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新築時にチェック!湿度による結露やカビ・シロアリから家を守る方法

湿度が高いと、ベタベタした空気がまとわりついて不快ですよね。
結露が見えないところに発生すると、シロアリ被害など家の内部に問題を引き起こすことも。
人だけでなく、家にとっても湿気は大敵なのです!

今回は、大切な家を湿気から守る方法と、見えない部分の結露対策をお伝えします。
新築時にしかできない対策もありますので、これから家を建てる方はぜひ最後まで目を通してくださいね。

結露とは?なぜ発生するの?

まずは結露がどのような現象か、なぜ発生するのかを詳しく解説しましょう。

結露とは?

結露とは、暖かい空気の中にある水蒸気が、外気によって冷えた窓に触れて水滴に変わる現象のこと。
窓以外にも、湯気でメガネが曇ったり、冷えた飲み物を注いだグラスの周りに水滴がついたりする現象も結露です。

結露が発生するメカニズム

空気に含むことができる水蒸気の量を「飽和水蒸気量」と言います。
飽和水蒸気量は空気の温度によって異なり、暖かいほど多くの水蒸気を含むことができます。
ちなみに天気予報などでよく耳にする「湿度」は、この飽和水蒸気量に対して、実際にどのくらい水蒸気が含まれているかの割合を表しているんですよ。

そして結露が発生するのは、この飽和水蒸気量が一定を超えたとき。
室内の暖かい空気が外気で冷やされた窓に触れると、温度が下がりますよね。
温度が下がると飽和水蒸気量も減少するため、空気に含むことができなくなった水蒸気が結露として現れるのです。

つまり室内と外の気温差が大きいほど、「結露が発生しやすい環境」であると言えます。

快適な湿度環境とは?

「快適」と言われている湿度の目安は40~60%。
しかし梅雨のジメジメとした時期には、60%を越えることも珍しくありません。
洗濯物を部屋干ししたり、料理をしたり、呼吸や汗などによっても湿度は変化します。

また同じ温度の部屋でも、湿度が高いほうが蒸し暑く、湿度が低いとからっとした暑さになるなど、湿度が違うだけで感じ方は異なります。

このように、湿度は人の暮らしやすさに大きく影響するのです。

 

湿度が高すぎるとどうなる?

湿度が高すぎると、人や家にとってデメリットをもたらします。

体への悪影響

湿気がベタベタとして不快な気分に。
それだけではなく、湿度が高すぎると汗が蒸発しにくいため、体をうまく冷やすことができず熱中症の原因となることもあります。

アレルギー症状の原因にも

湿度が高すぎると、カビやダニが発生しやすくなります。
カビやダニは、喘息やじんましん、鼻炎、皮膚炎といったアレルギー症状の一因にもなるため要注意です。

壁紙や家具への悪影響

空気中の水分が多い梅雨には、窓に水滴としてついてしまいます。
壁にシミができたり、窓周りの建材が劣化したり、家具のカビの原因になることも。

シロアリ被害の原因にも

「シロアリは70~80%の湿度を好む」という研究結果も。
絶対に避けたいシロアリ被害ですが、湿度の高い家では起こる危険があるのです。

 

耐震性にも影響するシロアリ被害

シロアリ被害のこわいところは、家の耐震性にまで影響すること。
結露が発生するのは、見えるところだけではありません。
見えない部分の結露は、構造材や断熱材の腐食や老朽化の原因となります。
ジメジメが大好きなシロアリによって、家を支える重要な部分にまで被害が及び、家の強度を弱めてしまうのです。
結露や湿気への対策で、シロアリ被害を食い止めることが地震対策へとつながります。

 

今すぐできる湿気・結露対策

結露が家に与える影響を知ると、すぐにでも対策をしたくなりますね。
ここでは、今すぐできる6つの湿気・結露対策をご紹介します。

  • ・こまめに換気する
  • ・室内干しを避ける
  • ・除湿機やサーキュレーターを置く
  • ・電気ヒーターやエアコンを使用する
  • ・除湿剤を置く
  • ・家具は壁から少し離して置く

窓の結露を防ぐためには、こまめな換気が大切です。
家の中に湿気がこもらないように、1時間毎に10分程度窓を開けて換気をしましょう。
窓と一緒にドアも開けると、空気の通り道ができて効率的に換気できますよ。

