東宝ホームの家づくりデザイン・ブランドZEH・LCCM住宅「試住」サービスTV-CM&映像会社案内

社長の月刊Blog

トップページ>社長の月刊Blog
東宝ホーム社長 渡部 通です。
毎月2回のペースで更新しますので、是非お読み下さい。

令和元年11月9日 悪女について

気が付くと、暦もあと一枚を残すだけになりました。
いつもいつも年の速さを感じます。
今年はいろいろな災害がありました。50年に一度、このような表現の大災害、台風銀座
と言われた九州はさほど被害もなく、思ってもみなかった関東、甲信越の台風被害、水害。
日本の気候が変わっている。世界の気候も・・・。
原因は温暖化、海水温の上昇が気候変動に大いに影響。
海水温の上昇で大型で、強度の台風の発生。
このままでは今後ますます酷くなっていきそうです。
我々にできることだけはやらないと・・・と思っています。
幸い我々の造っているのは木造住宅なので、鉄と違って炭酸ガスを大きく発生させる
構造材でない。植林して再生できる循環型の材料が主なので、地球環境を破壊しない。
屋根には太陽光を搭載させて、自然エネルギーを創電する。断熱性能を上げエコエネル
ギー住宅を造る。今行っている施策を推進しようと思っています。

今日の表題の悪女についてとは全く関係のない話になりました。
一か月ほど前、本屋をまわっていると、『悪女について』という本が並んでいました。
著者は、有吉佐和子さん。もう亡くなって何十年になります。
その方の本が店頭に並んであり、今話題になっているというポップが書いてありました。
懐かしもあり、即、購入いたしました。
20歳代前半のころ、有吉さんの本に夢中になり読みました。
悪女は読んだ記憶がなく、買った次第です。
30代のころから、組織のまとめ役的な任務が多く、仕事に関連する本ばかりでいわゆる
小説的な本には遠ざかっていました。
歴史的なもの、人の盛衰、国の興亡、生き方・・・それぞれ自分の考えを確立するのには
役に立ったと思っています。
久しぶりに仕事と全く関係のないと思われる本を手にしました。
これがまた、面白いのです。
睡眠不足を誘う麻薬でした。
ストーリーの主役の女性は自分から語らない。
全て第三者が、その方から観た主役の女性を語る。
善人だという人もいる。悪女だという人もいる。実体は・・・。
最後まで謎のままなのですが、読者なりのイメージで終わる。
このような構成の小説は初めてでした。
解説では、舞台の脚本の様式と言っていました。まさに、第三者がそれぞれの舞台で
主役の人となりやエピソードを語ることでその人物の生い立ち、性格、目指していた
ものがおぼろげながら、見えてくる。読者に推理、推測がつぎつぎと湧き起こる。
したたかな女性像が現れる、しかし、それが本当かどうかは不明。

仕事を離れ、このような小説をいつも読んでみたい衝動が起きました。
しかし、もう少し仕事を続けなければなりません。
仕事をしながらもこれ位の余裕ができなければとも思いました。
過去に読んだ小説をもう一度読み返すのも負担がなくて読みやすいし、昔と今では
読み方も受け取り方も変わっているはずなので挑戦してみようと思っています。
少しは自分の時間を作る必要を感じています。
有吉佐和子の『悪女について』  これはお奨めです。

令和元年9月28日 風 景

世の中は今まで経験していなかったことが次々起こります。
千葉での台風被害、首都に近い千葉で長期停電が続くのか、被害状況が全く分からない。
何故?田舎の山奥ならそのようなこともありうるかも・・・と思ってしまいますが、
首都圏近い場所で、というのは意外を超えてショックでした。
これが現実だと頭を叩かれた思いです。
そのほか、いろいろな事件、会社のトップの給与不正受給、関西電力の賄賂まがいの
事件。
社会の規範が崩れています。恥という概念がなくなってきてるように感じます。
隣の韓国でも恥という概念がなくなっているようです。
恥は法律で云々することでなく、法律以上の人間としての規範から生じると思っていま
すが、今の世の中は、法律で許されれば、OK。
これでは、本当の偉人や英雄は出てこないのではと危惧しています。
恥という心がなければ、相手を感謝するという心もなくなる。
何とかしたいと思いますが、何ともならない、どうしようもできない、自分の器の小ささ
に、苛立ちます。

