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グッドデザイン賞を知っていますか?
なんとなく「いいデザインなんだろうな」と思いはしても、具体的な良さを言葉にするのは、なかなか難しいですよね。
難しいデザインをわかりやすくするために、グッドデザイン賞は誕生しました。
グッドデザイン賞を知れば、身の回りを取り巻くデザインが、さらに身近に感じられるでしょう。
今回はグッドデザイン賞とは何か?を紐解くため、デザインの歴史や今年のテーマを紹介します。
今年度の建築部門を受賞した東宝ホームの分譲住宅も紹介しますので、ぜひご覧ください。
グッドデザイン賞とはその名の通り、良いデザインを評価する賞です。
良いデザインを、グッドデザイン賞では「単にものの美しさではなく、人、社会、そして未来を豊かにしていくもの」と定義しています。
この定義に至るまでの、歴史を見てみましょう。
グッドデザイン賞のはじまりは、今から60年以上前の1957年。
戦後の復興を目指した日本が、オリジナリティのあるデザインで産業を発展させるため、「グッドデザイン商品選定」をはじめたのがきっかけです。
経済が豊かになるにつれて、デザインの大切さは世の中で広く認識されます。
ソニーのウォークマンやホンダのシビックをはじめ、世界的なヒット商品が次々と受賞すると、グッドデザイン賞の国際的な認知も高まっていきました。
グッドデザイン賞は今や日本国内に留まらず、世界45の国と地域から応募作品が集まる、国際的なデザイン賞の1つになっています。
時代と共に、デザインを取り巻く環境は大きく変化しました。
変化の流れを、一覧で見てみましょう。
年代 | 世の中の動き | デザインの変遷 |
1950年代~ | グッドデザイン賞 発足 | デザインで「商品の質」を高める |
1960年代~ | 高度経済成長期 | 経済が豊かになり、「心の豊かさ」を求めるデザインが主流に |
1990年代~ | 京都議定書の締結
差別のない平等な世界や、地球環境問題への関心が高まる |
「ユニバーサルデザイン」「エコロジーデザイン」などの特別部門賞を新設
例 | 1998年度ユニバーサルデザイン賞 |
2000年代~ | インターネットの普及
個人の意見や考え方の違いが重視される |
作り手だけでなく「使う人の視点に立ったデザイン」が求められる
例 | 2015年度大賞受賞『WHILL Model A』 |
現在~ | 「システム」や「サービス」など、形のない仕組みが生活に浸透 | 形にとらわれない「生活を進化させるもの」としてのデザインが求められる
例 | 2021年度グッドデザイン・ベスト100『ピクトグラムシステム EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS』 |
良いデザインの基準は、その時代に何が求められたかをよくあらわしています。
それぞれの年代を比べてみるのも、興味深いですね。
グッドデザイン賞の受賞作品は、わたしたちの身近な生活の中に溢れています。
数ある受賞作から、身近なもの、意外性のあるもの、そして昨年度の大賞受賞作品を紹介します。
おそらく誰もが一度は目にしている「明治おいしい牛乳」や、繰り返し使える充電式電池「eneloop」も、グッドデザイン賞の受賞作品です。
「明治おいしい牛乳」は、訴求点をシンプルに表現したデザインが評価され、「eneloop」は使い捨てだった電池をくり返し使う、新しいライフスタイルの提案が評価されています。
実は、人気ご当地キャラクタ―の「くまモン」も、グッドデザイン賞の受賞作品!
キャラクター単体ではなく、キャラクターを活用した地域プロモーション活動が評価され、2013年にグッドデザイン・地域づくりデザイン賞を受賞しています。
プロモーション活動のような目に見えない効果も、グッドデザイン賞の評価対象です。
2022年度の大賞を受賞したのは、奈良県生駒市にある「まほうのだがしやチロル堂」。
貧困や孤独により、支援が必要な子どもたちを地域で支える、魔法の駄菓子屋です。
特徴は「チロル」という、店内限定の通貨を設けたこと。
支援される側と支援する側が、互いに劣等感や押しつけがましさもなく、自然に互助できる仕組みを作りました。
どんな子どもでも気軽に集まれる、駄菓子屋を起点としたつながりの輪を提供するデザインです。
2023年度のグッドデザイン賞のテーマは、「アウトカムのあるデザイン」。
まずは「アウトカム」という言葉の意味と、テーマが選ばれた理由を解説します。
アウトカムとは、何らかの主体的な行動によって得られた成果や、結果を表す言葉です。
例えば、リビングに居心地のいいソファーを置き、ごろ寝ができるスペースを作ったとします。
すると居心地の良さに惹かれて家族が自然と集まり、会話も増えました。
これもソファーを置き、ごろ寝スペースを作った「主体的な行動」によって、「会話が増えた」アウトカムのあるデザインの1つです。
2023年度審査委員長の齋藤精一氏は、メッセージで「ものづくりの裏には、沢山のコトのデザインが必ず存在している」と述べています。
例えば、自動お掃除ロボットは「モノ」で、掃除を家電に任せ快適に過ごせる生活は「コト」です。
システムの多様化が進む中で、モノとコトを区別せずさらなるデザインの可能性を促したいという思いから、「アウトカムがあるデザイン」がテーマに選ばれました。
そして「アウトカムのあるデザイン」をテーマに開催された、2023年度グッドデザイン賞の選考会。
東宝ホームの分譲地がこの度、建築部門を受賞しました!
受賞した分譲地名は、「サニーガーデン下貫3期」。
北九州市小倉南区に誕生した分譲地を、詳しく紹介します。
「サニーガーデン下貫3期」のテーマは「多様化する新しい暮らし方を楽しむ、これからの住まいのかたち」です。
それぞれの敷地に、特徴の異なる4つの庭と、つながりのあるウッドデッキを配置。
お互いのプライバシーを尊重しながら、4つの庭を中心にコミュニケーションも楽しめる、アウトカムのあるデザインを実現しています。
「サニーガーデン下貫3期」には、「ハナレ」と「4つの庭」があります。
「ハナレ」は各邸の1階部分に用意された、特別な空間。
他の居住スペースとは玄関やデッキテラス、土間のいずれかを挟んでいるので、自分だけの多彩な使い方が楽しめます。
例えばお子さまが小さいうちは、秘密基地のような遊び場に。成長してからは趣味のアトリエや、夢の自宅エステティックサロンなど。
家族の数だけ、使い方は無限です。
趣の異なる「4つの庭」も、家族それぞれの使い方が可能です。
使い方を限定するのではなく、そこに住まう家族ごとの自由な生活を楽しみながら、自然とコミュニティが形作られるようデザインされました。
デザインがある生活は、わたしたちの日常を豊かに彩ってくれます。
東宝ホームなら、デザインから自然と生まれる、豊かな暮らしを楽しめるでしょう。
「サニーガーデン下貫3期」は、全6棟の分譲地。
建物もすでに完成していますので、現地で実際の心地よさを体感いただけます。
分譲地内の6棟は、それぞれ異なる特徴をもっていますので、ぜひこちらから詳しい間取りをご覧ください。
お気に入りの1棟がありましたら、現地の見学予約も可能です。
デザインが叶える豊かな暮らしを体感したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。