はじめての方へ

東宝ホームのホームページへ初めてご訪問いただいたお客様にご覧いただきたいページを集めました。

住み心地のいい家 東宝ホーム

TOHOブログ

東宝ホーム 福岡・佐賀TOHOブログ家づくり福岡・佐賀でトリプルサッシ(トリプルガラス)は必要か、不要か
福岡・佐賀でトリプルサッシ(トリプルガラス)は必要か、不要か

皆さんこんにちは!東宝ホーム福岡・佐賀、一級建築士の岩下です。

 

「うちは福岡(佐賀)だから、ペアガラスで十分ですよね?」

そう思われている方、結構多いのではないでしょうか?

 

北海道や東北の話ではなく、九州の話。温暖な気候のイメージがある福岡・佐賀で、わざわざトリプルサッシ(トリプルガラス)にする必要があるのか。コストアップ分を考えると、正直「不要」なんじゃないか——そう感じる方は少なくありません。

 

この記事では、一級建築士として設計の現場で得た知見をもとに、コストも含めて正直にお答えします。「必要かどうか」を決めるのは最終的にはあなた自身ですが、少なくとも「知らなかった」という後悔だけはしてほしくないと思っています。

 

↓↓Youtube動画冒頭でサッシの性能について述べています。↓↓


整理:「トリプルサッシ」と「トリプルガラス」は同じもの?

 

ここで少し用語を整理しておきます。

「トリプルサッシ」と「トリプルガラス」は、基本的に同じものを指します。

  • トリプルガラス:ガラスが3枚重なった複層ガラスのことを指す呼び方
  • トリプルサッシ:ガラス(トリプルガラス)とフレーム(サッシ)を含めた窓全体を指す呼び方

厳密にはサッシはフレーム部分を指しますが、会話や検索の中では「トリプルサッシ」「トリプルガラス」どちらも同じ高断熱窓として使われています。この記事でも以降は混在させながら使いますが、指しているものは同じだとご理解ください。

💡 メモ:カタログや業者によって呼び方が違うので混乱しがちですが、「3枚ガラスの窓 = トリプルサッシ・トリプルガラス」と覚えておけば大丈夫です。

 


トリプルサッシ(トリプルガラス)の構造と性能

 

まず基本を押さえましょう。窓の断熱性能は「U値(熱貫流率)」という数値で表します。数値が小さいほど熱が逃げにくい=断熱性が高いということです。

サッシの種類 U値(目安) 断熱性の評価
アルミサッシ+単板ガラス 約6.5 W/㎡K ✕ 低い
アルミ樹脂複合+ペアガラス 約2.3 W/㎡K △ 普通
樹脂サッシ+トリプルガラス 約0.9〜1.1 W/㎡K ◎ 高い

アルミ単板と比べると、樹脂トリプルは約6倍の断熱性能があります。数値だけ見ると圧倒的な差ですね。

 


「でも九州は温暖でしょ?」——この認識、少し見直してほしい

 

① 夏の暑さは全国でも上位クラス

福岡市の夏は、最高気温35℃超えが頻発します。窓の断熱性が低いと、エアコンを効かせても窓際にいるだけで暑いという状態が続きます。これはガラスが日射熱を室内に伝えてしまっているのが原因です。

トリプルガラスはその構造上、熱の貫通を抑える効果が高く、夏の室内温度の安定に貢献します。

 

② 冬の朝の冷え込みは想像以上

「九州は暖かい」というイメージがありますが、福岡・佐賀の冬は最低気温が0℃前後まで下がる日もあります。ペアガラスの家で経験するあの「窓際の底冷え」——コールドドラフトと呼ばれる現象ですが、断熱性の低い窓に沿って冷気が床に流れ込むことで起きます。トリプルサッシはこの現象を大幅に軽減します。

 

③ 高湿度=結露リスクは全国でも高い

これが福岡・佐賀で特に重要なポイントです。

湿気が多い気候では、冬に外気と室温の温度差が生じると窓に結露が発生しやすくなります。結露は見た目の問題だけでなく、カビ・ダニの発生源となり、アレルギーや健康被害につながります。また、窓枠や壁内の腐食にもつながります。

トリプルガラス(トリプルサッシ)は室内側のガラス表面温度が下がりにくいため、結露の発生を大幅に抑えられます。これは福岡・佐賀の気候において、非常に大きなメリットです。

 


トリプルサッシ・トリプルガラスの4つのメリット

 

