドアがない配置なので、ドアを開けても室内が見えにくく安心です。

事例3.凹凸のある立体的なデザインが目を引く、インナー型玄関ポーチ

建物の一部を凹ませて庇のように活用した、印象的なデザインの玄関ポーチ。
深めの庇が雨や風を防ぎながらも、壁で囲わず開放的に仕上げることで、明るく心地よい玄関空間を実現しています。

玄関ポーチを工夫して“わが家らしさ”を叶えよう

玄関ポーチは、暮らしの快適さと外観の印象を左右する、家づくりの重要ポイントです。
小さなスペースでも、広さや素材、デザインを工夫することで、毎日の帰宅が心地よくなる玄関まわりがつくれます。

東宝ホームでは、外観の美しさと機能性を両立したポーチデザインをご提案しています。
実際の住まいを見てみたい方は、ぜひお近くの展示場やモデルハウスで体感してみてください。

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2025.12.08 09:00