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ご家族が何十年という長い人生を、安心・安全に住める家について解説する連載。
前回の「地震に強い家とは?地震対策4つのポイント【安全な家連載Vol.2】」では、東宝ホームの4つの地震対策についてご紹介しました。
東宝ホームの地震対策は、万全な地盤調査・ベタ基礎・JWOOD工法に加え、制震装置『H.E.A.R.T』を備えているのが大きな特徴!
今回はこの制震装置とはどんなものなのか、わかりやすく解説していきたいと思います。
制震装置とは、地震の揺れを吸収する装置のこと。
大きな地震がきても建物が揺れにくくなることで、建物が壊れたり家具が倒れたりするリスクをぐんと下げることができます。
どんな住宅会社で建てても、一定の「耐震」は備わっています。
しかし耐震は、建物を強くすることで地震に「耐える」対策です。
構造そのものへのダメージは大きく、長く続く余震や新たな地震のときに、本来の性能が発揮できない可能性もあります。
ここ数年で「制震(建物を揺れにくくする)」もずいぶん認知度は高くなってきました。
しかし建築基準法に明確なルールがあるわけではないので、住宅会社やお施主様自身で考えて導入しなければなりません。
一口に「制震装置」といっても種類があり、揺れを吸収するしくみもさまざまです。
では、なぜ制振装置で揺れを吸収できるのでしょうか?
ここでは、3つの制振装置の特徴を紹介します。
ゴムが伸び縮みすることで、揺れを吸収する制震装置です。
普通のゴムではなく、エネルギーを吸収しやすい特殊なゴムが使われています。
筒の中にオイルが入った制震装置。
揺れるとオイルの中をピストンが往復して、揺れを吸収するしくみです。
金属でできたシンプルな制震装置。
揺れで金属が曲がると、熱エネルギーに変換して揺れを軽減します。
東宝ホームの制震装置『H.E.A.R.T』は、ゴムダンパーの一種。
高い性能が認められ、熊本城再建にも『H.E.A.R.T』と同タイプの制震ダンパーが採用されています!
開発は、100年の歴史を誇り、多くの制震ダンパーを手がけている「住友ゴム」さんなので安心ですね。
ここからは、東宝ホームの制震装置『H.E.A.R.T』の4つの特徴を見ていきましょう。
『H.E.A.R.T』に使われているのは、普通のゴムとは少し違う「高減衰ゴム」というもの。
普通のゴムボールを上から落とすと、ポーンと跳ねますよね。
一方、高減衰ゴムのボールは同じ高さから落としても、一切跳ねることがありません。
これは運動エネルギーを熱エネルギーに変えて、吸収しているからです。
この性質を使って、『H.E.A.R.T』では地震の運動エネルギーを熱エネルギーに変換して、揺れを抑えています。
では実際にどのくらい揺れを吸収するかというと「震度7の揺れ幅を最大89%吸収」。
京都大学防災研究所の実験では「熊本地震の前震+本震レベル」で揺れを2回加えても、建物が倒壊しませんでした。
きちんと効果が実証されたため、同タイプの制震装置が熊本城の再建でも採用されたのです。
ゴムと聞くと、なんとなく「熱で変形しそう」「切れちゃいそう」そんなイメージはないでしょうか?
確かに一般的な制振ダンパーは、何年かに1度、点検や部品交換などのメンテナンスが必要です。
しかし『H.E.A.R.T』の高減衰ゴムは60年間性能をキープ!そんな試験結果がでています。
一度つけてしまえば、めんどうなメンテナンスが一切不要なのもうれしいですね。
制震装置『H.E.A.R.T』は小型のダンパーなので、構造面材や筋交いと併用が可能!
サイズが大きい制振ダンパーだと、開口部を塞いでしまったり、間取りの邪魔になったりしますが、『H.E.A.R.T』ならその心配がありません。
間取りの邪魔にならず、設計の自由度が高いのも、家を新築するときにはとてもうれしいポイントです。
東宝ホームのモデルハウスでは、制震装置『H.E.A.R.T』の実機を見ていただくことができます。
また東宝ホームの家は長期優良住宅が標準仕様で、優遇措置や補助金などのサポートもしっかり行っています。
そのほかにも住まいの安全性について、詳しく知りたいことがあればスタッフにお声がけくださいね!