話は変わりますが、黒色をメインにし配色した建物が増えてきています。
私どもの建物でもそのような建物があり、設計に私の考えを伝え、検討するように指示して
います。
黒色の建物のストリートは町全体を暗い雰囲気にしてしまい、違和感を覚えます。
お客様の好みだから、指示だからという事で黒色を選んでいるのですが、それでいいのかと
疑問を投げかけています。
建物は30年、40年と建ち続けるわけです。
いわば風景になるわけです。
青い空、樹々の新緑、紅葉、季節を彩る草花の鮮やかな彩色・・・これが風景の元。
この風景に黒色が合うのかどうか、流行だから、お客様が言うからで決めていい問題なのか。
設計者としての矜持、哲学を伝え、その方の家も、街風景も作る。
これが個人住宅設計者、風景を作る設計者の仕事と思います。
自分の家が周囲の風景になるとならば、黒色という選択は無いと感じていますが・・・。
私の考えが間違っているのでしょうか。
私などは忍者屋敷のような家並みが続けば、危険を感じ、そこから早く立ち去ろうとします。
季節の花花と家並み風景がマッチしていれば気持ちよく散歩したくなります。

人間はついつい、流行だからという理由で変な方向に向かう場合もありますが、社会の規範
秩序、普遍的な倫理を再度勉強しなければと思います。
社員個々が、人間としてのがっちりとした背骨を持ち、流行に惑わされることなく、堂々と
歩けるようになればと願っています。

令和元年9月5日 地球温暖化

日本国内もあおり運転や子供の虐待など嫌なニュースが続きます。
外国でも、北朝鮮のミサイル、韓国と日本の争い、アメリカ・中国の関税にかかる諸問題、
イギリスのEU脱退めぐる混乱、中東ホルムズ湾のタンカー拿捕、ブラジルの大火災・・・
時代が変わってくる予感を感じます。今まで話し合いで解決した事柄がそれぞれの立場のみ
主張し、相手の状況を斟酌しないようになってきました。
冷戦が終わり、これで世界観の統一が促進され、地球的常識が形成されてゆくのかと期待
していましたが、まったくの逆行です。
アメリカの力が落ち、全体に平均化しつつあり、平均化したら良い方向に向かうとのが理屈の
ように思っていましたが、結局はわがままを言いたい放題。
国同士が締結した条約も、以前の責任者の時だから守る必要はない。
韓国との条約もそうですし、温暖化に対して約束していたこともトランプ大統領が破棄する。
それに対して罰則もない、誰も異議を唱えない。
ブラジル、アマゾンの大火事もナショナリズムの一端のようです。
自国の産業発展のため、原生林を農耕地にするため、そこに暮らす人の気持ちを考えれば
それが悪いとも言えません。
でも、これほどの無計画な焼畑耕作のために、地球が変質する。

十数年前に「Day  After  Tomorrow」という映画を観ました。
地球温暖化の被害を訴えた映画で、カリブ海に巨大ハリケーンが2個同時発生。
それにより、竜巻、洪水、津波のような高潮、冬には異常降雪、ビルが雪で埋まってしまい
そこに救出に行き、家族は何とか助かるといったストーリーでした。
温暖化により、地球環境が大変になるという警鐘を鳴らした映画でした。
その後、永久凍土が溶けたり、北極海の氷山が溶解したりいたしました。
それから、わが国では異常高温の夏、ゲリラ豪雨、異常降雨、河川の氾濫、冬は冬で異常
降雪・・・。
明らかに地球が変わってきていることを実感します。
やはり、地球の温暖化を世界全員で取り組まないと地球の寿命が尽きる前に、地球人が
破滅するに思えます。