① 断熱性の大幅向上 夏の日射熱と冬の冷気、両方を防ぐ。家全体の温度が安定し、「廊下が寒い」「窓際だけ暑い」という温度ムラがなくなります。

② 光熱費の削減 冷暖房効率が上がるため、毎月の電気代が下がります。ペアガラスとの比較で、年間1.4万〜2万円程度の削減効果が出るというデータがあります。30年住めば、累計42〜60万円の差になる計算です。

③ 結露・カビ・ダニの抑制 高湿度の福岡・佐賀において特に重要。健康面だけでなく、住宅の長寿命化にも直結します。

④ 防音効果 3枚のガラスと2層の空気(ガス)層が音を遮断。交通量の多い道路沿い、線路近くの土地でも、静かな室内環境が実現できます。

 

デメリットとコストの現実

コストアップが最大のハードル

トリプルサッシ(トリプルガラス)への変更は、ペアガラスと比べて1棟すべての窓をトリプルガラスにすると50万円程度~の増額になるケースが多いです。窓の枚数・サイズによりますが、これが「不要では?」と言われる最大の理由です。

ガラス単体の価格差(90cm×180cmの標準窓1枚)でも:

ガラスの種類 価格相場(1枚)
ペアガラス 15,000円~
トリプルガラス 50,000円〜

窓が20枚ある家なら、差額だけで相当な金額になります。

ただし、すべての窓をトリプルガラスにする必要はありません。特に家全体の断熱に大きな影響を及ぼす窓、リビングなどの大きな窓はトリプルガラスにすべきです。

 

窓の重さが増す

ガラスが3枚になる分、窓の重量が上がります。大きな掃き出し窓では開閉が少し重くなるケースがあります。最近の製品では改善されてきていますが、設計時に考慮は必要です。

 

日射取得の設計が別途必要

断熱性が高い窓は熱を遮る反面、冬の太陽熱(日射熱)も遮ってしまう場合があります。南向きの大きな窓に「日射取得型」か「日射遮蔽型」どちらを使うかは、方角・庇の有無・地域の日照条件によって変わります。これは設計者と相談しながら決めるべき点です。

 


東宝ホームがトリプルサッシ(トリプルガラス)を採用する理由

 

私たち東宝ホームは、断熱等性能等級6相当の外張り断熱工法を採用しています。

断熱の考え方で大切なのは「全体のバランス」です。高性能な断熱材で壁を固めても、窓だけが熱の抜け穴になっていたら意味がない。家を1枚の「熱の膜」で包む設計をするからこそ、窓も同じ水準で揃える必要があります。

実際に、東宝ホームの気密測定では C値0.3cm²/m²以下を達成しています(2025年実績)。これはほとんど隙間がない、高気密な状態です。こうした高性能な住宅においては、トリプルガラスは「オプション」ではなく、性能を成立させるための必須要素と考えています。

東宝ホームの標準仕様では、1階の掃き出し窓2か所までトリプルガラスを使います。先ほども言及したように、すべての窓をトリプルガラスにする必要はありません。主要な窓はトリプルガラスにすべきです。小さい窓までトリプルガラスにするのは費用対効果が良くありません。

 


まとめ:福岡・佐賀でトリプルサッシ(トリプルガラス)は必要か?

 

✅ 福岡・佐賀の夏の暑さ・冬の冷え込み・高湿度・快適な暮らしを考えると、トリプルガラス(トリプルサッシ)は必要です

✅ コストは確かに上がります。でも「電気代だけで回収」という単純計算ではなく、快適性・健康・住宅寿命のトータルで判断してください

✅ 断熱等級6以上の家を目指すなら、トリプルガラスの採用をしないと性能のバランスが崩れます

✅ 「トリプルサッシ 不要」と検索している方へ:不要ではありません。建物の主要な窓はトリプルガラスを推奨します。

窓は後からリフォームするのが難しい場所です。建てるときにしっかり考えておくことが、長い目で見て一番コストパフォーマンスが高い選択になります。

東宝ホームでは、性能とコストのバランスを正直にお伝えしながら、お客様に合った家づくりをご提案しています。「本当に必要な性能ってどこ?」「予算内でどこを優先すべき?」そんな疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

本当に東宝ホームの家は快適なの?トリプルサッシってそんなに違うの?
その疑問への答えは、ぜひお近くの展示場や宿泊体験展示場・完成見学会で見つけてください!

 

▶宿泊展示場体験はこちらのバナーをクリック

▶毎月実施の完成見学会はこちらのバナーをクリック

▶カタログ請求はこちらをクリック

↓↓東宝ホームの断熱についてもっと学べるコンテンツはこちら↓↓

2026.03.21 00:17