梅雨時期など天気が悪い時は室内に洗濯物を干す方も多いと思いますが、室内干しは結露が発生しやすくなるためできれば避けたいところ。
浴室乾燥がある場合は浴室乾燥の使用がおすすめですが、どうしても室内干しをする必要がある場合は除湿機やサーキュレーターを活用しましょう。

冬場の暖房器具は、電気ヒーターやエアコンがおすすめ。
石油ストーブやガスファンヒーターは使用中に水蒸気が発生するため、結露に悩んでいるのであれば控えたほうがいいでしょう。

クローゼットやシューズボックス、キッチン収納部、床下収納などの湿気がこもりやすい場所には、除湿剤を置く方法も効果的です。
家具は壁から少し離すと、空気の通り道ができてカビの防止に役立ちます。

 

新築時にできる湿気・結露対策

安心して住める家づくりのためには、新築時の湿気・結露対策が大切です。
ここでは、新築時にできる湿気・結露対策を3つ紹介します。

対策1.調湿効果のある壁材を使う

湿気・結露対策として、調湿効果のある壁材を取り入れる方法があります。
調湿効果のある代表的な壁材は、次の3種類です。

・珪藻土の壁:藻類が海底で化石になった堆積物を使った壁材
・漆喰の壁:消石灰を利用した壁材
・シラス壁:火山灰を利用した壁材

湿気をしっかりと吸収し、カビが繁殖しにくいという性質があるシラス壁は
3種類の中でも特に調湿・消臭効果に優れており、マットな質感も魅力です。
このほかにも、建材メーカーが調湿機能がついた壁材を出しているのでチェックしてみてください。

対策2.家の断熱性能を高める

結露は、家の外と中との温度差や、余分な湿気が冷やされ行き場を失うことで起こります。
したがって結露対策には、家の断熱性能を高めることが重要です。
断熱性能の高い家は1年を通して気温差が少ないため、湿気がこもりにくい快適な住環境をつくることができます。
外気の影響をうけやすい窓を高スペックなものにすれば、断熱性能はさらにアップするでしょう。

東宝ホームが採用しているのは、柱などの構造材ごと家を守る「外張り断熱」。
屋根に沿って断熱材を施すため魔法瓶のような構造になり、家全体の温度のムラができにくく、結露から家を守ります。

対策3.床下や壁内などの見えない部分も対策する

ジメジメとした湿度が高い環境が大好きなシロアリは、床下や壁内などの見えない部分に発生します。
床下や壁内は湿気がたまりやすいため、常に空気を循環させて空気の通り道をつくることが大切です。
見えない部分もしっかりと湿気対策して、さらに万全な体制をととのえましょう。

東宝ホームが開発したハイブリッド・エア・コントロールシステムは、室内だけでなく、床下、壁内、小屋裏など家全体の空気を循環させるシステム。
壁内にも常に空気が通るため、湿気がたまりません。
見えない部分の湿気や結露による被害を防ぎながら、よりよい空気環境をつくることが可能です。

さらに東宝ホームでは、ダブル通気工法とよばれる工法で、壁の外側と壁の内側、両方に空気を循環させています。
壁の中をしっかり通気し、シロアリを防ぎながら家を長持ちさせます。

 

東宝ホームで建てる年中さらさらとした快適な住まい

快適な暮らしを実現するために欠かせない、家の湿気・結露対策。
新築時のしっかりとした湿気・結露対策は、シロアリを寄せつけない家づくり、地震に強い家づくりにもつながります。

家づくりをこれからはじめる方はチャンス!
モデルハウスを見学するときは、部屋の空気環境だけでなく、普段は見えない壁内の環境にも注目することがポイントです。
家の構造部分をパネルで分かりやすく提示しているところも多いので、その辺りもしっかり確認しておくと安心ですね。

東宝ホームでは、ハイブリッド・エア・コントロールシステムや外張り断熱を組み合わせることで、見えない部分まで家を守りながら、梅雨もサラっとした空気環境の住まいを提案しています。

モデルハウスや宿泊体験場で、深呼吸したくなる空気を体感してみませんか。

 

 

 

2023.04.03 17:54