文明の発達をある程度に押さえ、『足るを知る』ような価値観を作らないと人間が私利私欲の
ために暴走する気がいたします。

住宅にしても、温暖化貢献するようにしないといけません。
昔、庭木を植えましょう、それが温暖化には重要ですと言われました。
でも効果がないことはないと思いますが、それほど期待できません。
それは温暖化にはそれほどでなく、快適な住環境の創造のために必要です。
自然エネルギー、今なら、太陽光発電。これも推進しなければなりません。
住宅の性能の向上、外部環境の影響をできるだけ受けない住宅。光熱費が削減できるはず
です。住宅自体の性能で光熱費が削減できる。ここも重要です。
いろいろ機械仕掛けで住宅性能を上げている会社もありますが、機械仕掛けを作るために
CO2を排出しているのでいたちごっこ的に思えます。
そして、構造材に何を選ぶべきか。
住宅の構造材は、木と鉄とコンクリートがあります。
コンクリートは大型建築物に造るには必要です。木ではできない分野だと思います。
鉄で造る住宅もあります。鉄は鉄鉱石を高温で溶かし、加工して利用します。
鉄で造らないといけないものは鉄で造るべきと思います。
大型船舶やタンカーなど鉄で造るべきです。
でも、住宅を鉄で造るというのには、少し違和感があります。
再生可能の木材で造ればよいのでは・・・と思っています。
木造住宅の耐久性能、耐震性能は飛躍的に向上し、またその性能を確認できる方法も
あります。鉄骨の強さと同等以上の性能を有する木造住宅も沢山あります。
日本には強さの象徴は鉄だという神話がありました。
でも、その神話はいろいろな材料で代替できるようになっています。
木材もその一つです。
住宅を木材で造るという選択肢も地球を守るという事になるような気がしています。

令和元年8月11日 コシノ ジュンコ

日本経済紙に連載されている『私の履歴書』で、コシノ ジュンコ氏が掲載中です。
芸能界やファション界の人たちの名前が頻繁に出てくるので、興味深く読んでいます。
以前 NHKの朝ドラでも、コシノさんのお母さんの人生記をやっていましたので、その記憶を
たどりながら、読むとコシノ家の家風や性格が知れて面白いです。
今日は、グループサウンズのタイガースの服装のことが出ていました。
一世を風靡し、女性をとりこにした沢田研二のミリタリールックなどもコシノ氏のデザイン
でした。(たぶんビートルズのイメージが原型と思っています)
ブームの背景にはいろいろな仕掛けがあるようで、主役がいるだけでは成り立たず、脇役
や裏方の存在も相当大きいのが行間に表れていました。
主役を売り出す方向性が決まれば、曲目、歌い方、振りのつけ方、服装、化粧、表情・・・
微細の部分まで計算するのだろうと予測できました。
先日の吉本騒動やジャニーズ事務所の騒動でも、芸人や歌手の言い分も分かりますが、
裏方で苦労していた人たちのことがなおざりになっているようで、もうちょっと芸人も
謙虚になるべきでないかと思ってしまいます。
一人のスターに作るため、服装、出場場所、回数、・・・コシノ氏のステージ衣装の話
の内容で、予測すると裏方の仕事の重要性、役割の大きさが分かります。
人気がでると、自分の実力だと勘違いして、周囲の人たちへの恩を忘れてしまい、ある時
に足元をすくわれ、都合の悪い状態に陥り、自分は無実とか運が悪いとか言っている人
たちも見ます。自分の傲慢さや謙虚心不足に原因があるような気がいたします。

新聞紙上ではコシノさんの顔写真が出ません。週刊誌などでコシノさんの化粧や服装を
拝見すると、唇をあれほど強調しなくても、髪型ももっと女性らしくなどと思います。
本人からすると、『貴方には関係ない、これがおしゃれというのよ。』と叱られそうです。
私はおしゃれと奇抜の境目が分からず、自分の服装もほかの大多数の人と同じもので、
出来るだけ目立たないようなものを選ぶので、超個性的というスタイルの評価が分かりま
せん。
コシノさんは私の感覚では、奇抜な人に入ります。
でも彼女の個性を周知させるには、あのような服装、化粧でないとだめだったのでしょう。
仕事の成功のためには、自分の個性を外見から形造る必要もあるのだろうなと感じ入って
います。
8月中が連載期間なので、今後の展開が楽しみです。

令和元年7月11日  木の上の軍隊

テレビ相棒に出ている山西 惇さんの演劇『木の上の軍隊』を観劇してきました。
故井上ひさしさんが立ち上げた劇団『こまつ座』の上演でした。

終戦間近の沖縄県にある伊江島が舞台です。
ほぼ全滅に近い伊江島の戦い、戦闘を逃れ、大きなガジュマルの木に潜み、敵を意識しなが
ら暮らす、二人の兵士の帰還までの物語です。
舞台には大きなガジュマルの木、リスが暮らすような状態の木の洞窟が二人の会話の場所。
木が立っている状態(舞台では少し斜めになっている。)での動き、会話なので相当に重労働
だと思います。
舞台が変わることもないので、ほぼ二人の会話と動きだけ。
休憩なしの1時間50分。

建前上だけ戦闘のポーズをする。敵との実力さは二人とも認識、援軍の到来のみ待ち、見つ
からないように暮す。
見栄と体裁と本能とが混ざり合いながら、葛藤。それを面白、おかしく表現する。
井上ひさしさんの劇は、笑いあり、笑いながら考えさせられるところあり面白い。
二人は戦友。しかし自分が生き延びるためにお互いを裏切りそうになる。
戦友を殺しても食料を確保し、自分だけが生き延びよう。
深刻な場面なのだが、喜劇。
最後は終戦が分かり、二人は本国に帰還します。
ただその後二人は再会することはなかったという言葉で結ばれました。

生への執着心の葛藤劇、そして生き残った時の恥、二人は再会することがなかったという
結びの言葉に人間の本性がテーマであると私は感じました。
その状況を作り出したのが、戦争ですから反戦という人もいますが、人間の本能、本性が主
テーマと言った方が的を得ているんじゃないかなぁと思いました。

登場人物は兵士二人、進行の語り部一人、バックミュージックのバイオリン奏者一人。
存在感のあるガジュマルの木。
最後にガジュマルがさらに上部に立ち上がり、2階観客席に相対するような位置まで
動いたのに、観客、大喜び。サプライズでした。
久しぶりに見ごたえのある演劇を観賞できました。

令和元年6月13日  こ の 頃

高齢者の自動車事故、二次被害。
考えられないような事故が相次ぎます。そして二次被害を伴っております。
事故の内容を観察すると、運転未熟というだけでなく、運転を未熟にした病気に原因が
あるように思えます。
血管障害、脳障害が運転中に突然発症して、自己コントロール不能状態になり、事故に
繋がった。そんな状況もうかがえます。
自分でも自制ができない状態のことを考えると運転するのはいかがなものかと思って
しまいます。
車がないと仕事にならないので、ここしばらくは、健康管理を十分にして、安全運転、特に
右折するときには、直進車を優先させ、大丈夫だろうの先行右折は絶対にしないようにしよう
と思っています。
また、子供への殺傷事件、子供への虐待。
いやな事件が続きました。
なぜ、弱者にそのような暴力をするのか。社会で監視、管理できないのか、腹立たしく
思います。
以前にも述べましたが、個人情報保護が行き過ぎ、他人に関与することが悪いことだという
風潮が強すぎます。
人間は社会的動物なのですから、もっとプライバシーを緩めて人に関心を寄せ、善悪をみんな
で、監視したり、讃えあったりしてもいいと思います。
昔は『小さな親切運動』とかいうのもありました。
小さな親切が、大きなお節介というケースもあったと思います。
そのマイナス部分にだけ目を向けて、マスコミが要らぬ情報で煽るものですから、誰もが
関与しなくなり、他人に無関心な世の中になりました。
災害が起きた時だけ、ボランティア活動の報道をして、見える時だけ活躍する。
それも大切でしょうが、非日常の活動でなく、日常の思いやりや親切にこそ、事故や事件を
少なくするキーポイントがある気がしてなりません。
マスコミには、負の情報がニュース価値になるからそれに特化しがちです。
小さな親切、小さな思いやり、小さな親孝行、こんなことに目を向けて、それを讃え、報道し
社会の精神文化度の向上に努めてもらいたいと願っています。

先日、ご契約いただいたお客様が私のブログを見ているとおっしゃられ、『最近はアップして
いないですね。』とお叱りを受けました。
写真で表現することもなく、思いつくままを長々と書くブログなので、まさか見ている人が
いると思っていませんでした。
しっかり書かねばと気持ちを引き締めています。

平成31年4月28日 テロ

平成もあと3日、昭和の終わるころ、天皇陛下の病状がいつも流され、みんな心配し、日本国
全体に自粛ムードが漂い、派手な行事を慎む空気になっていました。
今回は日本の新しい何かが始まるような明るい雰囲気があり、平成天皇が良い決断をされた
と思っております。
平成天皇、美智子妃殿下がなさったことがテレビで放映され、そのたびに感動を深くしています。

先日スリランカでテロがありました。
犯人はイスラム国らしいのです。なぜこのような暴挙をするのか腹立たしくなります。
思想、信条、宗教の違いが、テロの原因なのでしょう。それぞれの違いを他人が干渉して、気に
食わないから、テロをする。それも無関係の人々を巻き添えにして、世間を戦慄させる。
考えと行動があまりに自分勝手で許されるものでありません。
テロには武器、弾薬がつきもので、これらをどこから誰が調達するのか、販売する側の倫理は
ないのか。
戦争なども武器商人がビジネスのために仕掛けていると言われたりもしますが、本当にそうだ
とすれば卑劣極まりない倫理観です。
昔、インドがイギリスより独立するため、ガンジーが無抵抗主義でを貫き、独立を成功させたという
美談があり、小学校時代その思想が素晴らしいと社会が言っていたのを記憶しています。
無抵抗主義イコール平和主義のような風潮だったのでしょうが、そのインドもパキスタンとの戦
争のために核を持ち、平和を維持するために武器がいるということが現実になっています。
日本の周辺では、北朝鮮、中国が核やミサイル、海軍、空軍で日本に脅威を与えています。
相手が武器を持てばこちらも相応の武器装備が必要、無抵抗主義は通じない。
現実にはそうでしょう。
しかし、戦争になれば双方に被害があり、多数の人々が死ぬ危険があるのですから、人間の
知恵で何とかならないものかと思います。
テロも宗教的理由があるのなら、宗教団体で協議できないのか、コップの中の争いで人が傷
つき、家族が悲嘆にくれるようなこと絶対にしてはいけないと思います。
先日宇宙のブラックホールの撮影に成功したというニュースもありました。
地球という星の存在を大銀河、大宇宙という観点でみると、小さな争いなどせず、助け合って
生きていくことの方がずっと有意義だと思います。
神から授かった命をテロや戦争や事故で失うことなく、寿命の通り生きていくことが大切と思う
この頃です。
次回からは令和になります。平成の年代に感謝です。

平成31年3月10日 カルロス・ゴーン氏

ゴーン氏拘束されて108日、先日10億円で保釈されました。
弁護士は無罪請負人の弘中氏がなるとのことです。
私にとっても、一般の人にとってもあまり関係ない出来事なのですが、世界を股にかけて
いる企業のことと、あまりにも大きな金額のことなので、世間の耳目を引き寄せています。
一方は背任横領、片方は言いがかり、罠だと言っています。
どちらが正しいのか分かりません。
一方は有罪、片方は無罪。
法律で争う。
どちらにしても見苦しいこと、この上のない事件です。
一般の我々から考えると、あれほど給料をもらっているのだから、不正まがいのことまで
しなくても・・・と思いますが、人間の欲には際限がなく、金持ちになればなるほど強く
なるのでしょう。
地位が上がり、権力を手にし、金が入る。
トップの責任は大きいから、しかるべき給料をもらい、一般社員よりもいい車に乗る。待
遇もよい。
責任の大きさと対外からの見られ方、また社員のあこがれもあるでしょうから、ある程度
のゴージャスは容認すべきと思っています。
しかし、権力で自己の利益確保や横領まがいの処理をやれば人間の恥です。
ゴーンさんがやっているかどうかまだわかりませんが、限りなくグレーでしょう。
グレーと有罪は違うというのが、ゴーンさん側の方針でしょう。

明治の時代、日本海軍を創設した、山本権兵衛という大臣がいました。海軍大臣や首相を
何度も務めた人と記憶しています。
その人の行った事業や政治がすべてうまくいったわけではありませんが、何度もその職に
就いたということは相当に人望があったのだと思います。
非常に質素な生活をし、靴下などもツギハギだらけのものを着用していたと小説には書い
てありました。
自分の生活よりも、『公』のためという意識で人生を送ったということです。
このような傑物は、出てこないと思います。
明治の時代、国も個人も貧しく、他国から侵略されるかもしれないという危機感が素晴ら
しい人材をを輩出したのでしょう。

昔、日本人には恥がありました。
『こんなことしたら、人から笑われる。』
『人に迷惑をかけたら、いかん。』
『卑怯なことをしたら、恥だ。』
今は法律違反でなければO.K
法律が基準、恥が基準ではありません。
なんとなく、情けない気がします。
ゴーン問題で現代の価値基準が少しだけでも昔に返れば・・・と思っています。

平成31年2月7日 いじめ、虐待

平成もあと3か月、1月もあっという間に過ぎ、4月までもすごい速さで進んでゆくのでしょう。
最近という言葉でなく、近年といった方が適切だと思いますが、抵抗できない子供や弱者に
対して死に至るまでの虐待が頻発しています。
子供が生まれた時に、期待を持って子供の名前を付けたと思うのですが、その子供をなぜ
虐待するのか、周りの人が助けられなかったのか、悲しみを通り越して、憤りを感じます。
今日ほど報道が進化していなかったから分からなかったのかもしれませんが、昔も虐待は
あったのかもしれません。
ただ、私の周辺ではありませんでした。
親から叱られたり、体罰を受けたことはありました。叱られる理由は子供も分かっていました。
理由なく叱られるということはなかったと思います。
次はこのような事をしたらダメなんだと学習し、徐々に社会性をつけていったのだと思います。
理由なく虐める。自分の感情で無抵抗の人間をいじめる。これが虐待です。
昔は近所の人の内容は全員が知っていました。
お父さんはどこで働いている、あそこはお百姓さんをしている、兄弟が何人いて、どこの学校に
行っている。あそことあそこは親類だ。
それで煩わしいこともありましたが、事件の発生は社会の眼があるため防げたこともあったと
思います。
生活状態まで分かっていたようで本当にオープンでした。
子供会があり、婦人会があり、季節季節の行事をみんなで行う。
時々警察官が訪ねてきて、家族状況の調査をする。
家が分からなければ、警察に行けばどの家でも教えてくれました。
今は個人情報の関係で家すら教えない。
交番さえ襲撃の対象になるのですから、警察官も命がけです。
気軽に交番に場所を教えてもらうような環境を作れば交番に人の出入りが多くなり、襲撃され
る様な事も無くなるのでは思います。
警察官と一般人との間も遠くなっている。
近所の人同士の関係も遠くなっている。
コミニュティが大事、大事と言いながら、個人情報保護法やプライバシーを守る観点から、コミ
ニュティができない。
親も、近所の住人も、教員も、教育委員会も、警察も、そして赤の他人である我々も、法律に
抵触するからだんまりを決め込む。
本当は法律を上回る人間の倫理、モラルがあるのに、法律に抵触するからと思ってしまう。
事件が起き、抵抗できない人の被害が発覚してから、あれこれ理想論を述べる。
理想論は一方向からの観点で考えるからできるので、多方向、無限大方向から考えれば矛盾
の山になる。
その解決には何かを犠牲にしなければならない。
個人の権利、個人のプライバシーが行き過ぎていると思っています。
公共のためには個人の権利はもっと制限されなければ虐待は無くならないと思います。
社会で子供を育てるのであれば、それぞれの親の監視を社会がすべきと思っています。
権力、威力を使ってでも、弱者救済が大切です、これ以上子供の犠牲者を出してはいけません。

山上憶良の歌に
     『銀(しろがね)も、金(くがね)も、玉(たま)も なにせむに
                 まされる宝、子にしかめやも」
中学校時代に習った和歌ですから字句は間違っているかもしれません。
子供が一番の宝だから大切にしないといけない。
なぜか、印象に残っています。

平成31年1月6日 平成最後の新年

社長ブログを細々続けていましたが、SNSの引き合いを多くするためブログ等も見直した方が
良いとの専門家の指摘があり、私のブログを一時中断していました。
広告的には専門家の指摘の方が正しいかもしれません。しかし東宝ホームの社長としての考
え方や意見を述べるのも広告を超えて大切であるし、人の評判だけ気にして会社を運営する
のもおかしいのでは・・・・と思い再開することにしました。

先般天皇陛下のお誕生日に陛下からのお言葉がありました。
皇后陛下に感謝を述べられる部分で陛下が声を詰まらせ、お聞きする我々も思わず涙が
出そうになりました。
陛下はご自分の人生を旅に例えられ、人生の旅に皇后が同伴してくれたことを衷心から
感謝していらしゃいました。
素直に率直にお気持ちを述べられ、内容も表現も感動いたしました。
天皇陛下の先生であった小泉信三先生の事もテレビで放映されていましたので、教育の内容
とその後陛下自身が歩んできた道が同調していることがよく分かりました。
小泉先生が天皇陛下に伝えた言葉で「天皇家を存続させるための教育でなく、日本人の気持
ちを求心させ、日本を存続させるために天皇家は必要なのだ。」言ったくだりがありました。
小泉先生が民主天皇、象徴天皇の大テーマを提示し、具体策を天皇陛下ご自身が実行に移
されました。
実行に移す時、相談したのは皇后陛下だったのでしょう。
皇后の意見、反応で決断されたのだと思います。
震災現場の出向き、被災者を励まし、そのお姿は日本人としてあるべき方向と姿勢を示して
くれました。
そして、象徴天皇としての在り方は完成していったのだと思います。
天皇陛下、皇后陛下、素晴らしいご夫婦、まさに日本の父、母です。

私共のような小さい会社でもいろいろ決心する時には、誰にも相談できず、独り言のように
家内に打ち明けその反応で事を進めてまいります。内容の大きさは天皇陛下とは比べようも
ありませんが伴侶の存在は大きく有難いと思っています。
今年もいろいろ起きると思います。
色々あるのが人生で、それを予想してビクビクするよりも、『何事も受けて立つ身の不動心』
元気にやってまいりたいと思っています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ・資料請求